【完】ムラムラムラモヤモヤモヤ今日も秘書は止まらない

Bu-cha

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翌日・・・




私は更衣室の鏡で、何度も首元を確認する。
襟をめくると、2つのキスマークが・・・
勝也に昨日付けられたらしい・・・。



「“ワンコ”おはよう。」



「おはよう、秘書!」



今日のワンコはご機嫌で・・・



「昨日、勝也の彼女が来てさ!」



「そっか・・・。」



心臓がバクバクと煩くなり、また「そっか」しか言えなかった。



「彼女と大喧嘩してた!」



それに・・・私は驚き・・・



「大喧嘩・・・?“シェフ”が?」



「勝也もかなり怒っててさ、あんなの初めて見たよね。」



「怒ること、あるんだ・・・。」



ワンコが満足そうに笑って、何度も頷いた・・・。



「勝也、どうやら別れ話を1ヶ月くらい前からしてたらしいよ!
なのに彼女が全然別れてくれなくて、しかも禁止されていたお店にも突然・・・“秘書”が帰ったすぐ後くらいかな?
お店にも来たから怒ってたね、かなり!」
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