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メンドくさい後始末。開始?
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いつもより強く魔力を練り上げての氷結によって、カッチーンと……凍った……かな?
あのクラーケン。
マジで?
……なんか今にも動き出しそーな……。
だから……ミヤさん。
「ん?」
どーぞ、お好きなよーに切り刻んでしまって下さい。
輪切りだろーが、サイの目切りだろーがご自由に。
ミヤさんは嬉々として魔刃を振るった。
タテ・ヨコ・ナナメ……。
おお、見事なサイの目切り。
ミヤさんサイの目切り好きだなぁ。
そしてバラバラになったクラーケンの破片の中からサッカーボール大の……。
クラーケンの大きさからしたら、小さくね?っていうサイズの魔石がころん、と出てきた。
バラした時に出た魔素の回収もバッチリ。
魔素回収用の魔法具は普通の翠から、キレイなダークグリーンに染まった。
よし。
……出来ればもーちょっと濃く……とも思ったけどな。
期待してた、他の海の魔物が実際は古代ザメと竜鱗族の1氏族だもんな~……。
サメ狩りしても、魔素はたいして回収出来ないし、なにかとお世話になってる竜鱗族を殺る訳にはいかないし。
つか殺らないし。
なんか手頃な魔物はいないかね?
まあ、今やらなきゃいけないことは、後片付けか?
クラーケンは終了~……したけど、まだまだサメが残っている。
とりあえず、散らばったクラーケンの破片回収して、ムリヤリ小山にした砂地を元通りの浜辺に戻さねーと。
ミヤさん、魔石持ってて下さい。
「うん、いいけど……。このクラーケン、どーするの? 食べるのかな?」
さあ?
正直言って、別にムリして食わなくてもいいかな~……とは思っている。
だからかな?
《鑑定》する気も起きないのは。
まあ、どーしても……ってんならギルドの鑑定係に鑑定してもらえばいいんじゃないか?
「……君、討伐終わったとたんに、やる気無くしてない?」
ミヤさんに白い目で見られながら言われたけど、さ~。
この後やることいっぱいあんだもん。
狂乱のサメ狩りもまだ続いてるし。
なんかもー、メンドくさい。
全部メンドくさい。
あと、この後メンドくさいことになりそうな予感がする。
主に料理関係で。
ぶつぶつ言いながらも、散らばったクラーケン回収。
何の気なしに手に取った一片を、ついしみじみと見てしまった。
サイの目にしちゃデカいな、と。
バラす前の本体の大きさを考えると、かなり……すっげ~細かく刻んだなぁって感じなんだが。
冷静に見るとデカいよ、これ。
1片30㎝四方の立方体って、デカいよね?
ちょっと呆れて眺めていたら、今頃勝手に《鑑定》発動。
《クラーケンの胴体の一部》
皆様の予想通り、ムダにデカいイカ。
育ちに育って、その巨体に魔素を溜め込み過ぎて、気付いたら魔物に魔界転生してた。
ヒマをもて余していた所、人魚の甘言に乗って微睡んでいた深海からノコノコやって来た。
そーしたら、とっ捕まって陸にあげられて、片目を潰されて足を切り飛ばされて凍らされて……。
最終的にはバラバラにも程があるほど切り刻まれてしまった。
生まれ変わったら、人魚メインに捕食しようと思う。
……って、またクラーケンになる気満々なイカだった。
身はご覧の通り、肉厚でなかなかの美味。
生でもイケるが、火を通すとなお良し。
薄くスライスして干してから、酒のツマミにしても良し。
……カラッカラになるまで天日干ししたモノを削って煮込むと、出汁が取れるぞー。
スルメの足でも出汁は取れる。
大丈夫だ問題ない。
……まあ、食い尽くすのは大変だよね。
ガンバれ~。
……ツッコまないって言ったけど、これむしろどっからツッコめばいいんだ? って案件だろ……。
まあとにかく、いずれもれなく人魚の天敵が爆誕するってことだけは、ギルド長に話しておこうかね。
もう頑張って人魚避けの結界張ってなくてもいいんですよ~……って。
あのサメ狩りの様子見た限り、リドラさんだって黙っておとなしくさらわれるよーなタマじゃ無いって判明してるんだし。
当時はいとけない保護対象だったんでしょうけど、今は……ねぇ?
両手のカギ爪を人の手に戻して、イエーイ♪ってスズとハイタッチしてるくらい余裕綽々じゃんリドラさん。
過保護か。
ギルド長、過保護か。
あのクラーケン。
マジで?
