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vs. 王族あんど……。

そーいえばさ。

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オレこの場に居る意味無いんじゃ? と、ちょっと黄昏てるにーさんに声をかけた。

「そーいや、にーさん長男に聞いときたいコトがあったんだ」
「……いや、長男って……」

確かに長男だけどさぁ……とボヤくように呟くにーさん。

が。

「何か気になる事でも?」

なんとなくキラめく目でこっちを見てきた。
何でだ。
まぁいーけど。

「学院について、聞きたかったんだよね。長男、今最高学年なんでしょ? 授業内容とかどんなスケジュールかとかいろいろさ」

正直、基本的なコトすら知らんのだよ。
ただ一方的に学院に行けーって命じられただけで。
何がナニやら……。

で、大人が見てる表面的なモノじゃあなくて、実際に通ってる人の意見が聞きたい。

そう言ったところ、大人ども──お貴族サマ方とナガツキさん──は、しみじみと茶と菓子を楽しみだした。

ノーテンキだなぁ。
他人事じゃないと思うんだが?
アンタ達にだって、小僧の頃にゃ学院に通ってたんだろ?
その頃とまったく変わらない……な~んて事があるワケがない。
変わらないモノなんて無いんだよ。

さりげなく茶菓子のおかわりを要求する、
ノーテンキとゆーよりもむしろ脳天気な大人どもに、適当に茶菓子をあてがって。
私はにーさんに、学院についての基礎知識を聞く事にしたんだけど

グロリアとお子様方は、まだ戻ってこない。

ばーさんとセリス嫁もまた、引きこもったまんま出てこないよーだ。

……余計な邪魔が入らないのは、良いコトたよね?






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