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第1章 重力波
ミーナ
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ミーナは私の自宅の近くに住んでいる、小さい頃からの幼なじみである。
学校も一緒に通ったし、教室も同じだった。
長命族らしく、髪は白に近い薄い金髪でミーナはそれを長く伸ばしていた。顔は可愛らしく、唇はいつも濡れているように赤く光っていた。左の瞳が青かった。怒ると右目が赤くなった。これも長命族の特徴だ。
少し成長すると、私達は夢を見るようになった。それで、よく昨夜見た夢の話をした。怪獣が出て来たり、花がいっぱい咲いている野原を二人で鬼ごっこをしたりする夢だ。花畑で鬼ごっこをして、二人でこっぴどく叱られたことがある。
もう少し大きくなると、将来したいことを話し合った。宇宙に出て、旅行や探検、冒険をする夢だ。二人とも似たような夢を持っていた。同じような夢なので、すぐに話の種が尽きてしまってつまらなくなり、それぞれ本(物語)を読むようになった。様々な冒険物語だ。その話をするようにもなった。話の内容より、話していることが楽しかった。
場所は、学校だったり、学校の校庭だったり、家の庭だったり、私の部屋だったり、ミーナの部屋だったりした。二人の世界が楽しかった。二人だけの世界が楽しかった。
時々、親や先生や友達の話をした。おじさんの話をすることもあった。居なかったら居なかったでどこで何をしているんだろうとか、帰って来たら来たで土産話の感想を言い合った。そんなことは起こるはずがないとか、あんな怪物はいないとか、私だったらこうするとか。
ミーナには兄がいた。その兄の話をミーナからよく聞かされた。秀才であり、中央都市で世界政府のために働いているという。どこそこの惑星で、こんな問題があると、行ってこう解決したとか、今ニュースになっているこの事件は兄が解決したとか、そういう話だった。多くは兄の自慢話だ。そういう時はいつも、私は「うん」と言ってミーナを抱きしめた。
更に成長すると、向かい合って座り、両手をつないで、お互いを見つめ合って過ごした。会話が少なくなった。じっと見詰めているだけだった。見ると、ミーナの肌には薄い産毛が生えていた。これも長命族の特徴だ。触りたくなって、よく「触ってもいい?」と聞いて、触らせてもらった。指を肌に沿って滑らせるとふわっとして気持ちよかった。顔や腕など、あちこち触らせてもらった。
学校も一緒に通ったし、教室も同じだった。
長命族らしく、髪は白に近い薄い金髪でミーナはそれを長く伸ばしていた。顔は可愛らしく、唇はいつも濡れているように赤く光っていた。左の瞳が青かった。怒ると右目が赤くなった。これも長命族の特徴だ。
少し成長すると、私達は夢を見るようになった。それで、よく昨夜見た夢の話をした。怪獣が出て来たり、花がいっぱい咲いている野原を二人で鬼ごっこをしたりする夢だ。花畑で鬼ごっこをして、二人でこっぴどく叱られたことがある。
もう少し大きくなると、将来したいことを話し合った。宇宙に出て、旅行や探検、冒険をする夢だ。二人とも似たような夢を持っていた。同じような夢なので、すぐに話の種が尽きてしまってつまらなくなり、それぞれ本(物語)を読むようになった。様々な冒険物語だ。その話をするようにもなった。話の内容より、話していることが楽しかった。
場所は、学校だったり、学校の校庭だったり、家の庭だったり、私の部屋だったり、ミーナの部屋だったりした。二人の世界が楽しかった。二人だけの世界が楽しかった。
時々、親や先生や友達の話をした。おじさんの話をすることもあった。居なかったら居なかったでどこで何をしているんだろうとか、帰って来たら来たで土産話の感想を言い合った。そんなことは起こるはずがないとか、あんな怪物はいないとか、私だったらこうするとか。
ミーナには兄がいた。その兄の話をミーナからよく聞かされた。秀才であり、中央都市で世界政府のために働いているという。どこそこの惑星で、こんな問題があると、行ってこう解決したとか、今ニュースになっているこの事件は兄が解決したとか、そういう話だった。多くは兄の自慢話だ。そういう時はいつも、私は「うん」と言ってミーナを抱きしめた。
更に成長すると、向かい合って座り、両手をつないで、お互いを見つめ合って過ごした。会話が少なくなった。じっと見詰めているだけだった。見ると、ミーナの肌には薄い産毛が生えていた。これも長命族の特徴だ。触りたくなって、よく「触ってもいい?」と聞いて、触らせてもらった。指を肌に沿って滑らせるとふわっとして気持ちよかった。顔や腕など、あちこち触らせてもらった。
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