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何故か追いかけっこが。
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こっちの予想外にさくさくとサメに大ダコ、大ウツボ、大ウミヘビと狩りが済んだので。
ここらで一旦休憩入れることにした。
大ウミヘビ……南国方面の島々でお馴染みのイラブーと同じ……って思っていいのかな?単にサイズがデカいってだけの話か?
ギルドに討伐証明として、ウミヘビのデカい頭を提出して。
……残念ながら、ただのムダにデカい海洋生物パート3だった。
クラーケンはともかく、シーサーペントとかリヴァイアサンとかはいないのか。
「リヴァイアさん?いるわよ」
ギルド長が、思いの外あっさり言った。
……なんか言い方が、こっちの意図したモンと違かったよ~な気が……。
リヴァイアって名前の人じゃねーの?ひょっとして、さ。
なんかこー……事あるごとにギルド長ん家で、食事会が開催されている気がする。
……まあ、キッチンを好き放題に使わせてもらっているから、いいけどね。
そしてリドラさんはともかく、常にリーランさんが混ざっている。
……仕事は?
「えー、済ませているに、決まってるじゃない」
……このパンダ、優秀。
「オレ……パンダって竹しか食わない生き物だと思ってた」
「私も……」
スズよ、リッカさんよ。
今か?
その疑問は今なのか。
始めにクリームコロッケ、おいし~…って食べてた時に持つべき疑問だろ?
「リーランさんはパンダじゃない……ってことだよね」
ミヤさんがしみじみと言った。
……俺、リーランさんがコロッケ食った時から、ああ……このパンダ……パンダじゃなくて、白黒ツートンの熊なんだな……と思ってるが。
パンダ予備校してるのは、リーランさんの種族名が大熊猫、だからだし。
そして銀竜からは。
「……大熊猫は分類的には熊種に相当しますが……」
だとさ。
鑑定すりゃ一発だったんじゃね?って……イチイチあのフザケた文章読んでたまるか。
なんかイラっとする……っつーか、気が抜けるっつーか……。
ホントに誰が書いてんだよアレ。
しかも、俺の鑑定だけ。
ウミヘビ料理を美味しくいただいて。
ちょっと2・3日休みます~……と、ギルド長に断り入れて。
俺らは何もしない休日を過ごしていた。
やることと言えば、主に猫と戯れたり、猫にエサをやったりする以外、何もしなかった。
たまには良いよな?
動きたい、暴れたい……って方向の欲求不満解消には、ギルド地下の訓練場を利用させてもらった。
武器無し、魔法無し、もちろん魔法での強化も無し。自分の身に付いた技量のみででの模擬戦(仮)を、ミヤさんと何度か……。
見物人がいたのは知ってるけど、模擬戦始めた頃に飛び交ってたヤジの類いが、終わる頃には静まりかえっていた。
……竜鱗族・水鱗族がなんか納得顔で……っつか、妙に誇らしげだったのはまあ、おいといて。
他の種族……特に人族の、タチの悪いヤジ飛ばしてたヤカラが青い顔して冷や汗かいてたのは何故だ。
俺ら、特にたいした事はしてねーぞ。
別に本気じゃなかったよな?ミヤさん?
「まあ、ね?」
俺の横に立って、悠然と果実水を飲んでいるミヤさん。
そんなミヤさんを見て、ポー……っとしている男女多数。
そーいや……最近めっきり忘れてたけど、あんたムダに男前だったっけね……。
どーやら心の声が、おもいっきり駄々漏れしてたよーで。
「君本っトに僕の扱い雑だよね」
と、言いつつミヤさんの手がこっちに伸びてきて。
やべ、ツボ押しがくる。
逃げろ~~~っ!
「……逃がすと思うかい?」
ミヤさんが、追っかけてきたー!
こっち来んなーっ!
地下訓練場の中を、縦横無尽に駆け抜ける。
当然、見学席にもお邪魔する。……っつーか、駆け抜けた。
この際、走れるんなら床だろーか壁だろーか、関係ないね。
迫りくる魔の手から必死で逃げるだけだ。
……とりあえず、他人様を踏んづけたり蹴り飛ばしたりしないってことだけ。留意して、ただひたすらに逃げ回った。
どーやら結構な時間逃げ回っていたらしい。
しかも、なかなかの娯楽になってたらしい。
ついでに賭けも行われていたらしい。
最終的に、俺がミヤさんに捕まった時、悲鳴と怒号の声が上がった。
うっせー、金返せ、じゃねーよ。
俺は今それどころじゃあねーんだよ!
