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既に番外編じゃあない。67
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メイドが用意していったのは、ミントティーだった。
薄荷のすっきりした香りが良い。
一口サイズで摘まみやすいカナッペ類もまた良し。
……あれだ、オンザリッ○みたいなモンだ。
真言は、茶を一口飲んで、気分を切り替えた。
わくわく、と話を待ちわびている和樹達に視線を向けて、話を始めた。
「まぁ、簡単に言うとな。魔物狩りしながら魔国に入って魔王に会って。都合良く居た伝令神──あのロリ巨乳な──を捕まえて、俺らがここに来る直前に居た、あの白い領域に魔王と皇帝呼び出させた。んで、王国のしょーもない悪だくみを1から全部暴露した。そんで──」
「「「待て」」」
サラッと言った話の内容が、思いの外ヒドかった。
これはもう突っ込まざるを得ない、とばかりに、和樹を始め、全員が順番に突っ込んだ。
「お前ねー、メンドくさいからって、はしょり過ぎだろ」
「簡単に言い過ぎだろうが」
「紅林? やってる事がおかしいって、自覚はあるんですか?」
「……いや、無いと思うぞ委員長。この紅林の様子じゃ、なー」
「……う~ん、でもね?」
「紅林君のやるコトだもんねー」
和樹、冬至、尚人の順に突っ込んだが。
悟のあたりで怪しくなって、ナニかを達観した春香と千里が半笑いで納得していた。
この時点で話を止めてたら、先には進めないぞー?
真言は、とにかく和樹達の言葉を聞くだけ聞いた後、ナニゴトもなかったかのよーに話を。
「続けて、いーか?」
「続き……。この流れで進むと、続きもヒドいんだろーな……」
もはや乾いた笑いしか出てこない和樹達。
でも、聞かなきゃ聞かないで、な~んか気になる。
故に、彼らは。
一つナニかを諦めて、言いたい事を飲み込んで。
「んじゃ、続き頼むわ」
「おー、じゃ、続きな」
その後も、なかなかのモンだった。
魔王と皇帝捕まえて、とうとうと。
魔国と帝国がイザコザ起こしてっから王国みたいな漁夫の利狙いのセコいヤツが湧くんだ。
原因をきっちり〆て、我々(魔国と帝国)の些細ないさかいは、もう解決しましたよーって、全世界に発表すべきだろう。
王国は、まだ軍事行動……っつか、具体的なアクション起こしてないんだから、何か言い出す前に行動出来なくしちまえ。
この騒ぎの元凶たる、皇帝の意を無視して好き勝手やらかした帝国の第3皇女とその取り巻き達は、〆る方向で。
こんなカンジで、魔王的にはどーか? と聞いたらば、だいたいそんなカンジでOK ってな。
なんか、魔人族に狂っておかしな行動に出る人間種は少なくないから、いちいち反応してらんないんだとさ。
だから、自分達に余計なチョッカイ出さなけりゃ、基本どーでもいいんだと。
んで──。
「ちょっと待ったー」
「……あ?」
和樹が一旦止めた。
何よ? と目線で問う真言に、和樹が聞いたのは。
「前にも聞いたけどさ。魔人族って、そんなにイケメン? ……っつか、美男美女の巣窟なのか? 魔人族って」
めっちゃ興味津々の和樹だった。
そこ? と呆れた視線を和樹に向ける真言、冬至、尚人の3人。
残る悟ら3人も、なんとなく興味ありそーなカンジだ。
真言は、しょーがねーなコイツ……という目で和樹を見て、茶を一口飲んで言った。
「確かに美形ばかりだった。老若男女、揺りかごから墓場まで、より取りみどりでいろんな種類の美形がわんさか……」
おおー、と、なんか盛り上がりを見せる和樹達。
「で、美形が有り余る魔国から白い領域を経て、皇帝にくっついて帝国に行ってな。今回の原因っつか、元凶の第3皇女の顔、見てきた」
「うん」
「……正直、ナニがどーしてソコまで自分に自信持てたのか、皆目分からんかったわ。あのボケ姫、望み通りになったとしても、魔国でやって行けずに速攻帝国に出戻るんじゃね? なんせ、確実に自分よりも美形なヤツが、掃いて捨てるほど居るんだし、どこを向いても美形が居るワケだし。それに──」
真言は、一旦言葉を切って、茶を一口飲んだ。
聴衆は、わくわくと続きを待っている。
