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vs. 王族あんど……。

ありゃ、まぁ。

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なんつーか。

やる気というモノが、全部まるっと全力で逃げてった私だが。
長男は、まあまあまあ……と宥めてくる。

「約2年、国の……と、言うよりブランシェット侯爵家のお金で遊び放題だと思えば……ね?」

学院の運営は国が主体。
貴族達の納める税金によって運営されてるとかナンとか。
公爵、侯爵家はそれなりに高額納税。
それ以外は、それなりに……だ、そーた。



学院内には序列もバッチリあるそーで。

「学院の中では、王族貴族の立場無く平等である……なんて言うけど、ウソだからな」

長男……。
ナニかイヤな事でもあったんか?
妙に含みのある、いい笑顔だ。

ん~……。
母の親戚? だからか。
それなり以上に見目の良い、いわゆるイケメンなカンジだから、肉食系のお嬢様方に狙われたりしてるのか?
ついでに血迷った子息達にも……。

「その先は言わないでくれるかな!」

長男の発言に、ちょ~っと圧が入りました。
長男を見てみれば、微妙に青ざめ強張った顔。

あぁ……。

「……なんで無言で両手を合わせて、頭を下げてくるのかな!?」

まぁ、アレだ。
本人の意に沿わぬ事を強いられたりしたんだろうな。
誰にナニをDo されたか、までは分からんけどさ。
なんつーか、こー……。

合掌。

南無~……。






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