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~悪役令嬢とヒロインの物語~
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「え? 幽霊とか苦手なんですの?」
「苦手というか、普通好きな人はいないでしょう?」
良さそうな家が見つかったという話をレラ様にしたが、幽霊の話は苦手ではないようだ。お嬢様ってそういうもんなの? 怖がりそうなのに。
かなり不審な目で見ていたのか、レラ様は首をかしげると、
「それより、そこに決めましたの?」
と聞いてくる。
「ええ、そうですね。ただみたいな値段だし。そのかわりかなり直しが必要ですけど。それは顔見知りの大工さんたちにやってもらおうかと」
ジミー爺さんの話を聞いてすぐにおの屋敷を管理している不動産屋にまわって値段を聞いてきた。
前の私なら高値で買いたたかれたかもしれないが。今のバロワン家の状況はメルクールどころか国中に知れ渡っている。それにもともとメルクール育ちの私には高くは売れないという親切心が働いてくれたようでただ同然な値段だった。
翌日、またもや町へと向かった私は、マニーさんの店に寄った。しばらくはここで働かせてもらわないと。
「こんにちは~」
「……」
「マニーさん?」
何か夢中になって読んでるみたい。
そっと後ろに近づくと。
「マニーさん!」
「うわっ!」
「何をそんなに夢中になって読んでるんです?」
「やだ、フェリシアちゃん!いいからいいから気にしないで」
慌てた様子で椅子に座らせられる。
「いつからこっちに戻ってくるんだい?」
「あー、それは」
「うちはいつでも大丈夫だよ。それに住むところならしばらくはうちにいてくれていいんだし」
「すみません。でも家を探してて」
幽霊屋敷の話をすると、その情報は町中に広まっているのか、マニーさんも眉根を寄せた。
「出るって噂よ」
「でも安いんですよ」
「まあそうでしょうけど」
と言いつつも「バンドル地区にも安い空き家があるわよ、ちょっと待って地図があるから」
奥に引っ込んだマニーさんが「お茶も飲むでしょ?」とガタガタ仕出した。
「すみませーん」と声をかけつつ私はマニーさんがテーブルに伏せた本を手に取った。
「令嬢の危険な恋人、何これ」
いわゆる恋愛小説、いや違うわ、これは禁断の恋。
ぺらぺらと中身をめくってみて目が点状態。
「やだ! フェリシアちゃん! 見ちゃだめよ」
「もうっ! マニーさんったら何読んでるの」
ふふふと笑ったマニーさんは、
「これはね、今、奥さん達の間で流行ってるのよ。貴族の奥様も読んでるらしいわよ」
「はあ」
「これは禁断の恋シリーズだけど、もちろん、純愛シリーズもあるのよ。そっちもおススメ」
ウインクで返された。
マニーさんが読んでるのは一番人気の作品で貴族令嬢が妻のいる大工と恋に落ちるものらしい。
令嬢と年上の大工ってどういう設定なのか。しかも筋肉隆々な若い大工さんだが妻帯者でイケメン。こういうのが流行ってるのねえ。さすがにレラ様にはおススメできないわ。
純愛物を貸すから読んでみなさいと無理やり持たされてしまった。
「ったく、マニーさんったら。さすがにレラ様の目にふれさせれないし」
ついこそこそとお屋敷に入り込んでしまう。
服の下に隠した本を部屋のどこかに隠すべき? 逆に怪しすぎよね。マニーさんにもらったと笑いながら見せるほうがいいかも。そう思って服から引っ張りだした途端、メイドのメイベルさんにばったり出会ってしまった。お屋敷の廊下なんだからあっても仕方ないけど。
「おかえりなさいませ、フェリシア様」
と言ったメイベルさんが目を見開いて私の手元を見ているのは気のせいじゃないよね。
「メイベルさん、これ読みます?」
「あ、いえ、そんな」
手をぶんぶんと横に振るメイベルさんだけど、頬が赤いですよ。
「これ、知り合いから持たされて、よかったら読んでみてください。すごい人気なんですって」
ぐいぐいとメイベルさんに本を押し付けた。
「え、えーっ」
なんてぶんぶんと頭を横に振っていたが、
「いいんですか?」
「もちろん。くれたお店のおかみさんも喜びます」
「ありがとうございます」
ぺこぺこお辞儀をして廊下を戻っていったが、いきなりこちらを振り返ると、
「フェリシア様、レラ様のところにはお客様がいらしていますので」
「へ? そうなんですね」
わかりました~とレラ様の部屋に向かっていた足を止めると、庭の方に向かった。
「少しは印象良くなったかしら」
廊下から庭へ出れる扉を抜ける。
メイベルさんはレラ様命のメイドさんで、かつてのライバルの私をかなり敵視していた。今現在は、お友達認定はされているものの、まだまだ表情は硬いなあと思っていた。
夕飯まであと少し、さすがに町までの行き来は疲れる。
庭のバラが咲く側にある椅子にふうっと腰を下ろした。
その時だった。
「……レラ様」
男性の声がする。
「……ッド様」
え? 誰?
