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ゆるして天使ちゃん
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天使ちゃんはクラスで1番かわいい女の子だ。学校で1番かもしれない。
彼女がほほえむと、あまりのかわいさに男子たちは正気を失って、鼻血ブーしたり、失神したり、天使ちゃんに抱きつこうとして突進し、取り巻きに殴り倒されたりする。
天使ちゃんはそんな男子たちを見て、くすっと笑う。
彼女の外見は天使のように美しいけれど、その心は悪魔なのではないかと、ぼくはひそかに思っている。彼女は男子をバカにして、からかってもてあそんでいるのではないだろうか。
そう思いながらも、天使ちゃんの魅力にはあらがいがたい。
彼女がにこりと笑うと、ぼくは彼女のげぼくになりたいとさえ思う。彼女の靴をなめてもいい。声をかけられたらきっと失神してしまうだろう。
あたりまえだが、天使ちゃんというのはあだ名だ。彼女の本名は色葉麻帆。この上なく整った顔をしているが、れっきとした人間の女の子である。
天使ちゃんは小学6年生だが、すでに自分の女としての魅力を自覚しているようだ。
その証拠に、男子に向かって意味もなくウインクすることがある。超絶美少女のウインクは破壊力抜群で、された男子は鼻血ブーしたり、失神したり、天使ちゃんに抱きつこうとして以下略。
天使ちゃんの無差別ウインク攻撃でクラスの男子はしかばねるいるいとなっている。もちろんそれはひゆで、本当に死ぬわけではない。それほどすさまじい攻撃だということだ。
ぼくもその攻撃を受けて鼻血ブーしたことがある。天使ちゃんは鼻の穴にティッシュをつめるぼくを見て、にひひ、と笑っていた。美しい悪魔だ、と思った。彼女は好意をしめすためにウインクするのではなく、男子のぶざまな姿を見て楽しむためにするのだ。
投げキッス攻撃も使う。その威力はウインクをりょうがしている。クラスの男子全員が討ち死にするほど強力だ。
色葉麻帆は天使の皮をかぶった悪魔だ。
そのことをぼくは身をもって思い知ることになる。
授業中に天使ちゃんが消しゴムを落としたときのことだった。
彼女は黒板を見つめていてそれに気づかず、後ろの席に座っているぼくは気づいた。
消しゴムをひろい、「天使ちゃん」と小さく声をかけた。
彼女は振り向き、美しく大きな目でぼくを見つめた。それだけでぼくは鼻血をひとすじたらした。左手を使ってティッシュで鼻の穴を押さえながら、右手で消しゴムを渡そうとした。
天使ちゃんは受け取らなかった。
彼女は声を出さずに口を動かした。
「あ・げ・る」と言っているように見えた。そして、彼女は前を向いてしまった。
ぼくは消しゴムを持ってぼうぜんとした。白い消しゴムの表面に黒いマジックで「いろはまほ」と書いてあった。
これをぼくに?
ぼくはうれしくなって、自分の筆箱に彼女の消しゴムを入れた。
天使からのプレゼント。宝物だ、とそのときは思っていた。
しかし、ぼくは彼女が天使なんかではなく、やっぱり悪魔だと知ることになった。
次の休み時間に、彼女は「消しゴムがなくなっちゃったー」と言って、探すふりをしたのだ。
あれ、あの消しゴムはぼくにくれたんじゃなかったの?
