勇者召喚に巻き込まれました。自分無関係ですが…。

保護者（予定）登場。

王族様か？

まぁ状況的に鑑みて、どう見ても王様だろうな。
で、王様、王冠は？
普段使いじゃないのか。
まあ、重いか立派な王冠って。
首に負担がかかるか。

なんて、まったく関係ないコトを呆ぉっと考えてるうちに、話はサクサクと進んだようで。
いつの間にか、俺は兄さん預かり。
知人の女勇者は、あんちゃん預かり～兄さんは第一王子、あんちゃんは第二王子だった～に決定。
やらかした聖女は一旦神殿で謹慎。
魔導師長～あのロン毛のイケメンオッサン～は、早急に送還術式の開発をしなサイ、と命じられていた。
完成するまで聖女との面会禁止、だとさ。
そう言い渡された瞬間、愕然とした顔になった聖女とイケメンオッサン…。
やっぱこの２人デキてんじゃね？
顔をヒキツラせたままで聖女は白い服～もれなくギリシャ風味～の集団に持ってかれた。
イケメンオッサン～魔導師長は、それを切なそうな顔で見送ってから、俺の事をキッとのニラんで。
「早急に取り掛かります…」
と王様に頭を垂れて
「御前失礼いたします」
と退出して行った。