無慈悲な正義と女難

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第三章 現代編(春美の才覚)

27 春美を目の敵にする女②★

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森下製作所の吸収合併を画策している日本電池の広末専務、その広末の愛人である寺崎里美がどんな方法で自分を籠絡しようとするのか興味津々で隆之は誘いに乗った。
「私は暇な隠居暮らしですから構いませんよ」
「そう、凄腕経営者から直にご教示頂ければ私も高級クラブのママに返り咲けるかも。すみれちゃんと茜ちゃん、キープボトル棚にカミュブックが有るから持って来て、それとグラス4つとクラッシュアイスもね」
2人の女の子がブランデーをテーブルに持って来ると、里美は直ぐに封を切りグラスに注ぎながら
「すみれちゃんと茜ちゃん、特別に割増付けるから今日は延長お願いね」
「はい」 「は、はい」
凄く嫌そうに顔を顰めながら返事をする2人、里美は気にするでもなく席を立つと
「今日は、片付けはいいから帰りなさい。ちゃんと時間まで勤務したことにして上げるから、表の看板も消してシャッターも下ろすのよ」
奥の方に声を掛けると、女の子達とボーイは直ぐに奥の扉から出て行った。残った若いボーイも表の看板を仕舞い入口のシャッターを下ろすと里美にお辞儀をして奥の扉に入る。グラスのブランディーをチビチビ飲みながら4人で取り留めのない話をしていると、30分ほどで女の子達の声がしなくなる。
おそらく全員、着替えを終え帰ったのだろう。すると里美は急に立ち上がり
「ちょっとの間、2人でお相手していて、しっかりとね。分かっているでしょ!」
念押しなのか2人の肩を軽くポンポンと叩き里美は奥の扉に向かう。その後ろ姿を助けを求めるような眼差しで見詰めていたが、里美が扉の奥に消えると互いに諦め顔で見詰め合い、隆之を両側から挟むように立つと服を脱ぎだす。
ストッキングとドレスを脱いだ2人がブラジャーを外すと里美に負けず劣らずの巨乳だった。すみれは釣鐘型で大きな乳輪のわりに小さい乳首がツンと上向く、茜はメロンのような真丸の乳房に大きめな乳首の先がフルフルと震えているのが何とも可愛い。
そして、パンティに手を掛けた2人は隆之の視線に気付き顔を真っ赤に染め一瞬躊躇していたが、お互いに頷き合うと一気に膝まで下ろし片足ずつ抜くとソファの上にパンティを投げ捨てる。事の成行きに驚きながらも隆之のペニスは痛いほど硬く勃起していた。
全裸になった2人はハイヒールを脱ぐとソファに腰を下ろし、その巨乳を隆之の腕に押し付けながら、
「ねぇ、貴方も脱いで」
「お願いですから」
おそらく里美に強制されているのだろう、訴えるような口調で隆之に囁き掛ける。隆之が頷くと、真っ赤に頬を染めながらも2人は嬉しそうな笑みを見せ、隆之の服を脱がせてくれた。
全裸にした隆之のペニスに茜が手を差し出した時、突然背中に別の乳房が押し当てられた。振り向くと何時戻って来たのか、全裸の里美が背後から抱きついていた。
「森下会長さん、私のパトロンになってくださらない。承知してくだされば、すみれと茜を自由に出来るのよ。2人とも素直な良い子だから、森下さんが望めば何でも喜んで従ってくれるわ。勿論、私のような小母さんで良ければ抱いても良いのよ」
春美から寝取ったパトロンから金を絞るだけ絞り取り、銀座に高級クラブを構えたが、結局はキャバクラのような店にするしか無かった里美は今のパトロンから金を引き出すのは無理と判断したのだろう。