椅子から移動した私は、木陰に身を潜めた。
円錐型に刈り込まれた木に並ぶように黄色みがかった低木が並ぶ。その間から二人の人がいるのがわかる。
「どうされましたの?」
この声はレラ様だ。身をひそめたままいると、聞いたことのある声が、
「無茶なことを言ってすみませんでした。それで怪我されたと聞いて」
「それなら大丈夫ですわ。フェリシア様が助けてくださったんです」
あ、あのことか。野原で怪我して、ミーガンさんのところに連れて行った。てことは、相手はデヴィッド様。
「僕、レラ様のことが」
え?
この言い方って。
「好きなんです。ずっと前から」
ああ、やっぱり。えー、そうだったんだ。なのに、私、邪魔してたのか。レラ様は? 返事は?
しばらく無言だったレラ様が、
「ありがとう。ですが」
「ああ、いいんです。大事な人がいるって噂を聞きました」
え? そうなの? なんか私一人驚いてばかりいる。
レラ様が微笑んでいるような気がする。
「はい」
と小さく答えた。
「その方には、あ、いやいいんです。自分の気持ちをきちんと伝えたかっただけなんです。聞いてくださってありがとうございました」
「いいえ、デヴィッド様」
お茶でもいかかがですか? いえもう帰ります。
と言い合う声が遠くなっていく。
「大事な人?」
初めて聞いたんだけど。
レラ様の大事な人って誰なの?
「苦手というか、普通好きな人はいないでしょう?」
良さそうな家が見つかったという話をレラ様にしたが、幽霊の話は苦手ではないようだ。お嬢様ってそういうもんなの? 怖がりそうなのに。
かなり不審な目で見ていたのか、レラ様は首をかしげると、
「それより、そこに決めましたの?」
と聞いてくる。
「ええ、そうですね。ただみたいな値段だし。そのかわりかなり直しが必要ですけど。それは顔見知りの大工さんたちにやってもらおうかと」
ジミー爺さんの話を聞いてすぐにおの屋敷を管理している不動産屋にまわって値段を聞いてきた。
前の私なら高値で買いたたかれたかもしれないが。今のバロワン家の状況はメルクールどころか国中に知れ渡っている。それにもともとメルクール育ちの私には高くは売れないという親切心が働いてくれたようでただ同然な値段だった。
翌日、またもや町へと向かった私は、マニーさんの店に寄った。しばらくはここで働かせてもらわないと。
「こんにちは~」
「……」
「マニーさん?」
何か夢中になって読んでるみたい。
そっと後ろに近づくと。
「マニーさん!」
「うわっ!」
「何をそんなに夢中になって読んでるんです?」
「やだ、フェリシアちゃん!いいからいいから気にしないで」
慌てた様子で椅子に座らせられる。
「いつからこっちに戻ってくるんだい?」
「あー、それは」
「うちはいつでも大丈夫だよ。それに住むところならしばらくはうちにいてくれていいんだし」
「すみません。でも家を探してて」
幽霊屋敷の話をすると、その情報は町中に広まっているのか、マニーさんも眉根を寄せた。
「出るって噂よ」
「でも安いんですよ」
「まあそうでしょうけど」
と言いつつも「バンドル地区にも安い空き家があるわよ、ちょっと待って地図があるから」
奥に引っ込んだマニーさんが「お茶も飲むでしょ?」とガタガタ仕出した。
「すみませーん」と声をかけつつ私はマニーさんがテーブルに伏せた本を手に取った。
「令嬢の危険な恋人、何これ」
いわゆる恋愛小説、いや違うわ、これは禁断の恋。
ぺらぺらと中身をめくってみて目が点状態。
「やだ! フェリシアちゃん! 見ちゃだめよ」
「もうっ! マニーさんったら何読んでるの」
ふふふと笑ったマニーさんは、
「これはね、今、奥さん達の間で流行ってるのよ。貴族の奥様も読んでるらしいわよ」
「はあ」
