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総合ギルドガラン支部。
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妙にやる気に満ち溢れているスズとリッカさん。良いことです。多分。
そんなこんなでようやっと、到着しましたガランの街。
さあて。
じゃあ、まずは~…。
「ギルドでイタズラ結界の登録と、その作成経緯を話さなきゃね?」
ミヤさんに、逃がさん、と言わんばかりにがっしりと肩を抱え込まれております。…ちょっと市場の方に視線が行っただけじゃんか…。
そんな俺らを見て、リッカさんは萌えている。
スズは──。
「…なんか、この街は獣人の人が多目だよなー。主に、牛の人とか山羊の人とか羊の人とか…」
方向的に、酪農特化か。
じゃあ、ギルド所属としては、害獣駆除的なお仕事多めかな?
「…害虫駆除じゃないことを祈るわ…」
我に返ったリッカさんに、しみじみと言われた。
うん、確かに。
またエ○リアンとか嫌だぞ。
あれはたまたまタイミングが良かっただけ、だからな。
狭い部屋の中で、どこから来るか分かってたから一撃必殺だったってだけで。
広い屋外──森の中、とかだったら無理だから。
もしもそんなことになったら、確実に魔法使うぞ?どうなるか、知らんぞ。
「…まあ、ほら。あの森妖虫?だっけ?アレは森の奥深くが生息域だって話だし。そう何度も同じことは起きないよ。…多分」
ミヤさん…最後の一言で、がっかりだ。
さて、なんとなく両サイドが道の駅っぽい通りを進んで行くと、唐突に、ドーン、とお役所っつか銀行っつか。…そんな感じの石造りの四角い建物が現れた。
総合ギルド、ガラン支部だ。
…周囲との微妙な違和感は…気にするな。
生産職と魔法職が、頑張った結果だろーよ。
俺らがギルド登録した町…トゥーとか言ったか…トゥーの町のギルドよりもデカい建物なのは、やっぱティニークァ国第3の街のギルドってプライドかね。
どんなんだろーね、そこらへん?
馬と馬車の事を銀竜に頼む。
…スマンね、お前に御者的な事ばっかさせて…。
「私は主様のモノでございます。どうぞ、お好きなようにお使い下さい」
そんな銀竜に、リッカさんは萌えていた。
あんた…節操無くなってますよね?
感情のおもむくままに行動するの、考え直すって言ってませんでした?
「そんなこともあったわね…」
遠くを見て誤魔化すのは止めて下さい。
スズが生温かい目で見てますよ。
「遊んでないで、行くよ~」
ミヤさんの一声に、俺らは我に返ってギルド内に向かった。
銀竜、後は任せた。
「御意」
さて。
ギルド内に入ると、やっぱり市役所だった。
左から順に狩猟部・生産部・魔法部・傭兵部となっている。分かりやすく4色に色分けされており、狩猟部が赤。生産部が緑、魔法部が黄色、傭兵部が青、である。
壁にズラリと貼ってある依頼書も色分けされているので、分かりやすいっちゃ分かりやすいわな。
パっと見た感じ、やっぱ狩猟系の依頼が多いかな。
ん~…青の依頼書は、護衛任務が多いかな。
生産職や魔法職の採集の、とか商隊の旅の護衛とか。
…ふんふん…狩猟部の連中じゃ、手に負えない獣とか魔物とかが出て来た時は、狩猟部と傭兵部が合同で討伐に出るのか…ふ~ん。
まあ、それよりも、何よりも。
本当に、いろんな種族の方々がいらっしゃるんだな~。
スズが大好きな猫科の獣人の方々だけでも猫、虎、ヒョウ、ライオン…。
スズよ、あんまりガン見するな。
「…はっ」
はっ、じゃねーよ。
我を忘れて見入るんじゃない。
さっきのお前、俺とミヤさん見て萌えている時の、リッカさんみたいになってたぞ。
「え~…。それはちょっと…」
「なにかしら、スズ君?」
「ぅおっ?」
リッカさん…音も無く背後に忍び寄るのはヤメましょうよ。
心臓に悪いです。
そしてミヤさん…。
他人事のよーな顔して眺めるのはヤメて下さい…。
みんな、ここに何しに来たのか、目的を忘れていないか?
「そーだった…。な~コウよ~」
何だ?
「あのイタズラ結界ってさ~」
分類か?
とりあえず魔法部で、何でこんなモン作ることになったのか、全部ぶちまけてから生産部巻き込みゃいいんじゃね?
魔法具にするんだろ?
行くぞ~。
「…おー」
何を不安がってんだ…。
魔法部の担当者に話を通すと、もれなく生産部と、総合ギルドの副ギルド長が出て来た。
…大ゴトの予感…。
俺、狩猟部の方行っていいか?
