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「もう・・・胸、いいでしょ・・・。」



さっきから私のほとんど膨らんでいない胸を砂川さんが揉んでいて、砂川さんの両手に自分の両手を重ねた。



「胸を揉まれても・・・ハァッ・・・全然気持ち良くないから・・・。」



私の胸のすぐ前にある砂川さんが呼吸を荒げているからか、さっきからずっと私の呼吸も乱れてしまっている。



「砂川さんもこんな胸を揉んでも・・・全然気持ち良くないでしょ・・・っ」



「俺は凄く気持ち良いよ・・・。
俺の胸とはやっぱり全然違う・・・。
凄く柔らかくて気持ち良い・・・ずっと揉んでいたい・・・。」



羽鳥さんのもっと大きな胸を揉んでいるはずの砂川さんがまたそう言ってくる。



「乳首・・・どんどん立ってくるね・・・可愛い・・・。」



「寒かったりしても立つから・・・。」



「寒い?」



「暑い・・・。
砂川さんの身体が凄く熱いんだもん。」



「純愛ちゃんの身体も凄く熱いよ。」



私の胸から視線を移すことなく砂川さんが会話をしている。
さっきからずっとこんな感じで。
砂川さんは何が楽しいのか私の胸をずっと揉み続けている。



「こんなことならもっと早く帰ってくれば良かったよ・・・。
純愛ちゃんから“男の人と凄く大切な予定がある”って聞いて、残業してきちゃったよね。」



「砂川さんの誕生日じゃん・・・。
だからこんなことを言えるのは今日かなって・・・あ、もう昨日か。
昨日かなって思った。」



「“凄く大切な予定”って・・・このことだったの?」



砂川さんが私の胸からやっと視線を移し私のことを見上げてきた。



「うん。」



「もっと早く言ってよ・・・。」



「会社だったから言えないでしょ。」



「連絡するとか・・・。」



「証拠になると嫌だから砂川さんと連絡はしない。」



「証拠って?」



「砂川さんが結婚する相手に見られるとダメでしょ?」



私の言葉に砂川さんはパッと顔を逸らし、私の胸をまた見た。



「純愛ちゃんは俺の心配なんてしなくていいから。」



少し怒っているような声でそう言って、口を大きく開き・・・



「・・・・・・ゎっ」



私の胸の先を口に含んできた。
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