しかし、真の愛人である末広専務が乗っ取りを画策している会社の創立者を色仕掛けで堕とそうとするとは金目的だけとは思えない。多分、春美の元パトロンもこの方法で奪ったのであろう、女の子を無理矢理に色駒とする美里への憤慨と、美里が隆之を色仕掛けで関係を結ぼうとしている真の目的を得る為、隆之は美里の誘いを受け入れる事にしていた。
里美の乳房は柔らかくマシュマロのような感触なのに型崩れも無い綺麗な形をしている。そのマシュマロのような乳房を隆之の背中に押付けたり離したりしながら里美は、
「ねぇ、パトロンになってくださるでしょ」
と猫撫で声で何度も囁く。何度か触れたり離れたりを繰返す乳房を楽しんでいた隆之は、背中に硬い痼りのようなモノを感じた。おそらく里美は乳首を勃起させているのだろう、その気色の良い感覚に興奮した隆之は、
「すみれちゃんや茜ちゃんも魅力的ですが、私は里美ママくらいの年齢の女性が好みなので、里美ママが私の愛人になってくれるなら」
「うふっ、発情熟女の怖さを知り後悔しても絶対逃さないわよ。うふふっ」
隆之の耳朶を口に含み、フッと熱い吐息を耳の穴に吹き掛けた里美は、
「2人とも向かいのソファに座って、私と森氏さんがするところを良く見ていなさい」
すみれと茜が席を立つと、里美は厭らしく身体を拗らせながら隆之の右隣に座り、グラスのブランディーを一気に飲み干す。座って直ぐ隆之の膝に手を置いていた里美は、ゆっくり股間に向かってその手を移動させ隆之のペニスを掴む。
里美は向かいに座る2人に見せ付けるかのように隆之のペニスを指でシコシコと摩りだす。隆之も手を伸ばしマシュマロ巨乳を鷲掴みにして少し強めに揉み始める。多数の男遍歴を経て若干黒ずんだ乳首を指先で転がすようにしながら、柔らかい乳房さに指を食い込ませ荒々しく揉み上げる。
「あん、そんなに激しくされると、気持ち良くて、我慢出来なくなっちゃうわ」
「里美ママのオッパイはとても柔らかくて気持ち良いよ。このコリコリした乳首を吸って良いかな?」
里美の了解を待たず、硬く勃起した乳首にしゃぶりつく。
「茜ちゃん、ヘルプよ」
慌てて隆之の左隣に駆け寄り床に跪いた茜は、里美がペニスから手を離すと、空かさず屈み込んでペニスを口に咥え、しゃぶり始めた。手が自由になった里美が隆之に身体を預けるようにして抱き付いて来たで、脇の間から手を差し込みタプタプと柔らかい乳房を揉みながら指先で乳首を弄っていると、更に里美の乳首は硬く痼りビクッビクッと震える。
一方、茜は首を上下に激しく振り、一心不乱にフェラチオ奉仕に励んでいたが、突然ペニスから口を離すと、潤んだ瞳で隆之を見詰め
「茜も、触ってください」
甘え声でお強請りされ、指を股間の割れ目に這わすとヌルッとした触感が指をに伝わる。表面を撫でる程度に考えていた隆之の指が、おマンコの中にスルッと滑り込んでしまう。茜の膣内は濃い愛液で満たされていた。
「あぁぁん、良いぃぃ、もっとズボズボしてぇぇ」
ゆっくり掻き回すようにしながら指を出し入れし、
「グチュグチュのおマンコが厭らしい水音を立てているよ」
茜の耳元で囁くと、ポッと頬を赤らめ頷く
「メインディッシュの私のも触って・・・」
今度は右側から抱き付いていた里美が、隆之の正面に後ろ向きで立ち、お尻を厭らしく隆之の鼻先まで突き出しお強請りをする。お尻の割れ目を押し開き、おマンコを覗き込むと、割れ目の周囲の陰毛がしっとり濡れて股間に張り付いていた。
少し色素沈着で黒みを帯びた花弁は、辛うじて閉じていたが、指を差し込むと一気の開花し、膣口からドクドクと愛液が溢れ出てきた。
