笑顔でナニ言ってんですか？

vs. 王族あんど……。

あっちゃ～……。

しーのんってば、ひょっとして歳上嗜好おっさんシュミ？

などという一抹の不安を覚えつつ、赤面して挙動不審なしーのんのコトはちょっとこっちに置いといて。

さて、おやじ殿よ。

……吐け。

どっかりと胡座あぐらをかいたよーに座った目で、米が食いたい……なんぞとほざくおやじ殿を見ると、おやじ殿は。

本当に、本っ当～に言いたくねえな……とゆー態度でしぶしぶ口を開いた。

「あ～……姫様が、な？」

あ、この時点でヤな予感。

「……姫様が、何だって？」
「やらかした。っつーか、やらかそうとしてる。現在進行形で」

は？




とーとつに、ナニを言ってるこのおやじ。

なんか七五調。

……って、んな事こたぁどーでもよくて。

……姫様カサンドラ姫が、何だって？



すっ……と真顔になった私とナガツキさんに、次男オスカーが固まった。

いや、別にお前がコロッケに手を伸ばしたからってDo とゆーコトは無くてだな？

……ん～……。
組合員っつっても初級も初級、“とにかく死なない”が第一目標の次男に聞かせるよーな話じゃないな。
第一面倒だし。

グロリア。

「承うけたまわりましたわ、お嬢様」

グロリアは、テーブルに山盛りの揚げ物三昧の中から適当に３割ほど別皿に盛って、次男を連れてしーのん達のテーブルに移動。
お裾分けっポくなってる。
嬉しげに目を輝かせて、揚げ物三昧の皿を見てる次男&紅葉さんと楓君。

しーのん？
なんだか夢心地っポいので放置。
視線の先は、とーぜんウチのおやじ殿ときた。
……こりゃひょっとしないな。
確定だな。