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「お父さんと話したよ。」
「え!!??先生凄いじゃん!!」
私が驚いていると、先生はいつものように優しい笑顔で笑いかけてくる。
「明日のお昼にはお父さんが帰ってくるから、それでも帰らなかったら警察に行くって。」
「警察・・・。」
一気に不安になり小さく呟くと、先生はいつものように優しい笑顔で私を見る・・・。
それに少し安心する・・・。
「元木・・・お兄ちゃん帰ってくるまで俺がいようか。」
先生がそう言ってくれる・・・。
それには首を横に振った。
お父さんに連絡をしてくれ、あとはお母さんの帰りを待つだけだしお父さんにも知らせることが出来たし・・・。
「先生、ありがとう。」
「ここまでしか出来なくて申し訳ないけど。
花火大会、そろそろ終わるね・・・。」
先生が時計を見ると、あと数分で花火大会が終わる時間だった。
部屋の中に大きな大きな花火の音が鳴り響く・・・。
凄い怖かった。
この花火の音がさっきから凄い怖かった。
「悠ちゃん・・・。」
先生が真面目な顔で私を見た。
私の目から涙が流れているからだと思う。
大嫌いな葛西・・・先生の弟でもある葛西が転校してから、私は久しぶりに涙を流した。
「え!!??先生凄いじゃん!!」
私が驚いていると、先生はいつものように優しい笑顔で笑いかけてくる。
「明日のお昼にはお父さんが帰ってくるから、それでも帰らなかったら警察に行くって。」
「警察・・・。」
一気に不安になり小さく呟くと、先生はいつものように優しい笑顔で私を見る・・・。
それに少し安心する・・・。
「元木・・・お兄ちゃん帰ってくるまで俺がいようか。」
先生がそう言ってくれる・・・。
それには首を横に振った。
お父さんに連絡をしてくれ、あとはお母さんの帰りを待つだけだしお父さんにも知らせることが出来たし・・・。
「先生、ありがとう。」
「ここまでしか出来なくて申し訳ないけど。
花火大会、そろそろ終わるね・・・。」
先生が時計を見ると、あと数分で花火大会が終わる時間だった。
部屋の中に大きな大きな花火の音が鳴り響く・・・。
凄い怖かった。
この花火の音がさっきから凄い怖かった。
「悠ちゃん・・・。」
先生が真面目な顔で私を見た。
私の目から涙が流れているからだと思う。
大嫌いな葛西・・・先生の弟でもある葛西が転校してから、私は久しぶりに涙を流した。
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