「これは禁断の恋シリーズだけど、もちろん、純愛シリーズもあるのよ。そっちもおススメ」
ウインクで返された。
マニーさんが読んでるのは一番人気の作品で貴族令嬢が妻のいる大工と恋に落ちるものらしい。
令嬢と年上の大工ってどういう設定なのか。しかも筋肉隆々な若い大工さんだが妻帯者でイケメン。こういうのが流行ってるのねえ。さすがにレラ様にはおススメできないわ。
純愛物を貸すから読んでみなさいと無理やり持たされてしまった。
「ったく、マニーさんったら。さすがにレラ様の目にふれさせれないし」
ついこそこそとお屋敷に入り込んでしまう。
服の下に隠した本を部屋のどこかに隠すべき? 逆に怪しすぎよね。マニーさんにもらったと笑いながら見せるほうがいいかも。そう思って服から引っ張りだした途端、メイドのメイベルさんにばったり出会ってしまった。お屋敷の廊下なんだからあっても仕方ないけど。
「おかえりなさいませ、フェリシア様」
と言ったメイベルさんが目を見開いて私の手元を見ているのは気のせいじゃないよね。
「メイベルさん、これ読みます?」
「あ、いえ、そんな」
手をぶんぶんと横に振るメイベルさんだけど、頬が赤いですよ。
「これ、知り合いから持たされて、よかったら読んでみてください。すごい人気なんですって」
ぐいぐいとメイベルさんに本を押し付けた。
「え、えーっ」
なんてぶんぶんと頭を横に振っていたが、
「いいんですか?」
「もちろん。くれたお店のおかみさんも喜びます」
「ありがとうございます」
ぺこぺこお辞儀をして廊下を戻っていったが、いきなりこちらを振り返ると、
「フェリシア様、レラ様のところにはお客様がいらしていますので」
「へ? そうなんですね」
わかりました~とレラ様の部屋に向かっていた足を止めると、庭の方に向かった。
「少しは印象良くなったかしら」
廊下から庭へ出れる扉を抜ける。
メイベルさんはレラ様命のメイドさんで、かつてのライバルの私をかなり敵視していた。今現在は、お友達認定はされているものの、まだまだ表情は硬いなあと思っていた。
夕飯まであと少し、さすがに町までの行き来は疲れる。
庭のバラが咲く側にある椅子にふうっと腰を下ろした。
その時だった。
「……レラ様」
男性の声がする。
「……ッド様」
え? 誰?
椅子から移動した私は、木陰に身を潜めた。
円錐型に刈り込まれた木に並ぶように黄色みがかった低木が並ぶ。その間から二人の人がいるのがわかる。
「どうされましたの?」
この声はレラ様だ。身をひそめたままいると、聞いたことのある声が、
「無茶なことを言ってすみませんでした。それで怪我されたと聞いて」
「それなら大丈夫ですわ。フェリシア様が助けてくださったんです」
あ、あのことか。野原で怪我して、ミーガンさんのところに連れて行った。てことは、相手はデヴィッド様。
「僕、レラ様のことが」
え?
この言い方って。
「好きなんです。ずっと前から」
ああ、やっぱり。えー、そうだったんだ。なのに、私、邪魔してたのか。レラ様は? 返事は?
しばらく無言だったレラ様が、
「ありがとう。ですが」
「ああ、いいんです。大事な人がいるって噂を聞きました」
え? そうなの? なんか私一人驚いてばかりいる。
レラ様が微笑んでいるような気がする。
「はい」
と小さく答えた。
「その方には、あ、いやいいんです。自分の気持ちをきちんと伝えたかっただけなんです。聞いてくださってありがとうございました」
「いいえ、デヴィッド様」
お茶でもいかかがですか? いえもう帰ります。
と言い合う声が遠くなっていく。
「大事な人?」
初めて聞いたんだけど。
レラ様の大事な人って誰なの?
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