ご主人様の枕ちゃん

綿入しずる

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Ⅱ‐回青の園

寝台ⅳ*

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 悶々としながらも朝を迎えて、そろそろ誰か様子を見に来る頃だなと思ったあたりだった。身じろぐ気配に振り返ると、主人が目元を擦って起き上がっている。首を回して深い息を吐くのは、少し疲れた雰囲気と見えたけれど。
「窓を開けて、医者先生を呼んでくれ」
 苦しいのか、どこか痛むのかと見上げると頭に手を置かれて、くしゃくしゃに髪を乱された。
「治ったと言っていいか確かめてもらわねば」
 いつもの調子の声と淡く笑む顔に嬉しくなって、夜明け前のことなど忘れて廊下へと向かった。夜と変わらぬ不寝番に頼む前に、廊下の向こうから医者先生と他の使用人たちが歩いてくるのが見えた。
 それからまた暫し、部屋はぱたぱたと忙しくなった。体温と喉を一応と確かめた医者の先生が頷いたのを皆で喜んだ後、主人はこの数日が夢幻だったかのように、顔を拭ったり朝食をとったりする合間に流れるようにあれこれ指示を出した。朝食も、数日ぶりに自身の手でさっさと食べ始めたので俺は特にすることが無く――ただ今日はちゃんと寝台の端にと指さされたので、落ち着いて座り事の成り行きを待っていることができた。
 まずは風呂の支度と着替えの用意。体も拭いて済ませていたから湯に浸かってさっぱりしたいんだろう。次にはハリュールに、今日もう一日は休みにするから彼も休むように、と。そう言いきってハリュールの了解の返事を聞き――誰かの名前を出して、見舞いの仕分けはその人にやらせるように、お前は休みだと念押しした。
 厨房には、昼にも何か食いでのあるものを用意してくれと伝えるように。汁物は少し飽いたのでパンに焼き物がよい、肉は鵞鳥か何か、卵はオムレツにして中身はチーズと挽肉を。果物は柑橘の甘い物を。
 なんて、いつもより事細かに伝える言葉に、腹が減ってくる。俺も食べさせてもらえそうだし、好きなものが多いからちょっと楽しみになってしまう。
 そうして言いつけて皆が仕事に向かっていき、ハリュールから二三仕事について告げられた後、急ぎの署名だけてきぱきとこなしたあたりで、風呂の用意が済んだ。それを見越した指示に違いなく、僅かな仕事が終わると主人はさっさと立ち上がって俺を呼んだ。
「お前は腹の中も洗ってこい。先に上がって支度をしておけ」
「えっ……あ、いえ、はいっ」
 飛んで来た追加の命令に驚いて声を上げてしまって取り繕う。とりあえずは屋敷より狭い浴槽の湯を冷まして――適温になった湯に浸かる主人のほうは他の使用人が泡を作り髪を洗い始めたので、俺は言われたとおりにするべくその場を離れた。
 ……これから抱かれるんだ。そう、元気になったから? でも病み上がりだし、一回くらいかな。
 腹を濯いで体を清めるのももう慣れた作業だ。だがそれ以上に、部屋に戻ってからを考えてしまうと気もそぞろで、いつの間にかという感じで終わっていた。濡れた髪をしっかりと拭き乾かし、香油を擦り込み、言われたとおり先に部屋に戻されても、落ち着かない。
 支度を、と――解しておけと言われたのは、久しぶりではないだろうか。主人が戻ってくる前にしてしまったほうがいいんだろうか。いいよな、多分、手間にならないようになんだろうし。つまり戻ってきたらすぐにってことだろうか。
 そう考えて探るように寝台に戻ると魔除けの朱色は消えていて、代わりに体を拭くのに使っていた水盆や大きめの水差し、手拭いが用意されていた。その横に白く練られた油の壷も。まさしく、これを使えってことに違いない。
 命じられたんだから早く準備しないと、と布団の上に座り込んで、姿勢に惑う。部屋の中には一人きりなのに何かすうすうとして、主人に見られているときとはまた違う落ち着かなさだ。結局、膝を崩してクッションに上体を預けて裾を捲り、尻を晒した。
「ん……」
 油を指に纏わせて、洗ったばかりのそこに押し込む。痛みや抵抗は特にない。どういう風に力を入れて、抜けばいいのかはもう体も覚えていた。意図せず声が出てしまったのに怯んで締めつけると、続きを期待するように腹の奥が疼いた。
 ――まずい。
 油を体の内側に塗りつけて、まだ足りないからもう一度掬い取り、少し入りやすくなったそこに運ぶように持っていく。二本揃えた指も簡単に入った。押しつけると広がって、指先が、届く。
「……っは、ぁ」
 また腹が、性器の裏側が絞れるように疼いた。
