214 / 381
vs. 王族あんど……。
なるほどコレが……。
しおりを挟む
なんつーか、さー。
ちょっとイタズラ♪な、軽い気持ちで雇い主に一服盛る使用人って、どーよ?
あと、ちょっとした小遣い稼ぎだの、皆やってるからだの言って誘い込むナゾの秘密結社『黒百合の系譜』。
何だか姉妹店に『黒薔薇の系譜』とかって店舗がありそう。
そして、系譜繋がりで、系列店が山盛りありそうな雰囲気。
こう、『ナンとかの系譜』ってネーミングの店が。
あと、自分から『秘密結社』とか名乗るって……あ。
そーか。
これがいわゆる厨二病ってヤツか。
なんか前世持ちの人に聞いたコトある。
うん、詳しくは後程こそっと鑑定した後で。
こそっと、ね。
壁際に並んでいる侍女…を、なんとなく生温かい目で見ているんだが。
まぁ、ここにこのまま居られても邪魔だな。
生温かい眼差しから一転、軽く威圧を飛ばしてみる。
と。
一気に青ざめる侍女達。
中には睨み返してくる輩もいる。
こいつは結社の一員だな。
あと部屋の外で様子を伺ってる連中も。
なんかバタバタしてる気配。
お?
ちょっと圧力を上げてみる。
「ひっ……」
「………っ」
「………」
青ざめてた侍女達は、そのまま気絶した。
睨み返してきた結社員は、真っ青になってガクブル状態。
外のヤツら?
逃げ出したわ、根性無しが。
「いや、お前さ……」
ん?
ナガツキさん?
何苦笑い浮かべてんの?
ナガツキさんは、あーもーコイツしょーがねーなーって顔して。
「伯爵一家……っつっても3人だが。3人揃って固まってんぞ?」
おや本当だ。
うっかりセリス伯爵家の方々にまで、威圧飛ばしちゃったか。
悪いコトしたな。
「軽いな」
ナガツキさんの苦笑いが止まらない。
そして、さりげなく侍女達が支度した茶菓子をサクッと処分した。
妙なモン入ってるからね。
気絶して使いモンにならない&青ざめてガクブルってる侍女達を、ポイっと部屋の外へ放り出して、自前の魔法収納袋から茶と菓子を取り出した。
気分転換に、最上級の翡翠茶を。
それに合わせて、水ようかんかな。
口の中の水分全部持ってく焼き菓子はちょっと、な。
侍女が用意したのが、薬物入りの焼き菓子だったから…:ってワケじゃない。
多分。
……さて、と。
お話、しようか?
ちょっとイタズラ♪な、軽い気持ちで雇い主に一服盛る使用人って、どーよ?
あと、ちょっとした小遣い稼ぎだの、皆やってるからだの言って誘い込むナゾの秘密結社『黒百合の系譜』。
何だか姉妹店に『黒薔薇の系譜』とかって店舗がありそう。
そして、系譜繋がりで、系列店が山盛りありそうな雰囲気。
こう、『ナンとかの系譜』ってネーミングの店が。
あと、自分から『秘密結社』とか名乗るって……あ。
そーか。
これがいわゆる厨二病ってヤツか。
なんか前世持ちの人に聞いたコトある。
うん、詳しくは後程こそっと鑑定した後で。
こそっと、ね。
壁際に並んでいる侍女…を、なんとなく生温かい目で見ているんだが。
まぁ、ここにこのまま居られても邪魔だな。
生温かい眼差しから一転、軽く威圧を飛ばしてみる。
と。
一気に青ざめる侍女達。
中には睨み返してくる輩もいる。
こいつは結社の一員だな。
あと部屋の外で様子を伺ってる連中も。
なんかバタバタしてる気配。
お?
ちょっと圧力を上げてみる。
「ひっ……」
「………っ」
「………」
青ざめてた侍女達は、そのまま気絶した。
睨み返してきた結社員は、真っ青になってガクブル状態。
外のヤツら?
逃げ出したわ、根性無しが。
「いや、お前さ……」
ん?
ナガツキさん?
何苦笑い浮かべてんの?
ナガツキさんは、あーもーコイツしょーがねーなーって顔して。
「伯爵一家……っつっても3人だが。3人揃って固まってんぞ?」
おや本当だ。
うっかりセリス伯爵家の方々にまで、威圧飛ばしちゃったか。
悪いコトしたな。
「軽いな」
ナガツキさんの苦笑いが止まらない。
そして、さりげなく侍女達が支度した茶菓子をサクッと処分した。
妙なモン入ってるからね。
気絶して使いモンにならない&青ざめてガクブルってる侍女達を、ポイっと部屋の外へ放り出して、自前の魔法収納袋から茶と菓子を取り出した。
気分転換に、最上級の翡翠茶を。
それに合わせて、水ようかんかな。
口の中の水分全部持ってく焼き菓子はちょっと、な。
侍女が用意したのが、薬物入りの焼き菓子だったから…:ってワケじゃない。
多分。
……さて、と。
お話、しようか?
