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「謝って終わる話じゃない・・・っ」
「うん・・・。」
大声を出さなかったけど、久しぶりにモヤモヤモヤモヤする。
テーブルの上で握り締めた手を、勝也の手が優しく包んでくれた。
「眞砂先生・・・お父さんとお母さんの学校の後輩らしい。」
「後輩・・・?」
「お父さんのことがずっと好きで・・・追っかけ?ファン?みたいな感じだったらしくて。
でも、学生時代から母ちゃんと付き合ってたから・・・。
母ちゃん顔が派手だし性格もクセが強いから・・・目立ってたみたいで。」
そんな、思いもよらなかった話に、私は固まる・・・。
「毎日毎日、あんなに怒っていた理由が、眞砂先生にもちゃんとあったみたいだな!」
そう言って笑う勝也は・・・
格好良い・・・。
小学校3年生の時の“勝也”に、久しぶりに会えたような・・・不思議な感覚になった。
そして2人で見詰め合い、笑った時・・・
「あの・・・」
と、男性が私のテーブルの近くから声を掛けてきた。
「うん・・・。」
大声を出さなかったけど、久しぶりにモヤモヤモヤモヤする。
テーブルの上で握り締めた手を、勝也の手が優しく包んでくれた。
「眞砂先生・・・お父さんとお母さんの学校の後輩らしい。」
「後輩・・・?」
「お父さんのことがずっと好きで・・・追っかけ?ファン?みたいな感じだったらしくて。
でも、学生時代から母ちゃんと付き合ってたから・・・。
母ちゃん顔が派手だし性格もクセが強いから・・・目立ってたみたいで。」
そんな、思いもよらなかった話に、私は固まる・・・。
「毎日毎日、あんなに怒っていた理由が、眞砂先生にもちゃんとあったみたいだな!」
そう言って笑う勝也は・・・
格好良い・・・。
小学校3年生の時の“勝也”に、久しぶりに会えたような・・・不思議な感覚になった。
そして2人で見詰め合い、笑った時・・・
「あの・・・」
と、男性が私のテーブルの近くから声を掛けてきた。
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