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自分でも信じられないほど心臓の音が響きまくってくる。
ドンドンと煩い心臓の音を聞きながら、ビジネスホテルの一室、1つしかない椅子に俺のことを座らせた美鼓ちゃんを見る。
美鼓ちゃんは上機嫌で荷物を漁っていて、その中から取り出した物を見て驚いた。
「これ!持ってきました!!」
「だから鞄が重かったのか!!」
俺は爆笑しながら“元気”と書かれた宝多米店の一升瓶を見る。
宝多米店、駿兄のお父さんが作ってくれた俺の名前が付けられた純米酒。
それを美鼓ちゃんが持ってきてくれた。
わざわざ“元気”を持ってきてくれた。
「“元気”、いっっっつもうちにあるんですよね!!」
「いつも・・・?」
「私が買ってきてからお母さんも妹も“元気”にハマってて、我が家でお酒飲むイコール“元気”を飲むになってるんですよ!!」
それには嬉しくなっていると、美鼓ちゃんがホテルにあったグラスとマグカップを持ってきた。
俺の方にグラスを置いてくれたけれど・・・
「ごめん、俺はお酒が飲めなくて。
母さんがお酒を一滴も飲めない人で俺にも遺伝したみたいで。
一口飲んだだけで真っ赤になって眠くなるんだよね。」
そう伝えた俺に美鼓ちゃんが自信満々な顔をした。
「“元気”、凄く飲みやすくて凄く美味しいですから!!
お母さんも妹もお酒をほとんど飲めないのにガブガブ飲めましたよ!!
それにどんなに飲んでも二日酔いにもなりませんでした!!」
「たしかに、宝多の純米酒は美味しくて二日酔いにならないって聞いたことがあるけど。」
「あと、的場製菓の新商品とよく合いそうで!!」
ルンルンと楽しそうにお菓子まで持ってきた美鼓ちゃんを見た後、俺の前に置かれたグラスに注がれた“元気”を見て・・・
美鼓ちゃんと乾杯をした。
ドンドンと煩い心臓の音を聞きながら、ビジネスホテルの一室、1つしかない椅子に俺のことを座らせた美鼓ちゃんを見る。
美鼓ちゃんは上機嫌で荷物を漁っていて、その中から取り出した物を見て驚いた。
「これ!持ってきました!!」
「だから鞄が重かったのか!!」
俺は爆笑しながら“元気”と書かれた宝多米店の一升瓶を見る。
宝多米店、駿兄のお父さんが作ってくれた俺の名前が付けられた純米酒。
それを美鼓ちゃんが持ってきてくれた。
わざわざ“元気”を持ってきてくれた。
「“元気”、いっっっつもうちにあるんですよね!!」
「いつも・・・?」
「私が買ってきてからお母さんも妹も“元気”にハマってて、我が家でお酒飲むイコール“元気”を飲むになってるんですよ!!」
それには嬉しくなっていると、美鼓ちゃんがホテルにあったグラスとマグカップを持ってきた。
俺の方にグラスを置いてくれたけれど・・・
「ごめん、俺はお酒が飲めなくて。
母さんがお酒を一滴も飲めない人で俺にも遺伝したみたいで。
一口飲んだだけで真っ赤になって眠くなるんだよね。」
そう伝えた俺に美鼓ちゃんが自信満々な顔をした。
「“元気”、凄く飲みやすくて凄く美味しいですから!!
お母さんも妹もお酒をほとんど飲めないのにガブガブ飲めましたよ!!
それにどんなに飲んでも二日酔いにもなりませんでした!!」
「たしかに、宝多の純米酒は美味しくて二日酔いにならないって聞いたことがあるけど。」
「あと、的場製菓の新商品とよく合いそうで!!」
ルンルンと楽しそうにお菓子まで持ってきた美鼓ちゃんを見た後、俺の前に置かれたグラスに注がれた“元気”を見て・・・
美鼓ちゃんと乾杯をした。
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