「はぁぁん、あぁっ、良い、凄く良いわ」
里美が喘ぎ声を上げ始めると、茜も里美の横でお尻を突き出し、厭らしく催促するが、
「茜、もう貴女は戻っていいわ」
突然、里見に戻れと言われた茜は一瞬キョトンとした表情を見せるも、慌ててすみれの横に戻った。里美に視線を移すと、相変わらず隆之を誘うかのように厭らしくお尻をフリフリしている。尻肉を両手でガシッと掴み、後背位で一気に根元まで挿入すると、締りの良いおマンコを堪能するように、ゆっくり腰を動かし始める。
「あぁぁ、もっと激しく突いてぇぇっ」
「こんな締りの良いおマンコは、じっくり味わわないと勿体ない」
適度に腰の動きを早めながら、柔らかい乳房をタプタプ揉んでいると、物足りないのか里美が自ら腰を振り始める。
「あぁぁん、イッちゃう、イッちゃう、イク、イク、イクぅぅぅ」
感度の良い里美はイキ易い体質のようで直ぐに絶頂へと昇り詰めてしまう。しかし、隆之は里美が余韻に浸る暇を与えずペニスの出し入れを続ける。徐々に絶頂から絶頂までの間隔が短くなっていく。
7回目の絶頂以降、ほとんど間隔が無くなり狂ったように連続絶頂する様子をすみれと茜は、唖然と眺めていた。
「お願い、もう許して、あぁぁっ、イッちゃう、イクぅぅぅ」
ついに15回目の絶頂を迎えた里美の膣が今まで以上にペニスを締め上げたが、それも一瞬でカーペット上に力尽き崩れ落ちると同時におマンコから隆之のペニスも抜けていた。床に倒れたまま、ピクピクと身体を暫く痙攣させ意識を失っていた。
隆之がまだ一度も射精していな事を知っているすみれと茜が2人並んでお尻を突き出してくるが、隆之は2人のお尻を軽く叩き、
「私は大丈夫だから、さっさと更衣室に行って私服に着替えたら、ママの服を持って来なさい」
2人は驚いた顔で振り向き、慌てて身体を起こすと自分らのドレスと下着を掻き集め奥の扉から出て行った。暫くして私服に着替えた2人が里美の私服を抱えて戻って来ると、隆之も手伝って里美に服を着せソファに座らせた。
「私は、これから里美ママをある場所に連れて行くので、君らはもう自由だ。ママに売春紛いの行為を強要されても何故2人は大人しく従っていたのか詮索する気は無い。里美ママも相当な悪女で、突然この店に姿を見せなくなった数人のホステス達も、この女が関わっている。それにこの女が私を誘惑した理由を吐かせる必要もあるからね」
「里美ママは高級クラブに返り咲きたいから」
「すみれちゃん、確かにそれも理由の一つでは有る。表向きのパトロンからもう金を引き出すのは無理だろうからね。君らは知らないかもしれないが、彼女は広末専務の愛人だ。その広末が私の会社に敵対行為を始めているので、私の正体を知り、咄嗟に私を誘惑すると決めたんだろう。ある意味、悪女とは言え、愛する男の為に身体を投げ出す事が出来る一途な女ではあるけどね」
「何処かにママを連れて行ってどうするの?」
心配そうな顔で尋ねる茜
「里美ママを尋問して末広専務を日本電池から排除する手掛かりを得る。その後は、この女の根性を叩き直すつもりだ。暫く2人の前から姿を消すが、再び姿を見せた時はきっと優しい女性になっているはずだから」
隆之が優しい笑顔で話し終えると、暫く2人は黙ったままお互いを見詰め合い、すみれが意を決したように、
「私も連れて行ってください。両親を交通事故で亡くし残された遺産も自称親戚の連中に毟り取られ放り出された私はママが居なくなったら住む所も無いの、お願いですから私も・・・」
すみれの訴えに茜も頷きながら
