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祭りだ、祭るぞ!

笑、わら……。

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でもまぁ、ね?

どーも、年末年始はサルファー王国に居るよりも、オンタリオに帰った方がイベント盛りだくさんで楽しい。
ので。
オンタリオ皇国に帰った私だ。

「ねぇねぇコーラル! わたしぃ、よその国って初めてなの!」

何故か、セリス伯爵家御家族御一同もついてきた。
まー、一番下のお子様ユリアナちゃん11歳のテンションが高いこと高いこと。

面倒は、見ないぞ。

セリス伯爵と元伯爵じーさん的には、ちょっとしたカルチャーショック与える事によって、頭ガッチガチなセリス嫁と、ばーさんに衝撃を与えたろ……ってゆーたくらみが。
カルチャーショックは受けるカモだが、どーなるかまでは読めんぞ?
大人のややこしいコトは、大人がナンとかしてくれ。

若造どもエリオットとオスカーと、ついでにお子様ユリアナちゃんは、せいぜい楽しもうじゃないか。
花火とか上がって、すっごい派手だぞウチオンタリオの年末。
つか、クリスマス前後からイルミネーターってゆー、自分の家を派手に飾り付けた上に、電飾ってゆー魔道具使って夜中ず~っとピカピカさせる謎行動に出る人々が湧くからな。
それ・・見物するだけでも、なかなかの見ものだぞ。
飾り付け、毎年違うしな。

でもお子様の面倒は見ない。

キリが無いから。

きっぱり。




あ、もれなく東輝蘭組もついて来たんだケドさ。
その理由は、しーのんシノブ・シノノメの。

あの方銀狼様にお会いしたい……!」

っつー、思いっ切り私情によるモノだった。

私は知っている。
次男オスカーと仲良しなカエデ君が、ひそひそと愚痴ってたコトを。

「年末年始は、東輝蘭に帰る予定だったのに……」
「……予定って、未定になりがちだよな」
「顔には出してないけど、モミジもがっかりしてたさ」
「あ~……」

だって。

御愁傷様。




おやじ殿か。
この時期は、飲んだくれるだけだが?
今再びの、うわばみ化だが?

……ん~……。
正直、あの・・おやじ殿のどこら辺が、しーのんの琴線に触れたんだか。
皆目分からん。

確かにムダに見てくれは良いが。
銀狼、なんて二つ名付いちゃってるが。
おっさんだぞ?
三十路のおっさんだぞ?
大事な事だからも一回言うが、おっさんだぞおやじ殿は。
ナガツキさんみたいな年齢不詳じゃなくて、明らかにおっさんだぞ?

あ、4回言ってた。

まぁ、事実だからいいか。









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