上 下
78 / 121

砂の島

しおりを挟む
下界を見ていると災害が発生するところを目撃する事もある。

例えば人的要因による火災や自然発生による落雷、竜巻、洪水など。

ただ、そのような災害が発生しても助けを求める願いは余り来なかった。

大体の災害は魔法で対応できていたからだ。

仮に魔法使いが近くにいない状態でも、冒険者や自警団、場合によっては住民達が協力して対処していた。

「毎度ながら思うが、下界の人達は災害に強いよなぁ」

「そうですね。普段から魔法が飛び交っている世界ですから、ちょっとやそっとじゃ動じないと思います」

そういうもんか。人の慣れってのは凄いものだ。

では何故願いも少ない災害に目を向けているかというと、災害が発生するとで若干数ではあるが信者数が増えるからだ。

さすがに分かりやすい人的災害は別として、解明されていないような自然災害が発生した時、特に被害が少ない場合に増える傾向が分かってきた。

下界の人達が逃げずに何かしら対策や対応をしたから被害が抑えられているだけなのだが、人の心理というのは面白いもので、こういう時に神というものを感じる。

だからといって災害の規模に対して俺が何かする事はない。

確かに人に対して害であるし、信者が増えるのは良いことだが、災害は人以外にも影響があるので迂闊に手は出さないようにしている。

人々が怪我したりする様子を見るのは辛いが、ぐっと我慢して様子を見守っている。

俺も今の世界の生活に少しずつ慣れてきてはいるが、下界の様子を見ても慣れて何も感じないようにはなりたくない。

こういうところが神の仕事の大変で難しいところだと思う。



仕事が終わり、サチが片付け中に何かぼんやり考えるのはいつもの事。

最近妙に精霊と触れ合う機会が増えている気がする。

地の精、水の精、風の精と立て続けに出会ったし。

そういえば光の精は毎日家を明るくしてくれてるんだっけ。ありがたいことだ。

あと確認されているのが火の精、氷の精、雷の精、闇の精。

あ、闇の精はよくわかってないんだっけ。

火と氷はそれぞれ暑い所、寒い所に居そうだが、雷の精は何処に居るのか見当が付かない。

「なぁ、サチ。今日の予定が無いなら暑い島か寒い島に行ってみたい」

「また突然ですね」

「精霊に会えるかなーって思って」

「あぁ、そういう事ですか」

そう言いながら片付ける手は止めずにいる。

「案内してもいいですが、精霊に会えるとは限りませんよ?そもそも最近連続して遭遇した事の方が稀な事なのですから」

「うん。わかってる」

「では暑い方でいいですか?最近視察に行ってなかったので」

「あいよ。じゃあ案内よろしく」

暑い島か。どんなところか楽しみだな。



「見るからに暑そうな島だな」

「えぇ。ですので精霊石を拾いに来る人以外は滅多に来ません」

転移で飛んだ先から更に少し抱えられた飛んだ先にこの島はあった。

明らかに今まで見てきた島とは違い、まるで砂漠のような島だ。

暑い場所でも湿気の有無で景観が変わるが、この島は乾燥している方だな。

島に近付くだけでチリチリとした熱を感じてじんわり汗が出てくる。

島に降りると暑さで全身から汗が吹き出てきた。

「あっついな」

「そうですね」

サチを見ると特に汗をかいている様子は見られない。

「・・・サチは平気そうだな」

「えぇ、念である程度遮断していますので」

「え、ずるくない?」

「ソウがここに来たいと言ったのですから、堪能してもらおうと思いまして」

また悪い笑みを浮かべてるな。

よーし、そういう事ならこの暑さに慣れてやろうじゃないか!



サチが砂に落とした石が瞬く間に砂の中に沈んでいく。

「このようにこの岩の道から外れると砂の中に吸い込まれるので気をつけてくださいね」

「お、おう」

歩きながらこの島の特徴を説明を聞いてるが、思った以上この島は危険な気がする。

この島は大部分が砂や乾燥した土で形成されており、今歩いている岩の道以外に足をつけると見せてくれた石のようにずぶずぶと沈んでしまうので気をつけなくてはいけない。

そして火の精はそうやって沈んできた中の気に入った石を精霊石にするらしい。

つまりこの島の内部には火の精霊石が多くあり、それが稀に地表に現れるのを採取して使っているという事か。

現在俺とサチは島の中央に向かって進んでいる。

この島は中央が窪んだ大きなすり鉢状の形をしており、緩やかな下り坂を歩いているので歩く分には苦労はしていない。

ただ、とにかく暑い。

心なしか中央に近付いていくにつれて次第に暑さが増していっている気がする。

「ふぅ・・・ふぅ・・・」

「大丈夫ですか?結構暑いと思うのですが」

「なんのこれしき」

サチに頼めば俺も念で暑さを軽減できるのだが、まだ頼んでいない。

別にさっきのサチの顔見て負けん気が起きたとか、前に子供達にしもべとか言われたのが気になってるからとかで意地張ってるわけではない。

これは俺なりの修行だ、うん。決して気にしてるわけではない。ないはず。実は少し気にしてる。

なんであれ神という体がどれだけ暑さに耐えられるかというのが気になっていたのもある。

サチから水も貰っているし、体内のバランスが崩れて具合が悪くなるという感じは今のところしない。

問題は暑さで体力の消耗が早く、吸い込む空気が熱いのもあってか精神的に地味にしんどくなってきている。

頑張って耐えながら更に進むと島の中央らしき窪みの底が見えてきた。

良く見ると赤い石がキラキラ光って見える。

ん?・・・赤い光がゆらゆらと揺れて・・・。

「ちょっとソウ!」

一瞬景色がぐにゃっと歪んだところでサチが慌てた様子で俺を掴んだ。

「頑張りすぎです!」

何か良く分からないが叱られてる。

ん、暑さを感じなくなった。念を使ったのか。

「これ飲んでください」

水筒を無理やり口に押し込まれ水を流し込まれる。

体に水が流れ込んでいくと次第にぼんやりした意識が覚醒してくる。

「大丈夫ですか?」

「あぁ、大丈夫だ」

「私の顔分かりますか?」

「うん、サチだろ」

「・・・大丈夫そうですね。はー・・・まったく、倒れるギリギリまで頑張るなんて無茶しすぎです」

「面目ない」

「少し休んでから行きましょう。何か冷たいもの出します」

「頼む」

アイスを出してくれたが、心配させてしまった罪悪感で味がよくわからなかった。



一休みした後、少し歩いて島の中央に到着した。

「この赤いのは火の精霊石か」

「はい。小さいものはよくここに出てくるので採取が容易です」

「いくつか持って帰ってもいいのか?」

「ダメです。精霊石の持ち出しは採掘師本人もしくは採掘師の許諾が必要です」

「へー。結構厳しく取り締まってるんだな」

「えぇ。精霊石は精霊の住処でもあるので、無闇に持ち出して問題になると困るのです」

「なるほど。それでその採掘師ってのが精霊石の管理をしているわけね」

「そうです。その採掘師から造島師や精錬技師などに提供される形です」

「なるほどー」

コンロの精霊石が弱まったら交換しようと思ってたんだが、ちゃんとアストのところに持っていって修理してもらわないといけないみたいだ。

「ちなみに勝手に持ち出すと?」

「警備隊の出動になります」

「おぉ・・・。でもこれだけ転がってるとばれないと思わないのか?」

「甘いですね。えーっと・・・今この周囲には大小合わせて二百三十五個ありますね」

「なっ・・・わかるのか?」

「えぇ。念の応用ですね、精霊石に宿っているマナを感知して、それをこれで計測するんですよ」

サチがパネルを出して見せてくれる。

パネルには周辺の地形と点があちこちに表示されている。

この点が精霊石の位置か。

「さすがに精霊石の大きさまでは計測では分かりませんが、個数が分かっていれば誰かが持ち出したらわかりますから」

「なるほどなぁ」

以前ルミナの農園で地の精霊石を知らずに手に取ってしまったが、もしあれを持ち出してたら警備隊にしょっ引かれるところだったのか。危なかった。

「ソウ、ちょっと飛んで上から測定したいのでここで待っていてもらえますか?」

「あいよ、行ってらっしゃい」

サチを見送り適当な岩に腰掛ける。

・・・だめだ、岩の熱で尻が燃えそうになる。

しょうがないので適当にブラブラ歩く。

この中央の窪地の底は来た道より少し広めの広場になっている。

改めて回りを見回すと流砂に囲まれてて少し薄暗い。

うーん、一人で居ると若干不安になるな。早く戻ってきてほしい。

特に意味も無くうろうろしてたら、ひと際赤く輝く精霊石を見つけた。

これはもしや・・・。

「在宅中?」

そういうとボッと一瞬石から小さな火が出る。

いるのか。姿は見せてくれないようだ。残念。

サチはまだかな、あ、帰ってきた。

「お待たせしました」

「おかえり。そこに中身入りの精霊石が・・・どっかいっちゃった」

空を見上げてサチを見ていた僅かな時間でさっきを見失ってしまった。

「火の精が入った精霊石ですか?」

「うん。入ってる?って聞いたら一瞬火が出たからたぶん」

「それなら間違いないですね。火の精は滅多に姿を見せてくれませんから、反応してくれただけでもいい方ですよ」

「そうなんだ」

「普段なら手に持った時に石から火を出しますから」

「おおぅ。あぶなかった」

危うく火傷するところだった。

「見失ったのは恐らく石を微振動させて地中に埋まったからだと思いますよ」

「そんな事できるのか」

「えぇ。そうやって砂の中を対流しながら石に力を蓄えていくらしいです」

「へー。じゃあ姿見たことがある人はいないのか」

「一応目撃者は居ます。姿は下界のドラゴンの翼が無いような見た目を思い浮かべてもらえば分かりやすいかと思います」

羽のないドラゴンか。爬虫類っぽいって事かな?