「たいへんだ、天使ちゃんの消しゴムがなくなった!」
「探そうよ、天使ちゃんの消しゴム!」
クラスメイト全員が天使ちゃんの消しゴムを探すさわぎになって、ぼくはあせった。
「天使ちゃんの消しゴムなら、ぼくがひろったよ……」と言って、ぼくは筆箱から彼女の探し物を取り出した。
天使ちゃんは顔色を変えた。
「伊藤くんがわたしの消しゴムを盗んでたー!」と叫んだ。
「えっ……?」
伊藤というのはぼくの名字だ。
「消しゴム、渡そうとしたよ? ぼくにくれたんじゃなかったの?」
天使ちゃんは後ずさり、ぼくから距離を取った。
「伊藤くん、わたしの消しゴムを盗んだのに、あやまりもせず、ごまかそうとしてる……」
彼女の顔面は青くなり、声と体はふるえていた。もちろんそんなのは演技だ。彼女がぼくをおとしいれようとしているのだと確信して、全身がこわばった。でも天使ちゃんが演技をしているとわかっているのは、ぼくと彼女だけだ。そしてもちろん、クラスメイトが信じるのはぼくではなく、かわいらしい天使ちゃんの方だった。
巨漢の竹田くんがつかつかとやってきて、ぼくをぶん殴った。
彼がぼくの机の上にある消しゴムをつかみ、天使ちゃんに渡した。
「ありがとう、竹田くん」と言って、天使ちゃんは彼の手を握った。竹田くんは失神した。
ぼくは殴られた頬を手で押さえながら、天使ちゃんを見ていた。悪魔め、と思った。
その後、ぼくは「どろぼう」のらくいんを押され、クラスメイト全員からモーレツないじめを受けることになった。
翌朝、教室に入って黒板を見たとき、ぼくはあぜんとした。
伊藤はどろぼう
と赤いチョークで書かれていた。
ぼくはあわててその字を黒板消しで消した。
「どろぼう」
「どろぼうの伊藤、おはよう」
「よく登校できたな、どろぼう」
クラスメイトからばとうされながら、ぼくはよろよろと教室を歩き、席についた。
「おはよう」と前の席にいる天使ちゃんが言った。彼女だけはどろぼうとは言わなかったけれど、にんまりと笑っていた。彼女はぼくのみじめなきょうぐうを楽しんでいるのだ。
「伊藤くん、あやまってよ」と言われたけれど、ぼくは悪くない。「ごめん」と言えばよかったのかもしれないが、ぼくはあやまらなかった。沈黙していると、天使ちゃんはうそ泣きをして、「伊藤くんがあやまってくれない……」とものすごく悲しそうな顔をしてつぶやいた。また演技をしている。
ぼくは再び竹田くんに殴られた。
それから、ぼくはクラスメイトからありとあらゆるいじめをされた。
無視された。持ち物を盗まれた。教科書にいたずらがきをされた。どろぼうは死ねとか、キモいとか、天使ちゃんにどげざしろとか、いろいろ書かれた。竹田くん以外からも殴る蹴るの乱暴をされた。「先生に言いつけたらもっとやってやるからな」と天使ちゃんの取り巻きたちから言われた。天使ちゃんとその取り巻きはクラスの空気を支配する権力者だ。学校に行きたくなくなったが、お父さんとお母さんに心配をかけるのは嫌だった。
ぼくは悪くないけれどあやまろう、と思った。もうそれしかない。
「天使ちゃん、ごめんなさい」と言ってぼくは頭を下げたが、彼女はつーんとして、「いまさらあやまられてもねえ」と答えた。謝罪は受け入れられなかった。悪魔の天使ちゃんはぼくをとことん追いつめるつもりなのだ。ぼくはあんたんたる気持ちになった。
天使ちゃんはみずからの手を汚すことなく、クラスメイトたちにぼくをいじめさせて、それをながめて笑っていた。
そんなことがずっとつづいて、ぼくは死んだほうがましだと思うようになった。
教科書に書かれた「天使ちゃんにどげざしろ」という汚い文字を見て、ぼくは発作的にどげざをした。
とある昼休みのことだった。
天使ちゃんの前で、ぼくは教室のゆかに頭をこすりつけた。
「ゆるして天使ちゃん」とぼくは言った。
彼女は黙っていた。
ぼくはおそるおそる顔をあげた。
目が合うと、天使ちゃんはにまぁ~っといやらしく笑った。
「ゆるせないなあ」と彼女は笑顔のままで言った。
人間の形をした悪魔がここにいる。
ぼくは「うわあああ」と叫んで、家に逃げ帰った。
次の日からついに不登校になってしまった。
天使ちゃんの姿はトラウマになって、ぼくの心に居座りつづけた。
不登校になって2か月くらいたってから、風のうわさで、別の男子が天使ちゃんのいじめの標的になっているということを知った。理由はささいなことのようだ。きっと彼女にはめられたのだろう。
ゆるせない。
ぼくは包丁をランドセルに入れて、ひさしぶりに登校した。
「伊藤くん、おはよう。心配してたんだよ」と天使ちゃんがいけしゃあしゃあと言った。
悪魔にせいさいを!