……なんか今にも動き出しそーな……。
だから……ミヤさん。
「ん?」
どーぞ、お好きなよーに切り刻んでしまって下さい。
輪切りだろーが、サイの目切りだろーがご自由に。
ミヤさんは嬉々として魔刃を振るった。
タテ・ヨコ・ナナメ……。
おお、見事なサイの目切り。
ミヤさんサイの目切り好きだなぁ。
そしてバラバラになったクラーケンの破片の中からサッカーボール大の……。
クラーケンの大きさからしたら、小さくね?っていうサイズの魔石がころん、と出てきた。
バラした時に出た魔素の回収もバッチリ。
魔素回収用の魔法具は普通の翠から、キレイなダークグリーンに染まった。
よし。
……出来ればもーちょっと濃く……とも思ったけどな。
期待してた、他の海の魔物が実際は古代ザメと竜鱗族の1氏族だもんな~……。
サメ狩りしても、魔素はたいして回収出来ないし、なにかとお世話になってる竜鱗族を殺る訳にはいかないし。
つか殺らないし。
なんか手頃な魔物はいないかね?
まあ、今やらなきゃいけないことは、後片付けか?
クラーケンは終了~……したけど、まだまだサメが残っている。
とりあえず、散らばったクラーケンの破片回収して、ムリヤリ小山にした砂地を元通りの浜辺に戻さねーと。
ミヤさん、魔石持ってて下さい。
「うん、いいけど……。このクラーケン、どーするの? 食べるのかな?」
さあ?
正直言って、別にムリして食わなくてもいいかな~……とは思っている。
だからかな?
《鑑定》する気も起きないのは。
まあ、どーしても……ってんならギルドの鑑定係に鑑定してもらえばいいんじゃないか?
「……君、討伐終わったとたんに、やる気無くしてない?」
ミヤさんに白い目で見られながら言われたけど、さ~。
この後やることいっぱいあんだもん。
狂乱のサメ狩りもまだ続いてるし。
なんかもー、メンドくさい。
全部メンドくさい。
あと、この後メンドくさいことになりそうな予感がする。
主に料理関係で。
ぶつぶつ言いながらも、散らばったクラーケン回収。
何の気なしに手に取った一片を、ついしみじみと見てしまった。
サイの目にしちゃデカいな、と。
バラす前の本体の大きさを考えると、かなり……すっげ~細かく刻んだなぁって感じなんだが。
冷静に見るとデカいよ、これ。
1片30㎝四方の立方体って、デカいよね?
ちょっと呆れて眺めていたら、今頃勝手に《鑑定》発動。
《クラーケンの胴体の一部》
皆様の予想通り、ムダにデカいイカ。
育ちに育って、その巨体に魔素を溜め込み過ぎて、気付いたら魔物に魔界転生してた。
ヒマをもて余していた所、人魚の甘言に乗って微睡んでいた深海からノコノコやって来た。
そーしたら、とっ捕まって陸にあげられて、片目を潰されて足を切り飛ばされて凍らされて……。
最終的にはバラバラにも程があるほど切り刻まれてしまった。
生まれ変わったら、人魚メインに捕食しようと思う。
……って、またクラーケンになる気満々なイカだった。
身はご覧の通り、肉厚でなかなかの美味。
生でもイケるが、火を通すとなお良し。
薄くスライスして干してから、酒のツマミにしても良し。
……カラッカラになるまで天日干ししたモノを削って煮込むと、出汁が取れるぞー。
スルメの足でも出汁は取れる。
大丈夫だ問題ない。
……まあ、食い尽くすのは大変だよね。
ガンバれ~。
……ツッコまないって言ったけど、これむしろどっからツッコめばいいんだ? って案件だろ……。
まあとにかく、いずれもれなく人魚の天敵が爆誕するってことだけは、ギルド長に話しておこうかね。
もう頑張って人魚避けの結界張ってなくてもいいんですよ~……って。
あのサメ狩りの様子見た限り、リドラさんだって黙っておとなしくさらわれるよーなタマじゃ無いって判明してるんだし。
当時はいとけない保護対象だったんでしょうけど、今は……ねぇ?
両手のカギ爪を人の手に戻して、イエーイ♪ってスズとハイタッチしてるくらい余裕綽々じゃんリドラさん。
過保護か。
ギルド長、過保護か。
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