 気持ちいい。陰茎が擡げてきているのが分かる。静めないと、このままでは主人に見られてしまう、と思うのに、静め方なんて分からないし、それより尻を弄らなきゃいけない。支度をと命じられたから、手を動かして、主人が入れるようにしないと。でも触ると気持ちよくて、惑うほどに深みにはまるようなよからぬ感じがした。
「ぅん――っう」
 クッションに頬を押しつけて。もう一度油を足す。抜き差しし指を開いて肉を割る。これは仕事だからと言い聞かせるのに体は貪欲に刺激を拾って、早く済ませないとと思うけれど止めどきが分からない。結局そういうことは教えてもらっていない。
 気持ちいい、もっと欲しい。もっと、奥まで。それに他にも触れてほしいところが沢山ある。あの掌で、指で触れてほしい。接吻が欲しい。
 指を根元まで突っ込んで油を擦り込む。性器は完全に硬く上向いてしまって、息も上がってきた。もう少し、もう少し――と思って抜き差しを繰り返すのはもう、支度ではなくて。息と声を抑えて必死になって指を使った。
「っ……!」
 あと少し、で、と思ったところで扉の開く物音。縮み上がって慌てて指を抜き、服を整えた。手を拭ったところでこれからどうせ抱かれるのにと思いなおすが、それももう遅い。
 入ってきたのは主人一人きりで、それには安心したが――ほとんど見られただろう。視線を感じる。羞恥に顔が熱い。
「……支度できてます、ので、……その……どうぞ」
 何か言わないといけないと言葉を探して、細くそれだけ絞り出した。濡れた尻が情けなく、恥ずかしくて眉が下がるが、長く顔を背けていることはできなかった。
 クッションを背に追い詰められる。額に、鼻筋に口づけが降ってくる。まだ少し水を含んでいる黒髪が目の前で揺れ、石鹸と香油の匂いがする。三日ぶりの、元気な主人が戻ってきたという感じだ。
 唇が重なるとそれだけで震えが走った。軽く触れただけ、舌も触れてないのに。
 一枚きり身に着けた服が裾から捲られ、剥ぎ取られる。頭と腕を抜いて改めて見上げた、金色の瞳の強さにくらくらする。
「……忙しいついでに少し焦らしてやろうと思ったが、やれ」
 主人の呟く声が降ってくる。耳元に寄って、ちゅ、と接吻の音が混じる。それにも身震いして、何を言っているか理解するには時間がかかる。主人の温かい手が首輪を辿り、胸を探り、腹を撫でおろして――内側までぞくんと疼いた。足を割っておざなりに撫でて、油を塗っていたところに指が入ってくる。風邪なんか引いていなくても氷精憑きネ・モ・ヒエムには熱い、主人の熱。
「っん、うぁ……」
 自分の指とは違う。何もかも。指先が少し入っただけで堪らない感じがした。もっと触って、挿れてほしい。
「思ったよりも長くなった。まったく、風邪など何年ぶりだか。何度引いても、引くものではないな。何もかも儘ならん」
 囁く声に体の芯が震える。いつもは柔く探るような動き方をする指も、今日は解しているからもう遠慮なく進んでくる。ぬるついた中を開いて、裏側を押し上げた。
「私のほうが飢えた」
 それだけで鈴口から垂れたのが見えた。はくと息を食んで耐えようとするが、確かめるように撫でる指先にその意思は簡単に崩される。
 ごしゅじんさま、と呼びかけたのは声になりきらなかった。
「は、あ、っ――も、いきそ……」
「もうか?」
 笑う声だったが駄目だとは言われなかった。むしろ促すように指が動いて、つい逃げかける腰を追いかけてくる。クッションを握りしめて声の溢れそうな唇を引き結ぶと、指先が何度もそこを擦った。
「っ、ん! んぅ……!」
 閉じた視界がちらつくほどの快感。がくがくと体が震えるのが抑えられなくて、イってる、のに、指が止まらなくてまたイかされる。
「いいな、十分そうだ」
「っあ……」
 ぎゅうと締めつけていた指が抜かれて声が出る、その物欲しそうな響きに慌てて唇を噛んだ。揶揄はなく、縮めていた膝を開かされて、硬く膨らんだ物が押しつけられた。
 期待に肌が粟立った。今度は息を整える間もなく主人が入ってくる。
「あ……ああっ」
 圧されて、広がる。深い。気持ちいいところを押し上げ、俺の指なんかじゃ届かなかったところまで入ってきて、一杯に広げられる。
 ぞわ、と背に駆け上がる快感が怖い。
「っや、あ、んぁ……! あ!」
 引き抜かれる衝撃に身震いして、それが収まらないうちにまた広げられる。息が合わなくて締めつけてしまうと、一層に主人の形を感じて堪らなかった。
 何度も何度も腰が打ちつけられるのは体を捏ねられて、作り変えられているよう。見下ろす瞳さえ熱く、情けなく喘いでいるしかない様を見られていると思うとまた腹の奥がうねった。
「っは……」
