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高校生活2
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美咲の横に並んで歩きながら、横顔を見る。
「うん?どうした?」
「何でもない。男の子だった面影が全くないなと思って。」
自分の好きだった人が実は女性だったという事実に驚いて、かなり悩んだりもしたけど、今になってはそれもいい思い出だった。
昔は一緒にこうして歩くのも恥ずかしかったけど、今ではこうして一緒に歩く方が自然だし、部屋で2人で勉強したり、互いの家に泊まりに行き、一緒にお風呂に入ったり、一緒のベットで寝たり、詩織は普通に美咲を女性として受け入れていることに正直驚いている。
でも美咲は私の事どう思っているのだろう・・。
「ねえ、夏休み一緒に海に行かない?」
「行かない・。」
「えっ、どうして?」
「やっぱり、まだ恥ずかしい?」
せっかく、こんな美少女になったのに、家に引きこもりなんてもったいない!
これは私が家から連れ出さないと。
昔はヤンチャで男の子していた美咲も、今ではその面影もなく儚い美少女の外見で、背も私より10㎝は低い。
付き合っていた頃はそれでも男の子だからまだまだ これから伸びると本人は言っていたし、私も男の子だからすぐに私の背を抜くと思っていたけど・・。
女の子だった・・。
美咲の身長は、155㎝で止まってしまった。
昔はいっぱい守ってもらったと思うから、今度は自分が美咲を守る番なのだ。
だからこうして、自分でもしつこいと思うこともあるけど、美咲のそばにいる。
美咲は、ミス清風に選ばれるほどの美少女で、しつこく言い寄られることも度々ある。
そのせいか極度の男性恐怖症だし。
これでは将来一生独身になってしまう。
せっかく女性になったのだから女性の人生を楽しんでもらいたいと本気で思っている。
それでもむりなら私が一生傍にいてあげる・。
と思っている事など美咲は全然知らない。
「うん?どうした?」
「何でもない。男の子だった面影が全くないなと思って。」
自分の好きだった人が実は女性だったという事実に驚いて、かなり悩んだりもしたけど、今になってはそれもいい思い出だった。
昔は一緒にこうして歩くのも恥ずかしかったけど、今ではこうして一緒に歩く方が自然だし、部屋で2人で勉強したり、互いの家に泊まりに行き、一緒にお風呂に入ったり、一緒のベットで寝たり、詩織は普通に美咲を女性として受け入れていることに正直驚いている。
でも美咲は私の事どう思っているのだろう・・。
「ねえ、夏休み一緒に海に行かない?」
「行かない・。」
「えっ、どうして?」
「やっぱり、まだ恥ずかしい?」
せっかく、こんな美少女になったのに、家に引きこもりなんてもったいない!
これは私が家から連れ出さないと。
昔はヤンチャで男の子していた美咲も、今ではその面影もなく儚い美少女の外見で、背も私より10㎝は低い。
付き合っていた頃はそれでも男の子だからまだまだ これから伸びると本人は言っていたし、私も男の子だからすぐに私の背を抜くと思っていたけど・・。
女の子だった・・。
美咲の身長は、155㎝で止まってしまった。
昔はいっぱい守ってもらったと思うから、今度は自分が美咲を守る番なのだ。
だからこうして、自分でもしつこいと思うこともあるけど、美咲のそばにいる。
美咲は、ミス清風に選ばれるほどの美少女で、しつこく言い寄られることも度々ある。
そのせいか極度の男性恐怖症だし。
これでは将来一生独身になってしまう。
せっかく女性になったのだから女性の人生を楽しんでもらいたいと本気で思っている。
それでもむりなら私が一生傍にいてあげる・。
と思っている事など美咲は全然知らない。
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