お酒の暗闇の中で～元気side～『約束したでしょ？忘れちゃった？』本編の5話と6話の間の物語

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泣きながら、でも笑いながらそんなことを言われた。



「いやいや・・・俺、約束守れなかったからね。
だから付き合えなかったから。
本当にごめんね。」



めちゃくちゃ動揺しながらも笑いながら答えた。



グラスも一升瓶もお菓子もそのままだったけれど早くここから出なければいけないと思った。



そう思ったのに・・・



「私、小動物みたいですからね・・・。
全然大人っぽくないから、私にはそういう気持ちになれませんよね・・・。
リクルートスーツも脱いじゃったし、電気も付いてるし、お化粧も落ちてきちゃってるし・・・。」



泣きながら、でも笑いながらそんなことを言っている。



その姿を見て俺は素直に伝えた。



「めちゃくちゃ興奮してるから！！
好きな女の子の服を脱がせて興奮しない男なんてこの世界にいないでしょ！！」



爆笑しながら伝えると美鼓ちゃんは“好きな女の子・・・”と呟き、涙を流しながらも俺のことを真剣に見詰めた。



「私とエッチしてください。
そうしないと次に進めないので。」



やけに響く声で・・・。



俺のこの胸がドンッと大きく叩かれるような声で・・・。



それにより俺の鼓動が震えてくる声で・・・。



そう言われた・・・。