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vs. 王族あんど……。

引きこもる。

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さてと。

待機部屋にて、某秘密結社(笑)の息のかかった侍女従僕の用意した茶や菓子を排除っつか。
部屋の隅っこに避けて、自前のお茶セットでヒマ潰し開始。
私らの周囲には、遮音結界張って、周囲のニンゲンにゃナニをDo してどんなコトをしゃべってるのか、一切解らなくなるよーにして、と。

侍女従僕使用人は、家具でも置物でもなく、ニンゲンです。
見聞きしたコトを、上役に報告しないワケがない。
特に、オカシな秘密結社がのさばってる国では、ね。

「──まぁ、基本的に錬度が低いんだけどな、このように国の影働きの連中。ってゆーか、諜報機関」

あぁ、部屋の外でわちゃわちゃしてる気配の連中か。

ナガツキさんは、茶器を片手にうっそりと笑って言った。

ナニ話してるかは解らなくとも、私らの姿はハッキリ見える。

ナガツキさんの半笑いも、グロリアは微笑みも、な。

ハタから見れば、アヤしい笑みを口元に浮かべた東輝蘭の青年と、ひっそりと微む淑女。
のんきに茶あしばいてるだけと思わないわな。






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