10
お気に入りに追加
407
あなたにおすすめの小説
【完結】『サヨナラ』そう呟き、崖から身を投げようとする私の手を誰かに引かれました。
仰木 あん
ファンタジー
継母に苛められ、義理の妹には全てを取り上げられる。
実の父にも蔑まれ、生きる希望を失ったアメリアは、家を抜け出し、海へと向かう。
たどり着いた崖から身を投げようとするアメリアは、見知らぬ人物に手を引かれ、一命を取り留める。
そんなところから、彼女の運命は好転をし始める。
そんなお話。
フィクションです。
名前、団体、関係ありません。
設定はゆるいと思われます。
ハッピーなエンドに向かっております。
12、13、14、15話は【胸糞展開】になっておりますのでご注意下さい。
登場人物
アメリア=フュルスト;主人公…二十一歳
キース=エネロワ;公爵…二十四歳
マリア=エネロワ;キースの娘…五歳
オリビエ=フュルスト;アメリアの実父
ソフィア;アメリアの義理の妹二十歳
エリザベス;アメリアの継母
ステルベン=ギネリン;王国の王
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
殿下から婚約破棄されたけど痛くも痒くもなかった令嬢の話
ルジェ*
ファンタジー
婚約者である第二王子レオナルドの卒業記念パーティーで突然婚約破棄を突きつけられたレティシア・デ・シルエラ。同様に婚約破棄を告げられるレオナルドの側近達の婚約者達。皆唖然とする中、レオナルドは彼の隣に立つ平民ながらも稀有な魔法属性を持つセシリア・ビオレータにその場でプロポーズしてしまうが───
「は?ふざけんなよ。」
これは不運な彼女達が、レオナルド達に逆転勝利するお話。
********
「冒険がしたいので殿下とは結婚しません!」の元になった物です。メモの中で眠っていたのを見つけたのでこれも投稿します。R15は保険です。プロトタイプなので深掘りとか全くなくゆるゆる設定で雑に進んで行きます。ほぼ書きたいところだけ書いたような状態です。細かいことは気にしない方は宜しければ覗いてみてやってください!
*2023/11/22 ファンタジー1位…⁉︎皆様ありがとうございます!!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
大好きな母と縁を切りました。
むう子
ファンタジー
7歳までは家族円満愛情たっぷりの幸せな家庭で育ったナーシャ。
領地争いで父が戦死。
それを聞いたお母様は寝込み支えてくれたカルノス・シャンドラに親子共々心を開き再婚。
けれど妹が生まれて義父からの虐待を受けることに。
毎日母を想い部屋に閉じこもるナーシャに2年後の政略結婚が決定した。
けれどこの婚約はとても酷いものだった。
そんな時、ナーシャの生まれる前に亡くなった父方のおばあさまと契約していた精霊と出会う。
そこで今までずっと近くに居てくれたメイドの裏切りを知り……
【完結】婚約を解消して進路変更を希望いたします
宇水涼麻
ファンタジー
三ヶ月後に卒業を迎える学園の食堂では卒業後の進路についての話題がそここで繰り広げられている。
しかし、一つのテーブルそんなものは関係ないとばかりに四人の生徒が戯れていた。
そこへ美しく気品ある三人の女子生徒が近付いた。
彼女たちの卒業後の進路はどうなるのだろうか?
中世ヨーロッパ風のお話です。
HOTにランクインしました。ありがとうございます!
ファンタジーの週間人気部門で1位になりました。みなさまのおかげです!
ありがとうございます!
もう私、好きなようにさせていただきますね? 〜とりあえず、元婚約者はコテンパン〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「婚約破棄ですね、はいどうぞ」
婚約者から、婚約破棄を言い渡されたので、そういう対応を致しました。
もう面倒だし、食い下がる事も辞めたのですが、まぁ家族が許してくれたから全ては大団円ですね。
……え? いまさら何ですか? 殿下。
そんな虫のいいお話に、まさか私が「はい分かりました」と頷くとは思っていませんよね?
もう私の、使い潰されるだけの生活からは解放されたのです。
だって私はもう貴方の婚約者ではありませんから。
これはそうやって、自らが得た自由の為に戦う令嬢の物語。
※本作はそれぞれ違うタイプのざまぁをお届けする、『野菜の夏休みざまぁ』作品、4作の内の1作です。
他作品は検索画面で『野菜の夏休みざまぁ』と打つとヒット致します。
【完結】実家に捨てられた私は侯爵邸に拾われ、使用人としてのんびりとスローライフを満喫しています〜なお、実家はどんどん崩壊しているようです〜
よどら文鳥
恋愛
フィアラの父は、再婚してから新たな妻と子供だけの生活を望んでいたため、フィアラは邪魔者だった。
フィアラは毎日毎日、家事だけではなく父の仕事までも強制的にやらされる毎日である。
だがフィアラが十四歳になったとある日、長く奴隷生活を続けていたデジョレーン子爵邸から抹消される運命になる。
侯爵がフィアラを除名したうえで専属使用人として雇いたいという申し出があったからだ。
金銭面で余裕のないデジョレーン子爵にとってはこのうえない案件であったため、フィアラはゴミのように捨てられた。
父の発言では『侯爵一家は非常に悪名高く、さらに過酷な日々になるだろう』と宣言していたため、フィアラは不安なまま侯爵邸へ向かう。
だが侯爵邸で待っていたのは過酷な毎日ではなくむしろ……。
いっぽう、フィアラのいなくなった子爵邸では大金が入ってきて全員が大喜び。
さっそくこの大金を手にして新たな使用人を雇う。
お金にも困らずのびのびとした生活ができるかと思っていたのだが、現実は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる