【完】ロリコンエロ親父(法務部長)から、ヘソ曲がりのおヘソを探されることになった※ロリコンではありません

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莉々子ちゃんがそう言いながら、エロ親父が書いた文字を見た。
そして、目を見開いた・・・。



その後、大笑いしていた。



大笑いながら、エロ親父の背中を何回か叩いていた。



エロ親父は不思議そうな顔をしていたけど、莉々子ちゃんにも見えたらしい。
ここまで沢山詰まっているから、莉々子ちゃんにも見えるはず。



返されたプリントの裏・・・“樹里”と書かれた文字をもう1度見る。



そこには、



書かれていた。



沢山詰まって・・・書かれていた。










樹里への“愛”が、沢山詰まっていて・・・
それは、溢れだしてしまっている。
そんな字が、書かれていた・・・。







「お姉ちゃんの字に似てる・・・。」




「樹里のお姉ちゃんに？」




「樹里のお姉ちゃんも、こういう字を書くの。
お兄ちゃんのことを想いながら書くと、こういう字になってた。」






樹里が好きな人は、樹里じゃない人を好きになる。
お父さんもお母さんも・・・
お兄ちゃんもお姉ちゃんも・・・






「エロ親父、覚えてる・・・？」




「なんだっけ？」




「何でもない・・・」









昔・・・本当に、昔・・・
エロ親父が“親父”で、樹里は小学3年生で・・・
その時、“赤い糸”の話をしてくれた。








“頑張って結ぶものじゃなくて、元々繋がっているもの”
“親父”だったエロ親父がそう言ってくれて・・・
樹里の小指とエロ親父の小指に、樹里の髪の毛が絡まったの・・・。








エロ親父を見上げて、笑い掛けた。








お姉ちゃんのことがあるけど、








もしかしたら・・・








もしかしたら・・・。