「魔人族と人間種って、寿命が違うじゃん。成長度合いも違う。つまり、だ。魔王はいつまでも若々しいけど、ボケ姫は順調に年食って行くんだよ。ボケ姫だけ、しわしわのばーちゃんになるんだ」
薄荷のすっきりした香りが良い。
一口サイズで摘まみやすいカナッペ類もまた良し。
……あれだ、オンザリッ○みたいなモンだ。
真言は、茶を一口飲んで、気分を切り替えた。
わくわく、と話を待ちわびている和樹達に視線を向けて、話を始めた。
「まぁ、簡単に言うとな。魔物狩りしながら魔国に入って魔王に会って。都合良く居た伝令神──あのロリ巨乳な──を捕まえて、俺らがここに来る直前に居た、あの白い領域に魔王と皇帝呼び出させた。んで、王国のしょーもない悪だくみを1から全部暴露した。そんで──」
「「「待て」」」
サラッと言った話の内容が、思いの外ヒドかった。
これはもう突っ込まざるを得ない、とばかりに、和樹を始め、全員が順番に突っ込んだ。
「お前ねー、メンドくさいからって、はしょり過ぎだろ」
「簡単に言い過ぎだろうが」
「紅林? やってる事がおかしいって、自覚はあるんですか?」
「……いや、無いと思うぞ委員長。この紅林の様子じゃ、なー」
「……う~ん、でもね?」
「紅林君のやるコトだもんねー」
和樹、冬至、尚人の順に突っ込んだが。
悟のあたりで怪しくなって、ナニかを達観した春香と千里が半笑いで納得していた。
この時点で話を止めてたら、先には進めないぞー?
真言は、とにかく和樹達の言葉を聞くだけ聞いた後、ナニゴトもなかったかのよーに話を。
「続けて、いーか?」
「続き……。この流れで進むと、続きもヒドいんだろーな……」
もはや乾いた笑いしか出てこない和樹達。
でも、聞かなきゃ聞かないで、な~んか気になる。
故に、彼らは。
一つナニかを諦めて、言いたい事を飲み込んで。
「んじゃ、続き頼むわ」
「おー、じゃ、続きな」
その後も、なかなかのモンだった。
魔王と皇帝捕まえて、とうとうと。
魔国と帝国がイザコザ起こしてっから王国みたいな漁夫の利狙いのセコいヤツが湧くんだ。
原因をきっちり〆て、我々(魔国と帝国)の些細ないさかいは、もう解決しましたよーって、全世界に発表すべきだろう。
王国は、まだ軍事行動……っつか、具体的なアクション起こしてないんだから、何か言い出す前に行動出来なくしちまえ。
この騒ぎの元凶たる、皇帝の意を無視して好き勝手やらかした帝国の第3皇女とその取り巻き達は、〆る方向で。
こんなカンジで、魔王的にはどーか? と聞いたらば、だいたいそんなカンジでOK ってな。
なんか、魔人族に狂っておかしな行動に出る人間種は少なくないから、いちいち反応してらんないんだとさ。
だから、自分達に余計なチョッカイ出さなけりゃ、基本どーでもいいんだと。
んで──。
「ちょっと待ったー」
「……あ?」
和樹が一旦止めた。
何よ? と目線で問う真言に、和樹が聞いたのは。
「前にも聞いたけどさ。魔人族って、そんなにイケメン? ……っつか、美男美女の巣窟なのか? 魔人族って」
めっちゃ興味津々の和樹だった。
そこ? と呆れた視線を和樹に向ける真言、冬至、尚人の3人。
残る悟ら3人も、なんとなく興味ありそーなカンジだ。
真言は、しょーがねーなコイツ……という目で和樹を見て、茶を一口飲んで言った。
「確かに美形ばかりだった。老若男女、揺りかごから墓場まで、より取りみどりでいろんな種類の美形がわんさか……」
おおー、と、なんか盛り上がりを見せる和樹達。
「で、美形が有り余る魔国から白い領域を経て、皇帝にくっついて帝国に行ってな。今回の原因っつか、元凶の第3皇女の顔、見てきた」
「うん」
「……正直、ナニがどーしてソコまで自分に自信持てたのか、皆目分からんかったわ。あのボケ姫、望み通りになったとしても、魔国でやって行けずに速攻帝国に出戻るんじゃね? なんせ、確実に自分よりも美形なヤツが、掃いて捨てるほど居るんだし、どこを向いても美形が居るワケだし。それに──」
真言は、一旦言葉を切って、茶を一口飲んだ。
聴衆は、わくわくと続きを待っている。
「魔人族と人間種って、寿命が違うじゃん。成長度合いも違う。つまり、だ。魔王はいつまでも若々しいけど、ボケ姫は順調に年食って行くんだよ。ボケ姫だけ、しわしわのばーちゃんになるんだ」
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