無慈悲な正義と女難

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第四章 現代編(制裁される悪女①)

42 オフィスラブ(宮田と美海)★

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森下製作所の新商品開発会議で発表予定日を2ヶ月延期した新型バッテリーの商品データが何者かに盗まれた形跡があると隆之は報告した。
「今回も日本電池が類似品、否、盗作品が当社の発表前に公表されると思う。ご丁寧に発表予定日まて情報を流出させる輩が当社の社員に居るとは非常に情け無い。そんな奴は世間的に葬る程度の制裁では許せない。勿論、そんな奴の婚約者や家族を含めて全員を、山野専務が居ればきっと賛同してくれると思うが、宮田商品企画室長はどうかな?」
山野専務の名を上げた隆之に突然、名指しされた宮田は顔面を真っ青にして返答に困っていた。
「宮田君、同意出来無い理由でも、まさか、流出元が君だったりしないだろうな。確か、根岸美海さんと言う婚約者もいるようだし」
「わ、私は商品、デ、データなど流出させていません」
「少し、冗談が過ぎたかな。まあ、無いとは思うが、万が一、流出に関わっていれば、可愛い婚約者共々地獄を見る事になる。当然、君を独断で室長に抜擢した山野専務にも責任を取って貰う」
社内で商品データ流失に関わった3人の名を隆之が口に出したからには、それなりの証拠も掴んでいると確信した宮田はただ黙って頷くしか無かった。
「さて、商品データが流出した事で当社としては大きな痛手ではあるが、あの商品は今開発中の新商品の前段階のモノだ。幸いパッケージデータは無事なので、当社としてはこの開発商品を日本電池の新商品発表日にぶつける。製造着手に少し遅れが出るが、勝算は十分ある」
会議室内はかなり騒然となっていたが、浮き足立つ出席者を何とか宥め、会議を終えた隆之は自宅別荘に戻る途中、資料を置き忘れたのを思い出し会社に戻った。資料を取りに会長室に向かう途中、商品企画室の前を通ると既に全員帰宅したはずのオフィスの中で商品企画室だけ明かりが灯り、その中から人声が聞こえた。
咄嗟に身を隠し、息を殺し室内の様子を伺いながら、超高感度ボイスレコーダーで録音を始めた。
「修二、ねぇ、ヤバイから止めようよ。山野専務が反対しても会長命令で強引に私を総務部に転籍させるくらいだから、私が流出元の犯人だと気付いているはずよ。暫く大人しくしていた方が良いと思うけど」
「今日の開発会議で俺と山野専務の名を口にしていたので俺と美海が流出元で山野専務が黒幕、さらに日本電池と話してはいるが、間違い無く広末専務が本当の黒幕だと気付いている。町工場から世界的企業に森下製作所を一代で育て上げた会長の経営力、開発者としての高い発想力と技術力は些かも衰えていない。今日の開発会議でも商品データが盗まれたと報告しながら平然としていた。更に日本電池の新商品発表に合わせて新規開発商品をぶつけると言い切っていた。しかし、此の森下製作所も相当苦しい状況にあるのは間違い無い。そうでも無いと引退した会長が開発会議などに顔を出す理由が無い。そうなると俺らもそろそろ見切りを付ける時期だってことだ」
「それじゃ、退職するってこと?」
「そうさ、だから留めとして会長の言ってた新型バッテリーの情報を入手して、日本電池に直接持ち込めば、退職金の何倍もの金が入るだろうから、幸い入院中の山野専務はまだ知らないからな。美海だって遊んで暮らせる金が欲しいだろ」
「勿論よ。でも会長が独自に開発していたモノなので資料がどこに有るか知らないのよ。それに、私は総務部に転籍させられてから開発部の連中から情報を得難いの」
「美海、会長に抱かれてくれないか?」
「えっ!」
「会長も奥さんを亡くしてからずっと女日照りで、美海のような若い美女が言い寄ればイチコロじやないかな。そうすれば資料だって簡単に手に入るだろうし、一度だけ爺さんに抱かれるだけで大金が手に入れられるのだから我慢出来るだろ」
「私は、修二以外の男に抱かれるなんて絶対に嫌よ」
「それなら、美海が会長を誘惑してホテルに入り抱かれる寸前に俺が現れて脅迫するって筋書きならどうだ。これなら美海の純潔も守れるから一石二鳥だろ」
「でも、そんなに上手くいくの?」
「大丈夫さ、完璧に計画を練ってから実行するから。それに、この計画が成功したら俺は美海と結婚するつもりだ。大金を手にして2人で豪華な新婚旅行なんてしたら楽しいだろうな」
「本当なの、本当に結婚してくれるのね」
「勿論、俺が美海に嘘を言っても仕方ないだろう」
「嬉しい、修二の奥さんになれるのね」
美海は宮田に抱き付き唇を重ね濃厚なディープキスを始める。宮田は美海と舌を絡ませながら、左手で乳房を揉み、右手をスカートの中には入れゴソゴソと動かしている。
「あぁぁん、あっ、良い」
直ぐに美海は喘ぎ声を上げ始め、その声が夜のオフィスに響いていた。
「もう美海のおマンコ、ビチョビチョの大洪水だね」
美海から唇を離した宮田が小声で囁くと、美海はパンティを足元まで下ろし片足を抜いた。美海が机に腰掛け、スラリと長い美脚を大きく開くと、その股間に宮田は頭を押し付けピチャピチャと舐め始める。オフィスに木霊する厭らしい水音は美海のおマンコから溢れ出す愛液なのだろう。
宮田はおマンコを舐め回し、愛液を啜っている。直ぐに宮田を殴り倒し、美海を思いっ切り犯してやりたい欲望が湧いて来るが、2人の罠に嵌って見るのも一計だと、隆之は2人のオフィスラブを見続けた。
「指を入れるよ」
宮田はビチョビチョに濡れた美海のおマンコに指を差し込み出し入れを始める。
「はぁぁん、あぁぁん、修二の指、凄く気持ち良いの」
宮田が指を動かす都度、グチュグチュと卑猥な音が聞こえる。
「美海のおマンコが美味しそうに、俺の指に纏わり付いているよ」
「嫌ぁぁん、恥ずかしい」
羞恥に震え美海をドアの陰から、ゾクゾクしながら眺めている。
「もう一本じゃ足りないみたいだね」
宮田が二本の指を掻き混ぜるように動かすと、ジュブジュブと厭らしい音が響き、淫らな牝の匂いが隆之の処まで漂って来る。
「ほら、美海の厭らしいおマンコが美味しそうに、俺の指を咥え込んでいるのが見えるだろ」
「はぁぁん、美海のあそこがヒクヒクしながら涎を垂らしているの」
発情した美海の表情は、隆之の知る美海からは想像出来ないほど淫らな表情をしている。
「可愛いクリちゃんが、弄って欲しくてフルフルしているよ」
「何処でも良いから、いっぱい弄ってぇぇ」
宮田がおマンコに入れた指を激しく動かしながら、親指でクリトリスに触れると美海は淫らな善がり声を漏らし腰を振っていた。
「あぁぁん、はぁぁん、あぁぁ」
グチュ、グチュと大きな水音と色っぽい喘ぎ声かオフィスに木霊する
「はぁぁん、もう我慢出来ないの、修二のおチンチンを入れてぇぇ」
快感に溺れ、妖淫な表情の美海がお強請りすると
「俺の何が何処に欲しいのか、言ってくれないと分からないだろ」
羞恥と欲情の狭間で暫く葛藤していた美海だが、ついに欲情に耐え切れず
「美海のおマンコに、修二のおチンチンを入れて」
「そんなに欲しいのか。美海は本当に淫乱だな」
宮田のペニスは中々のサイズで、それを美海に見せ付けるようにしてから、おマンコに挿入していった。
「あぁぁん、あぁぁっ」
「美海のおマンコが、美味しそうに咥え込んでいるよ」
確かにちゅぷちゅぷと愛液を垂れ流しているおマンコは、宮田のペニスを美味しいと悦んでいるようにも見える。
「修二のおチンチン、太くて凄く良いの」
やがて、根本まで押し込んだ宮田が腰を振り始めた。グチュ、グチュ、結合部から漏れる厭らしい水音が静かなオフィスに響きやたら大きく聞こえる。
「はぁぁん、あぁぁっ、気持ち良い」
厭らしい音はどんどん激しく大きくなっていく。
「あぁぁっ、もう駄目、イッちゃう」
「俺も出そうだ。美海一緒に・・・」
更に宮田の腰の動きが激しくなり
「うっ、出る!」
「私もイッちゃう、イク、イク、イクぅぅ」
宮田の射精と同時に美海は背中を大きく退け反らせ絶頂した。ぐったりと力の抜けた美海から宮田がペニスを抜くと、おマンコから愛液と精液の混ざり合った白濁液がドロッと流れ出ていた。余韻に浸る2人に気付かれないよう、そっとドアを閉め隆之はその場から立ち去った。