ぼくはランドセルから包丁を取り出した。
彼女がほほえむと、あまりのかわいさに男子たちは正気を失って、鼻血ブーしたり、失神したり、天使ちゃんに抱きつこうとして突進し、取り巻きに殴り倒されたりする。
天使ちゃんはそんな男子たちを見て、くすっと笑う。
彼女の外見は天使のように美しいけれど、その心は悪魔なのではないかと、ぼくはひそかに思っている。彼女は男子をバカにして、からかってもてあそんでいるのではないだろうか。
そう思いながらも、天使ちゃんの魅力にはあらがいがたい。
彼女がにこりと笑うと、ぼくは彼女のげぼくになりたいとさえ思う。彼女の靴をなめてもいい。声をかけられたらきっと失神してしまうだろう。
あたりまえだが、天使ちゃんというのはあだ名だ。彼女の本名は色葉麻帆。この上なく整った顔をしているが、れっきとした人間の女の子である。
天使ちゃんは小学6年生だが、すでに自分の女としての魅力を自覚しているようだ。
その証拠に、男子に向かって意味もなくウインクすることがある。超絶美少女のウインクは破壊力抜群で、された男子は鼻血ブーしたり、失神したり、天使ちゃんに抱きつこうとして以下略。
天使ちゃんの無差別ウインク攻撃でクラスの男子はしかばねるいるいとなっている。もちろんそれはひゆで、本当に死ぬわけではない。それほどすさまじい攻撃だということだ。
ぼくもその攻撃を受けて鼻血ブーしたことがある。天使ちゃんは鼻の穴にティッシュをつめるぼくを見て、にひひ、と笑っていた。美しい悪魔だ、と思った。彼女は好意をしめすためにウインクするのではなく、男子のぶざまな姿を見て楽しむためにするのだ。
投げキッス攻撃も使う。その威力はウインクをりょうがしている。クラスの男子全員が討ち死にするほど強力だ。
色葉麻帆は天使の皮をかぶった悪魔だ。
そのことをぼくは身をもって思い知ることになる。
授業中に天使ちゃんが消しゴムを落としたときのことだった。
彼女は黒板を見つめていてそれに気づかず、後ろの席に座っているぼくは気づいた。
消しゴムをひろい、「天使ちゃん」と小さく声をかけた。
彼女は振り向き、美しく大きな目でぼくを見つめた。それだけでぼくは鼻血をひとすじたらした。左手を使ってティッシュで鼻の穴を押さえながら、右手で消しゴムを渡そうとした。
天使ちゃんは受け取らなかった。
彼女は声を出さずに口を動かした。
「あ・げ・る」と言っているように見えた。そして、彼女は前を向いてしまった。
ぼくは消しゴムを持ってぼうぜんとした。白い消しゴムの表面に黒いマジックで「いろはまほ」と書いてあった。
これをぼくに?
ぼくはうれしくなって、自分の筆箱に彼女の消しゴムを入れた。
天使からのプレゼント。宝物だ、とそのときは思っていた。
しかし、ぼくは彼女が天使なんかではなく、やっぱり悪魔だと知ることになった。
次の休み時間に、彼女は「消しゴムがなくなっちゃったー」と言って、探すふりをしたのだ。
あれ、あの消しゴムはぼくにくれたんじゃなかったの?
