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vs. 双子。
仕事中だが?
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予定通りにブリ大根作って、ウマウマ♪と夕食を済ませて。
一夜明けて。
組合に出勤ついでに、依頼品の納入を済ませた。
余分に納品してもいいよ? と、言われたけどスルーして。
日常業務に入ります。
で。
更に1日経って。
双子は、本当に組合にやって来た。
「……アレ、宿の双子だよな?」
「何しに来たんだ?」
と、さわさわする組合員達の視線をモノともせず──なかなかの厚顔無恥だな──受付に居た、おねーさまのところにまっすぐ向かっていき。
「「ダリアさ~ん、コールは~?」」
声を揃えて言った。
「………」
おい。
そこの非常識ども。
ちょっと待て。
せめて、並べ。
何なの、その周囲を一切気にしないずかずか感。
おっさん達がちゃんと並んで受付してるのに、そんなの関係ないねっ! と言わんばかりに好き放題に行動してる。
横入りなんてかわいいモンじゃない。
……バカなの?
ところで。
私は普通に仕事中だが、何か?
受付業務じゃなくて、奥の部屋で書類整理してると。
双子がフザケてるとしか思えないコトを、大声で叫んでるのが聞こえてきた。
「コール~っ! 組合の仕事なんか、どーだっていいから早くこっちに出て来なよ~っ!」
「どーせたいした仕事してないんでしょ~っ? ワタシ達がわざわざ来てあげたんだから、さっさとこっちに来なさいよ~っ!」
ざわり。
待ち合い室の方が、一瞬ざわめいて、静まりかえった。
今、なんて言った?
組合なんか?
客商売の家の子供が、組合の待ち合い室のど真ん中で、何をフザケたコトを抜かしてるのかな?
私と一緒に奥に引きこもって書類仕事に勤しんでいたおにーさまが、呆れたよーに頭を振って。
「……青いかささぎ亭、客減るな。多分」
ぽつり、と言った。
……そーだね。
この先、組合関係者は青いかささぎ亭を利用する事も、依頼を受ける事も避けるよーになるだろうしね。
宿を引き払うとか、食堂を利用しないとか……ね。
行商人だって、組合員が避ける宿は避けるだろう。
この先、どーなるんだろうね?
ま、私の知ったこっちゃないけどね。
少なくとも、双子がああなのは私のせいじゃない。
ないったら、ない。
「話には聞いてたけどさ。あの双子、あんなに頭弱かったのか? もうちょいマトモだと思っていたんだが……」
おにーさまは、仕事の手を休める事なく囁くように言った。
別に普通に話していいと思いますが。
「なんかね? 以前から妙なコト言いながらしつこく絡んでくるな~……とは思ってたんですけどね。ここ最近、妄想が激しくなってきて。……ん~……あの残念な貴族のおじょーさまが、おかしなコト言いながら組合に乗り込んできたちょっと前あたりから、かな? あのおじょーさまも私と誰かを間違えてたみたいだから、あの双子も誰かと私を勘違いしてるのかも?」
私が書類を捌きながらそう言うと。
おにーさまも。
「ああ。まあ無いとは言えないか……」
なんか納得していた。
一夜明けて。
組合に出勤ついでに、依頼品の納入を済ませた。
余分に納品してもいいよ? と、言われたけどスルーして。
日常業務に入ります。
で。
更に1日経って。
双子は、本当に組合にやって来た。
「……アレ、宿の双子だよな?」
「何しに来たんだ?」
と、さわさわする組合員達の視線をモノともせず──なかなかの厚顔無恥だな──受付に居た、おねーさまのところにまっすぐ向かっていき。
「「ダリアさ~ん、コールは~?」」
声を揃えて言った。
「………」
おい。
そこの非常識ども。
ちょっと待て。
せめて、並べ。
何なの、その周囲を一切気にしないずかずか感。
おっさん達がちゃんと並んで受付してるのに、そんなの関係ないねっ! と言わんばかりに好き放題に行動してる。
横入りなんてかわいいモンじゃない。
……バカなの?
ところで。
私は普通に仕事中だが、何か?
受付業務じゃなくて、奥の部屋で書類整理してると。
双子がフザケてるとしか思えないコトを、大声で叫んでるのが聞こえてきた。
「コール~っ! 組合の仕事なんか、どーだっていいから早くこっちに出て来なよ~っ!」
「どーせたいした仕事してないんでしょ~っ? ワタシ達がわざわざ来てあげたんだから、さっさとこっちに来なさいよ~っ!」
ざわり。
待ち合い室の方が、一瞬ざわめいて、静まりかえった。
今、なんて言った?
組合なんか?
客商売の家の子供が、組合の待ち合い室のど真ん中で、何をフザケたコトを抜かしてるのかな?
私と一緒に奥に引きこもって書類仕事に勤しんでいたおにーさまが、呆れたよーに頭を振って。
「……青いかささぎ亭、客減るな。多分」
ぽつり、と言った。
……そーだね。
この先、組合関係者は青いかささぎ亭を利用する事も、依頼を受ける事も避けるよーになるだろうしね。
宿を引き払うとか、食堂を利用しないとか……ね。
行商人だって、組合員が避ける宿は避けるだろう。
この先、どーなるんだろうね?
ま、私の知ったこっちゃないけどね。
少なくとも、双子がああなのは私のせいじゃない。
ないったら、ない。
「話には聞いてたけどさ。あの双子、あんなに頭弱かったのか? もうちょいマトモだと思っていたんだが……」
おにーさまは、仕事の手を休める事なく囁くように言った。
別に普通に話していいと思いますが。
「なんかね? 以前から妙なコト言いながらしつこく絡んでくるな~……とは思ってたんですけどね。ここ最近、妄想が激しくなってきて。……ん~……あの残念な貴族のおじょーさまが、おかしなコト言いながら組合に乗り込んできたちょっと前あたりから、かな? あのおじょーさまも私と誰かを間違えてたみたいだから、あの双子も誰かと私を勘違いしてるのかも?」
私が書類を捌きながらそう言うと。
おにーさまも。
「ああ。まあ無いとは言えないか……」
なんか納得していた。
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