「さて、用も終わりましたし、そろそろ帰りませんか?」

「うん。そうしよう。待ってる間結構暇になっちゃって」

「そうでしょうね。すみません」

「いいよ。視察も大事だから」

「ありがとうございます。では帰りましょう」

そういうと俺の腕を掴んで転移した。



はー。砂の島は暑かった。ぬるめの風呂に入りたい。

そう思って家の方に向かって数歩進んだところでサチが付いてこないことに気付く。

「どうした?」

「あの、ソウ。本日はすみませんでした」

「なにが?」

「危うく倒れるギリギリまで気付かなかった事です」

「あぁ、あれは俺の不注意だろう」

「いえ、そもそもソウが暑さに耐えようと思ったのは私が余計なことを言ったのが発端ですし」

むぅ、俺が躍起になった事を見破ってたか。

「仮ににそうだったとしても挑戦する事に決めたのは俺だし。むしろ心配かけてしまった事を反省してるよ」

「そんなことは・・・」

あぁ、俯いてしまった。

どうもこっちの世界の人は許しても納得してもらえない事が多い気がするな。

「んー・・・じゃあお互い様って事で、後はどっちが悪いかは運で決めようか」

「・・・どういうことですか?」

「とりあえず家に帰ろう。準備がいるから」

「わかりました」

腑に落ちない顔をしながらサチは俺に並び、一緒に帰宅した。



「はいこれ」

テーブルの上に一口大の団子を数個並べた皿と水を置く。

「これは?」

「餡入り団子。ただし一個だけ激辛餡が入っている」

「なっ」

作った団子は前の世界でよく見かけた運試しでやるハズレ入りの団子だ。

「これを交互に食べていく。激辛に当たった方が悪いってことで、同時に激辛の罰を受ける感じだ」

「な、なるほど。面白い事を考えますね」

ホントにね。

「もし配置が気になるなら、俺あっち向くから適当に並べ替えていいよ」

「いえ、ソウを信じます。先に頂いてもいいですか?」

お、やる気だ。

「どうぞ」

「では・・・」

サチはど真ん中に置いてあるのを選んで口にする。

なかなか思い切ったところを選ぶねぇ。

「大丈夫です。ソウの番ですよ」

「うん」

俺は逆に端を取る。・・・うん。大丈夫。

そんな感じで交互に食べる事数往復。

残りが三つになってこっちにまわってくる。

まさかここまで当たりを引かないとは・・・。

「これちょっと楽しいですね」

くそぅ、自分は難を逃れたから余裕そうな顔しやがって。

「じゃあこれ」

手に取って口に放り込む。

うん、うん・・・。

・・・。

そっと置いてある水を手にする。

「・・・ソウ?あのもしかして?」

「かっら!!」

そう言ってから直ぐに水を流し込む。

これはきつい!辛くしすぎた!

舌が焼けるように痛い!

とりあえず残ってるもう一個を口に入れて中和を試みる!

ダメだ、少ししか緩和されない。

「サチ、ちょっと念で小さい氷出して!」

「だ、ダメですっ!今集中できませんっ!」

サチはサチで抱腹絶倒してて呼吸困難気味になっている。

しょうがない、水を含んで我慢しよう。神の体なら治るのも早いはずだ。

「ちょ、ソウっ!なんて顔しているのですかっ!」

うるさい、今はそれどころじゃないんだ。変な顔してても気にするな。指差して笑うんじゃない。



「あー酷い目に遭った」

「自分で作ったものではないですか」

「そうなんだけど、分量間違えたみたいで相当きつかった」

そういいながらミルクアイスを口に含む。

笑いすぎて念が使えないというので空間収納からアイスを出してもらった。最初からそう言えばよかった。

「しかしこういう食べ方もなかなか楽しいですね」

「まぁね」

「今度農園でやりましょう」

「別にいいけど、自分もハズレを引く事を考えておけよ?」

「それはもちろんわかっています。ですがあれだけ人数が居ればそうそうハズレを引くことはないでしょう」

俺は知ってる。そういう事を言う奴ほど引くという謎の現象を。

ま、一度そういう事を体験するというのも大事だから黙っておこう。

「農園か。そういえば料理教えにいかないとな」

「そうですね。明日行きますか?」

「特に予定がないならそうしよう。あっちに連絡入れておいてくれ」

「わかりました」

さて、明日は何教えようかな。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~

丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月 働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。 いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震! 悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。 対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。 ・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。 もう少しマシな奴いませんかね? あっ、出てきた。 男前ですね・・・落ち着いてください。 あっ、やっぱり神様なのね。 転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。 ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。 不定期更新 誤字脱字 理解不能 読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。

悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~

こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。 それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。 かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。 果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!? ※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。

転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~

志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。 自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。 しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。 身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。 しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた! 第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。 側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。 厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。 後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

処理中です...