「たいへんだ、天使ちゃんの消しゴムがなくなった!」
「探そうよ、天使ちゃんの消しゴム!」
クラスメイト全員が天使ちゃんの消しゴムを探すさわぎになって、ぼくはあせった。
「天使ちゃんの消しゴムなら、ぼくがひろったよ……」と言って、ぼくは筆箱から彼女の探し物を取り出した。
天使ちゃんは顔色を変えた。
「伊藤くんがわたしの消しゴムを盗んでたー!」と叫んだ。
「えっ……?」
伊藤というのはぼくの名字だ。
「消しゴム、渡そうとしたよ? ぼくにくれたんじゃなかったの?」
天使ちゃんは後ずさり、ぼくから距離を取った。
「伊藤くん、わたしの消しゴムを盗んだのに、あやまりもせず、ごまかそうとしてる……」
彼女の顔面は青くなり、声と体はふるえていた。もちろんそんなのは演技だ。彼女がぼくをおとしいれようとしているのだと確信して、全身がこわばった。でも天使ちゃんが演技をしているとわかっているのは、ぼくと彼女だけだ。そしてもちろん、クラスメイトが信じるのはぼくではなく、かわいらしい天使ちゃんの方だった。
巨漢の竹田くんがつかつかとやってきて、ぼくをぶん殴った。
彼がぼくの机の上にある消しゴムをつかみ、天使ちゃんに渡した。
「ありがとう、竹田くん」と言って、天使ちゃんは彼の手を握った。竹田くんは失神した。
ぼくは殴られた頬を手で押さえながら、天使ちゃんを見ていた。悪魔め、と思った。
その後、ぼくは「どろぼう」のらくいんを押され、クラスメイト全員からモーレツないじめを受けることになった。
翌朝、教室に入って黒板を見たとき、ぼくはあぜんとした。
伊藤はどろぼう
と赤いチョークで書かれていた。
ぼくはあわててその字を黒板消しで消した。
「どろぼう」
「どろぼうの伊藤、おはよう」
「よく登校できたな、どろぼう」
クラスメイトからばとうされながら、ぼくはよろよろと教室を歩き、席についた。
「おはよう」と前の席にいる天使ちゃんが言った。彼女だけはどろぼうとは言わなかったけれど、にんまりと笑っていた。彼女はぼくのみじめなきょうぐうを楽しんでいるのだ。
「伊藤くん、あやまってよ」と言われたけれど、ぼくは悪くない。「ごめん」と言えばよかったのかもしれないが、ぼくはあやまらなかった。沈黙していると、天使ちゃんはうそ泣きをして、「伊藤くんがあやまってくれない……」とものすごく悲しそうな顔をしてつぶやいた。また演技をしている。
ぼくは再び竹田くんに殴られた。
それから、ぼくはクラスメイトからありとあらゆるいじめをされた。
無視された。持ち物を盗まれた。教科書にいたずらがきをされた。どろぼうは死ねとか、キモいとか、天使ちゃんにどげざしろとか、いろいろ書かれた。竹田くん以外からも殴る蹴るの乱暴をされた。「先生に言いつけたらもっとやってやるからな」と天使ちゃんの取り巻きたちから言われた。天使ちゃんとその取り巻きはクラスの空気を支配する権力者だ。学校に行きたくなくなったが、お父さんとお母さんに心配をかけるのは嫌だった。
ぼくは悪くないけれどあやまろう、と思った。もうそれしかない。
「天使ちゃん、ごめんなさい」と言ってぼくは頭を下げたが、彼女はつーんとして、「いまさらあやまられてもねえ」と答えた。謝罪は受け入れられなかった。悪魔の天使ちゃんはぼくをとことん追いつめるつもりなのだ。ぼくはあんたんたる気持ちになった。
天使ちゃんはみずからの手を汚すことなく、クラスメイトたちにぼくをいじめさせて、それをながめて笑っていた。
そんなことがずっとつづいて、ぼくは死んだほうがましだと思うようになった。
教科書に書かれた「天使ちゃんにどげざしろ」という汚い文字を見て、ぼくは発作的にどげざをした。
とある昼休みのことだった。
天使ちゃんの前で、ぼくは教室のゆかに頭をこすりつけた。
「ゆるして天使ちゃん」とぼくは言った。
彼女は黙っていた。
ぼくはおそるおそる顔をあげた。
目が合うと、天使ちゃんはにまぁ~っといやらしく笑った。
「ゆるせないなあ」と彼女は笑顔のままで言った。
人間の形をした悪魔がここにいる。
ぼくは「うわあああ」と叫んで、家に逃げ帰った。
次の日からついに不登校になってしまった。
天使ちゃんの姿はトラウマになって、ぼくの心に居座りつづけた。
不登校になって2か月くらいたってから、風のうわさで、別の男子が天使ちゃんのいじめの標的になっているということを知った。理由はささいなことのようだ。きっと彼女にはめられたのだろう。
ゆるせない。
ぼくは包丁をランドセルに入れて、ひさしぶりに登校した。
「伊藤くん、おはよう。心配してたんだよ」と天使ちゃんがいけしゃあしゃあと言った。
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