 中で主人の陰茎がぐっと膨らむ感じがして、腰を押しつけて吐き出される。耳元で熱い吐息が解けた。動きが止んで少しだけ落ち着くと同時に、自分の息がうるさくて恥ずかしくなる。
 射精したならもう終わりだろうか。
 まだ物足りない、なんて思ってしまって、徐々に意識が追いついてきて焦る。病み上がりの主人にねだることなんてできるわけがないのに、体が治まらない。腹の中はひくつくし、勃起もしていて、もしかしたらする前より酷い。全然発散できてないどころか欲が増したようだ。
 金色と目が合った。欲を見透かされてしまうのではとどきりとする。動けないでいると綺麗な顔が寄ってくる。
「ん……っんん――」
 唇を食まれて、長く、舌を舐め溶かすほどに長く接吻された。脇腹も擽るように撫でまわされて息が乱れ、少し苦しいのに気持ちよくてぼうとする。
 主人が起き上がり離れてしまうのが寂しくて、下腹部が見えてしまうのも恥ずかしく、視線が揺らぐ。
「えぁ、な……っ?」
 不意のことに爪先が跳ねた。ぐと押しつけられた中がまた奥まで届いている。さっき確かに出したのに、硬い。
「なんだお前、一度で終わるとでも思ったのか? こんなにしている癖に終わる気でいたか?」
 笑いながら腰を抱えられ、足の上へと引き寄せられてさらに押しつけられる。深く貫く姿勢が苦しくて、縮こまって主人の服に取りすがった。
「あ――」
 張り詰めた陰茎に手が伸びて――温かい掌で包み込まれると、それだけでもう姿勢が崩れた。待ち焦がれた刺激。皮をずらして先端を揉まれて身悶える。だらだらと先走りが滲んで零れ、快感が強すぎて涙まで出てきた。
「待っ、て、ご主人様、あ、……っあ! や、あ」
 手が扱き始めると堪らず腰が揺れて、繋がったままのところから出された物と融けた油が溢れてきて音を立てる。手で弄る傍ら、戯れに突き上げられて息が詰まり膝が震える。
 中も外も気持ちいい。さっき求めていた全部が与えられて、もう、我慢など考えられなかった。
 許可のように口づけられて、勢いよく噴き出した物が主人の手と腹を汚す。搾り取られて身震いし、精液を擦り込むように揉まれてその心地よさに息が漏れる。
 これでもう落ち着ける、なんて薄らとだけ思ったが、甘い。主人の陰茎はまだ硬く、俺の中にあって主張しているのに。それにまだ――まだ足りない気がしているのに。
 もっと触れて、もっと使ってほしい。口には出せないけれど、確かにそう思った。
「ごしゅじんさま……」
 代わりにぽそと呟くと機嫌よさそうに目が細められた。頬を撫でられ、主人が再び腰を使い始める。馴染んだ尻を余さず擦って、内側から快感を引きずり出す。
 途中で姿勢を変えられて背後から貫かれるのも、首筋や背に接吻されるのさえ気持ちよくて、主人が達するまでに何度もイった。出すなと言われなかったのは幸い、また扱かれた陰茎はすぐに勃ってしまって、簡単に射精して、股座はどろどろになった。
「汚れたな。……もう一度風呂に入るか。今度は洗ってやろう」
 いいです、とは勿論言えず、体を拭かれた後は部屋着を着直して抱えあげられた。過ぎた快感に足腰が立たなくなっていて、自分で歩くどころか立つことさえ難儀することは分かっていたので、もう大人しくするしかない。
 宣言どおり浴室でもくまなく触れられ洗われて、尻の中も油を落とすのにと水を入れられ念入りに嬲られ――なんともう一度達するまで弄り回され、暫くこっちの仕事はしたくないと思うほど絞られた。本当に暫くいい。腹の底がまだむずむずする。
 ……けれどまあ、病気が治って調子を取り戻した雰囲気には安心する。主人はやっぱり、主人なのに俺に洗わせるより洗ったり世話するほうが好きそうで、とても楽しげだった。
 ようやく満足したらしい主人が部屋で寛ぎ始めた辺り、頃合いを見計らって運ばれてきた昼食や見舞い品だという菓子も、俺が食べさせるのではなく主人の手によって口元に運ばれる。
「ああ、ほら、これも回青と同じ意だ。木々が青く繫るように健康に……快癒祈願だ」
 果物、柑橘らしい青い果実の砂糖漬けの一切れは、木の葉の形に切り抜かれていた。昨日不寝番の人に貰ったものより甘くて香りがよくて、美味しい。主人への贈り物だから多分値段なんかも違うのだろうが。
「どうだ、美味いか」
「はい、甘くておいしいです」
 俺の口に押し込んで訊ねる声も甘い。頷いて答えると上機嫌で主人も菓子を齧る。
 ――結局俺も、食べさせてもらうほうが好きかもしれない。
 なんて贅沢なことを考えて、望むでもなく運ばれるもう一口にそっと唇を寄せた。二つ目も甘くて香りがよくて、心地よい味だった。
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