「私の母と再婚した義父に、私が暴力を振るわれても母は一度も助けてくれませんでした。と言うより私の態度が悪いと叱責さえしました。その割には義父の連子には、笑顔で接し怒ったところなど一度も見た事がない。あんな家、二度と帰りたく無い」
隆之は大きく頷くとすみれと茜の頭を優しく撫でた。
「有難うございます。あ、あのぉぉ、ママが居なくなったら、この店はどうなっちゃうんですか。遊ぶ金欲しさにバイトしている子も中にはいますけど、学費や親の借金を返す為にここで働いている子もたくさんいます。明日は給料日なのに、お金が貰えなかったら、その子達は困っちゃうでしょ」
他人事を本気で心配する茜
「言われてみると、突然ママが失踪して閉店になったら困る人もいるはずだね。それについては私が何とかするので心配しなくて良い、しかし茜ちゃんはまだ若いのに人を思いやる心を持った凄く良い子だね」
「私より、すみれちゃんの方が何倍も優しいよ」
「茜ちゃんの方が私よりずっと・・・」
放って置くと切りが無さそうなので、
「2人とも良い子だ。それより、ママのBMWをどちらか運転出来ないかな?」
「はい、私が店の帰りは何時も運転しています」
すみれが答えると
「好都合だ。実は結構飲んでいるので、運転出来そうになかったのだよ。さっき、茜ちゃんは飲んでいたけど、すみれちゃんは全くグラスに口を付けなかったのを見てたから」
「前は茜ちゃんと交代で運転してたけど、茜ちゃんが車庫入れで少し擦ってからは、私がずっと、だからママから絶対呑むなと言われているの」
「じゃあ、私の車は駐車場に残し、ママのBMWを使うかな。何れ処分する事になるだろうし」
隆之と茜で両脇から抱えるようにして裏口から里美を連れ出すと、既にすみれが車を裏口に廻していた。取り敢えず後部座席に里美を乗せ、人目の無い場所に停車して里美に猿轡を咬ませ、両手両足を縛りトランクに入れた。万が一、途中で目を覚ますと厄介だろうと考えたからだ。
樹海の入口付近で車を止め、拘束した里美を担いだ隆之が懐中電灯を持ち樹海のなかに歩を進めると、2人は少なし戸惑いながらも隆之の後に続いた。
一旦、玄関前の地べたに下ろし玄関のシャッターを上げ玄関扉の施錠を外すと、隆之は洋館のメインブレーカーを投入した。照明が点灯した洋館のエントランスを見た2人は、"まるでお金持ちさんのお屋敷みたい"と驚いていたが、此処が何の為に建てられ、何に使われていたが知らない人から見れば、2人の反応は普通かも知れない。
玄関前に置いた里美を担ぎ、書斎まで運ぶとソファに下ろし、2人をメイド少女達に使わせていた客間に案内し窓のシャッターを上げると
「少し、此処で待っていなさい」
と言い残し、里美を書斎の隠しエレベーターで地下1階に運ぶと、右端の檻に入れると一旦、拘束を解く。里美の両手首を纏めてロープで縛り、その縄を天井の滑車に通し吊り上げ、足首に足枷を付け太い鉄棒に大きく脚を開かせ固定した。
里美の拘束を終え、エレベーターで客間の階まで移動し扉をノックしても返事が無いので、扉を開き客間に入ると、余程疲れていたようで2人は抱き合うようにしてベッドで寝ていた。
起こすのは可哀想だったので、2人に毛布を掛けてやり、トイレと浴室、書斎の場所に赤印を付けた館内の概略図と
《喉が渇いたらベッド横の冷蔵庫にミネラルウォーターとジュースがある。トイレは部屋を出て右側、目が覚めたら1階の浴室でシャワーを浴びてから書斎に来なさい》
2人に向けたメモを頭元に残し、照明を常夜灯にして部屋から立ち去った。
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