瞳を閉ざした兄の世界に見えているのはオレだけがいい！

・上手にできたら、なでてほしい（R18/甘々）

次は……※

　

「せん、ちゃん……、ッ」

　もれる声はどんなに甘くても、表情は苦しげだ。普段の生活ではほとんど刻まれない眉間のシワ。やわらかいほっぺも強張っている。刺激を拒んでるみたいに──。

　優兄が辛くなってしまうことは絶対にしたくない。

「次は……」

　理性はちゃんと保てているはずなのに、どうしてもそこに目がいってしまう。

　足を広げている優兄の中心で、ふるふると無防備に震えているもの──。

　赤く熟れ始めたそれは、オレが凝視すればするほど美しく膨らんでいく。

　思わず喉が鳴った。

　オレは優兄の足の間に伏せ、シーツに頬をくっつけて、究極のローアングルからそれを見つめた。うっとりと。

　体こそ小ぶりな兄だが、ここだけはオレのといい勝負なのがすごく可愛い。太くてやらしくて男っぽくて大好き。