翌日、会社で擦れ違いざまに美海から小さなメモを渡された。メモには"相談したいことが有ります。定時後に会ってください"と書かれていた。定時前に、美海から確認の電話が有ったので、了解すると指定された待ち合わせ場所に少し遅れて行った。
美海の指定した都内のシティーホテルで食事をしながら他愛もない話をしていると、美海は頻繁に腕時計を見ていたので、時間を気にしているのだろう。7時少し前になると、美海は急に甘えるような仕草を見せ隆之を前持ってチェックインを済ましていたらしいホテルの部屋に誘った。
隆之は"先にシャワーを浴びてください"と言う美海を無視して椅子に腰を下ろすと、
「根岸君、悪いが宮田室長は此処には来ないよ」
「えっ?」
美海は驚いた顔で隆之を見た。
「昨晩、商品企画室のオフィスで宮田室長と君が居るのを見掛けて、話も全部聞かせて貰った。それに2人が乳繰り合うオフィスラブの現場まで見せて貰って大いに目の保養までさせて戴いたよ」
話しながら隆之はボイスレコーダーを音声最大で再生を始める。超高感度レコーダーだけあって、再生音声はそんなに大きく無いが、商品データ資料の入手計画から2人の愛し合う声が鮮明に録音されていた。美海は顔面蒼白となって、その場に立ち尽くし呆然としている。
「誘って来るのが昨日の今日とは思わなくて少し焦ったが、知り合いに依頼して宮田室長は既にある場所に招待している。そこで2人から、じっくり話を聞かせて貰う。今までの事、此れからの事を」
証拠の録音まで聞かされ、言い逃れは出来ないと悟ったようで、美海は意外なほど素直に、隆之に従いホテルの駐車場に停めていた隆之の車に乗ってくれた。洋館に向かって車を走らせ、途中のパーキングエリアで美海の首筋にスタンガンを押し当て気絶させると、再び洋館に向かって車を走らせた。
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