永田の女と吉野町のおじ様 First

出会い Ⅱ

珈琲を飲もうと、kitchenに向かおうとすると、事務所の扉が開き別居中の妻雪が入って来た。

「おはよ、雪」

「おはよ、亮平さん…って違う❕何なの❔この汚なさ❕全く…」


ぶつぶつと文句を言いながらも、部屋の片付けを始めた雪は、突然、思い出したように口を開いた。
「そう言えば、依頼入ってるわよ」

「Σ探偵業❔」

「残念…便利屋の方よ…さっ❕いってらっしゃい」

俺は、肩を落としながらも依頼先への支度をして事務所を飛び出した。

この時は、まだ知らなかったんだ。
この後の出会いに。

後書きと言う名の言い訳(笑)

捕捉です(笑)
亮平の探偵事務所は、探偵業の依頼が少ないので、入って来る依頼は、町の便利屋と変わりません(笑)
ってか、もう一人の主人公がまだ出てない(笑)