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よーやく出発?

そこはきっちり。

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刺々しい空気の中、ものともせずに茶菓子を要求した、ある意味心臓強い王弟殿下には、ホールのベイクドチーズケーキを適正価格で提供。
ケーリッシュ嬢と楽しくお茶した後、残ったケーキを巡って修羅場が発生しても、私は知らん。
ケーキ提供の流れに乗っかって、酒の一本や二本、こっちに寄越せよ、と無言で圧力かけてくる騎士連中に一言。

仕事しろ。

あと、王弟殿下のベイクドチーズケーキのお茶した残りじゃ足りない! と、いくら侍女連中が騒ごうが喚こうが、絶対にタダじゃ提供しない。

ちょっとくらい良いじゃない! ってのは聞かないから。

絶対『ちょっと』じゃ済まないから。

それに。

「伯爵令嬢のあたくしの言う事が聞けないの?」

……ってホザいた侍女よ。

とてもそうは見えないんだろうが、私、侯爵令嬢(笑)。
アンタよりも、家格は上だから。

家の力使ってでも茶菓子が欲しかったようだけど。

残念でした~。

……あ、なんかムカついたから、代金支払うって言われても、全力で拒否だ。
拒否。








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