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「そうだ!これ、やるよ!」



エロ親父が渡してきたのは、タブレットだった。



「俺これから引き継ぎも始まるし、、新しい会社でも大変になるだろうし・・・
これあれば、連絡取り合えるだろ?」



エロ親父が差し出してくれるタブレットをしばらく眺め、首を横に振った。



「樹里、こういうのは貰えない。」



「貸すよ・・・。」



初めて、エロ親父がこういうことを樹里にしてきた・・・。
それに戸惑うし、なんだか泣きそうにもなる。



「こういうのは、ダメ。
樹里・・・こういうのは、受け取れない。」



「そうだな・・・俺こそ、ごめん。」



少し気まずい雰囲気の中、エロ親父がタブレットで何かをしていて・・・。
近くにある花壇を眺めなら、樹里は終わるのを待っていた。




少ししてから、エロ親父がタブレットの画面を見せてきた。




「大学にパソコンあるだろ?」



「うん・・・。」



「これ、樹里のアカウント作ったから。
これでログインしたら、俺とメール出来る。
今1件送ったから、これ俺のアドレスな?」



「うん・・・。」



「俺も送るから・・・たまにでもいいから、返事しろよ?」





エロ親父がそう言って、樹里のIDやパスワードを書いたメモを渡してくれた。






そのメモを見て、樹里はまた笑ってしまった。







エロ親父は、樹里のことが大好きらしいから・・・。
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