ここらで一旦休憩入れることにした。
大ウミヘビ……南国方面の島々でお馴染みのイラブーと同じ……って思っていいのかな?単にサイズがデカいってだけの話か?
ギルドに討伐証明として、ウミヘビのデカい頭を提出して。
……残念ながら、ただのムダにデカい海洋生物パート3だった。
クラーケンはともかく、シーサーペントとかリヴァイアサンとかはいないのか。
「リヴァイアさん?いるわよ」
ギルド長が、思いの外あっさり言った。
……なんか言い方が、こっちの意図したモンと違かったよ~な気が……。
リヴァイアって名前の人じゃねーの?ひょっとして、さ。
なんかこー……事あるごとにギルド長ん家で、食事会が開催されている気がする。
……まあ、キッチンを好き放題に使わせてもらっているから、いいけどね。
そしてリドラさんはともかく、常にリーランさんが混ざっている。
……仕事は?
「えー、済ませているに、決まってるじゃない」
……このパンダ、優秀。
「オレ……パンダって竹しか食わない生き物だと思ってた」
「私も……」
スズよ、リッカさんよ。
今か?
その疑問は今なのか。
始めにクリームコロッケ、おいし~…って食べてた時に持つべき疑問だろ?
「リーランさんはパンダじゃない……ってことだよね」
ミヤさんがしみじみと言った。
……俺、リーランさんがコロッケ食った時から、ああ……このパンダ……パンダじゃなくて、白黒ツートンの熊なんだな……と思ってるが。
パンダ予備校してるのは、リーランさんの種族名が大熊猫、だからだし。
そして銀竜からは。
「……大熊猫は分類的には熊種に相当しますが……」
だとさ。
鑑定すりゃ一発だったんじゃね?って……イチイチあのフザケた文章読んでたまるか。
なんかイラっとする……っつーか、気が抜けるっつーか……。
ホントに誰が書いてんだよアレ。
しかも、俺の鑑定だけ。
ウミヘビ料理を美味しくいただいて。
ちょっと2・3日休みます~……と、ギルド長に断り入れて。
俺らは何もしない休日を過ごしていた。
やることと言えば、主に猫と戯れたり、猫にエサをやったりする以外、何もしなかった。
たまには良いよな?
動きたい、暴れたい……って方向の欲求不満解消には、ギルド地下の訓練場を利用させてもらった。
武器無し、魔法無し、もちろん魔法での強化も無し。自分の身に付いた技量のみででの模擬戦(仮)を、ミヤさんと何度か……。
見物人がいたのは知ってるけど、模擬戦始めた頃に飛び交ってたヤジの類いが、終わる頃には静まりかえっていた。
……竜鱗族・水鱗族がなんか納得顔で……っつか、妙に誇らしげだったのはまあ、おいといて。
他の種族……特に人族の、タチの悪いヤジ飛ばしてたヤカラが青い顔して冷や汗かいてたのは何故だ。
俺ら、特にたいした事はしてねーぞ。
別に本気じゃなかったよな?ミヤさん?
「まあ、ね?」
俺の横に立って、悠然と果実水を飲んでいるミヤさん。
そんなミヤさんを見て、ポー……っとしている男女多数。
そーいや……最近めっきり忘れてたけど、あんたムダに男前だったっけね……。
どーやら心の声が、おもいっきり駄々漏れしてたよーで。
「君本っトに僕の扱い雑だよね」
と、言いつつミヤさんの手がこっちに伸びてきて。
やべ、ツボ押しがくる。
逃げろ~~~っ!
「……逃がすと思うかい?」
ミヤさんが、追っかけてきたー!
こっち来んなーっ!
地下訓練場の中を、縦横無尽に駆け抜ける。
当然、見学席にもお邪魔する。……っつーか、駆け抜けた。
この際、走れるんなら床だろーか壁だろーか、関係ないね。
迫りくる魔の手から必死で逃げるだけだ。
……とりあえず、他人様を踏んづけたり蹴り飛ばしたりしないってことだけ。留意して、ただひたすらに逃げ回った。
どーやら結構な時間逃げ回っていたらしい。
しかも、なかなかの娯楽になってたらしい。
ついでに賭けも行われていたらしい。
最終的に、俺がミヤさんに捕まった時、悲鳴と怒号の声が上がった。
うっせー、金返せ、じゃねーよ。
俺は今それどころじゃあねーんだよ!
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