「コウ~…置いてくなよ~…」
ええい、すがりつくな。リッカさんが萌えて…は、いないな。
どっちがってーと。
「微笑ましいモノを見る目で見てるよねー」
ミヤさん…ナニ気にギルド内半数以上の視線(男女人獣問わず)集めてた上で、のほほんと俺ら3人を見るのはヤメましょうね。
周囲の視線が痛いです…。
そんなこんなでようやっと、到着しましたガランの街。
さあて。
じゃあ、まずは~…。
「ギルドでイタズラ結界の登録と、その作成経緯を話さなきゃね?」
ミヤさんに、逃がさん、と言わんばかりにがっしりと肩を抱え込まれております。…ちょっと市場の方に視線が行っただけじゃんか…。
そんな俺らを見て、リッカさんは萌えている。
スズは──。
「…なんか、この街は獣人の人が多目だよなー。主に、牛の人とか山羊の人とか羊の人とか…」
方向的に、酪農特化か。
じゃあ、ギルド所属としては、害獣駆除的なお仕事多めかな?
「…害虫駆除じゃないことを祈るわ…」
我に返ったリッカさんに、しみじみと言われた。
うん、確かに。
またエ○リアンとか嫌だぞ。
あれはたまたまタイミングが良かっただけ、だからな。
狭い部屋の中で、どこから来るか分かってたから一撃必殺だったってだけで。
広い屋外──森の中、とかだったら無理だから。
もしもそんなことになったら、確実に魔法使うぞ?どうなるか、知らんぞ。
「…まあ、ほら。あの森妖虫?だっけ?アレは森の奥深くが生息域だって話だし。そう何度も同じことは起きないよ。…多分」
ミヤさん…最後の一言で、がっかりだ。
さて、なんとなく両サイドが道の駅っぽい通りを進んで行くと、唐突に、ドーン、とお役所っつか銀行っつか。…そんな感じの石造りの四角い建物が現れた。
総合ギルド、ガラン支部だ。
…周囲との微妙な違和感は…気にするな。
生産職と魔法職が、頑張った結果だろーよ。
俺らがギルド登録した町…トゥーとか言ったか…トゥーの町のギルドよりもデカい建物なのは、やっぱティニークァ国第3の街のギルドってプライドかね。
どんなんだろーね、そこらへん?
馬と馬車の事を銀竜に頼む。
…スマンね、お前に御者的な事ばっかさせて…。
「私は主様のモノでございます。どうぞ、お好きなようにお使い下さい」
そんな銀竜に、リッカさんは萌えていた。
あんた…節操無くなってますよね?
感情のおもむくままに行動するの、考え直すって言ってませんでした?
「そんなこともあったわね…」
遠くを見て誤魔化すのは止めて下さい。
スズが生温かい目で見てますよ。
「遊んでないで、行くよ~」
ミヤさんの一声に、俺らは我に返ってギルド内に向かった。
銀竜、後は任せた。
「御意」
さて。
ギルド内に入ると、やっぱり市役所だった。
左から順に狩猟部・生産部・魔法部・傭兵部となっている。分かりやすく4色に色分けされており、狩猟部が赤。生産部が緑、魔法部が黄色、傭兵部が青、である。
壁にズラリと貼ってある依頼書も色分けされているので、分かりやすいっちゃ分かりやすいわな。
パっと見た感じ、やっぱ狩猟系の依頼が多いかな。
ん~…青の依頼書は、護衛任務が多いかな。
生産職や魔法職の採集の、とか商隊の旅の護衛とか。
…ふんふん…狩猟部の連中じゃ、手に負えない獣とか魔物とかが出て来た時は、狩猟部と傭兵部が合同で討伐に出るのか…ふ~ん。
まあ、それよりも、何よりも。
本当に、いろんな種族の方々がいらっしゃるんだな~。
スズが大好きな猫科の獣人の方々だけでも猫、虎、ヒョウ、ライオン…。
スズよ、あんまりガン見するな。
「…はっ」
はっ、じゃねーよ。
我を忘れて見入るんじゃない。
さっきのお前、俺とミヤさん見て萌えている時の、リッカさんみたいになってたぞ。
「え~…。それはちょっと…」
「なにかしら、スズ君?」
「ぅおっ?」
リッカさん…音も無く背後に忍び寄るのはヤメましょうよ。
心臓に悪いです。
そしてミヤさん…。
他人事のよーな顔して眺めるのはヤメて下さい…。
みんな、ここに何しに来たのか、目的を忘れていないか?
「そーだった…。な~コウよ~」
何だ?
「あのイタズラ結界ってさ~」
分類か?
とりあえず魔法部で、何でこんなモン作ることになったのか、全部ぶちまけてから生産部巻き込みゃいいんじゃね?
魔法具にするんだろ?
行くぞ~。
「…おー」
何を不安がってんだ…。
魔法部の担当者に話を通すと、もれなく生産部と、総合ギルドの副ギルド長が出て来た。
…大ゴトの予感…。
俺、狩猟部の方行っていいか?
「コウ~…置いてくなよ~…」
ええい、すがりつくな。リッカさんが萌えて…は、いないな。
どっちがってーと。
「微笑ましいモノを見る目で見てるよねー」
ミヤさん…ナニ気にギルド内半数以上の視線(男女人獣問わず)集めてた上で、のほほんと俺ら3人を見るのはヤメましょうね。
周囲の視線が痛いです…。
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