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028・ベストヤングプレーヤー
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『今年のベストヤングプレーヤー賞は…………岡山、向島大吾選手です!!!』
大吾は慣れないタキシードを着ている。上流階級のお坊ちゃまではあるまいし、18歳の分際でタキシードなど着慣れている方がおかしい。
しかし、父どころか兄も、幾人かのチームメートもタキシードを着てこの場に臨んでいる。
今日は日本サッカー最高の栄誉を与えられる場、Jリーグ・アウォーズなのだ。すべてのサッカー関係者、マスコミュニケーション関連がここ、横浜アリーナに集結していた。
パシャッ、パシャッ、とフラッシュの響く音がする。海外からの特派員も日本に派遣されて来ている上に、テレビカメラも所狭しと集められている。日本のフットボールファンが、1年に1回のこのときを注目しているのだ。
大吾は見事に、ベストヤングプレーヤー賞と、最優秀ゴール賞、フェアプレー個人賞に輝いた。11得点15アシスト、そして第1節・名古屋戦でのオリンピックシュートが評価されたのだ。フェアプレーに付いては、強度のある守備をしていないからだ、と陰口も多い。
『向島選手、喜びの声をお聴かせください!』
派手なドレスにケバケバしい化粧、そして大吾が苦手とする香水の匂いをプンプンさせながら、司会の女性はマイクを大吾の口元に向けた。
「ありがとうございます。プロとしてやっていけるだけの自信が付きました」
『向島選手は18歳での受賞です。おそらく森本貴幸選手に次ぐ若さでの受賞だと思うのですが如何ですか?』
「森本さんみたく、海外で活躍出来たら良いな、とは思っています」
『向島選手、バロンドールを目指すとシーズン開幕直後に述べられましたが、お気持ちは変わりませんか?』
――ここでどういうべきだろう
大吾は少し考えた。普段の自分であれば大言壮語をここで吐くべきではない。
だが、自分は作られたスターの一面も持っているのだ。
彼は思い切り息を吸って、
「最終的な目標はそこなんで、向島大吾を、どうか応援よろしくお願いいたします!」
と選挙カーの如く声を振り絞り、右手でブック型楯を持ち、左手を振ってスピーチを終えた。
得点王は38ゴールで真吾。
MVPは優勝した東京から、ラファエウ・サリーナスが受賞した。
春畑道哉による至高のバラード、『J`s Ballad』の生演奏が会場中に流れ出す。
選手一同、そして招待されたサポーターたちは一斉にスタンディング・オベーションを開始し、会場は今夜最高で最後の盛り上がりを見せる。
一般公開のために招待された大勢の観客により、アリーナ会場は止むことを知らない拍手に包まれ、今季のJリーグはこれをもってすべて日程が終了した。
――新人王とMVP……
これが現在の地点。
大吾は視線をラファエウ・サリーナスから外さない。プロサッカー選手としての1年目を終えた現在のスタート地点なのだ。
「いつかは、世界のMVPに……」
MVPの盾を掲げたラファエウを凝視したまま、彼のファースト・シーズンはその役割を終えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
――さて、Jリーグ・アウォーズが終わったばかりでインタビューを受けてくれてありがとう。ベストヤングプレーヤー賞に最優秀ゴール賞、フェアプレー個人賞。タキシードが映えてるね。
「ありがとうございます」
――君のファンは君の謙虚な姿は想像しがたいんじゃないかな。バロンドール獲得とワールドカップ優勝とを公言したもっとガツガツした、若者らしい野望丸出しのところに共感を得ていた、と思うんだがどうだろう?
「サッカーはチームプレイですから。特に中盤の選手ならボールが廻ってこないと試合に参加すらできない。野望丸出しでも、味方の信頼を得られないことには中盤の選手はやっぱり厳しい」
――何かチーム内で騒動があったと認識せざるを得ない物言いだ。少なくとも私はそう感じる。これ雑誌に載るけど良いのかな?
「生意気な新入社員が『人事割礼』を受けたということです」
――なるほど。だが君は素早くチームにフィットできたように見える。その所以は?
「父や兄、主将の利根さん。そして先輩の八谷原さんのおかげです。チームに馴染むように俺の味方をしてくれました」
――八谷選手は君にポジションを奪われた相手だ。それが恨みごとを言わずに心から協力してくれたのかな?
「八谷さんはプロフェッショナル・フットボーラーですから。16歳年上ですが、尊敬できる同年代の友人のような感覚です。八谷さんの人間性には俺がMVPを差し上げたいです」
――そうそう、シーズン中盤から始まった君と八谷選手の交代劇。あれは素晴らしい采配だったね。考えたのは監督? それとも君? 出番を欲しがった八谷選手がみずから進言したのかな?
「三者三様です。俺は70分しかスタミナが持たない。でも俺の技術で相手の右サイドは疲れる。そこへ新鮮な足を持ったスピードが武器の八谷さんが途中交代で入る。スタミナって一朝一夕で身に付くものじゃない。だからそれを逆用した『岡山の戦術』です」
――とても見事な戦術だ。まさか短所を逆利用した戦術を考えるとは!
「交代枠1つを必ず使うから、あんまり手放しで褒められませんけどね。スタミナを身に付けて、できれば来年は採用されたくない戦術です」
――さて、来シーズンはどういうシーズンになるだろう?
「今シーズンが終わったばかりなのに、鬼が笑いますよ」
――シーズン開幕前の君なら『海外へ行く』と言ったはずだと思うけど? 代理人も付いたと聴いた。
「地に足付けて、一歩一歩前進です」
――その先にバロンドールはあるのかな?
「一歩一歩ですから。後退せずに行けばいつかはたどり着けるでしょう」
――君と同い年のルカ・ボバンがアムステルダムからASバルセロナに90億円で移籍した。そのことに付いて聴かせてほしい。
「アムステルダムからバルサでしょう。すぐにフィットするんじゃないかな」
――500億円でロイヤル・マドリーへと移籍する君とは終生のライバルになりそうだ。
「俺だって行けるものなら行きたい」
――ルカ・ボバンも君もどちらもファンタジスタと呼ばれる選手だ。意識するかな?
「意識してないと、移籍したことを知らないでしょう?」
――またもや失礼な質問だった。許して欲しい。
「いいえ」
――君にも海外からオファーがいくつかある。知ってる?
「いいえ。初耳です。どこのチームですか?」
――本人の耳に入っていないんじゃガセネタだろう。
「それでも聴きたいです!」
――イタリアのセリエBで昇格しそうなかつて日本人が在籍したチームが君と君の兄上のダブル獲得を狙っている。これでわかるかな?
「ベネツィア、ジェノア、そしてペルージャFCかな?」
――海外サッカーオタクだね!
「向上心を持ったフットボール・ファンと言ってください」
――OK! 世界一のフットボール・ファン。君のプレーヤーとしての旅程に狂いが無いよう祈っておくよ。私は君の個人的なファンだからね。
「ありがとうございます。サッカーボールに情熱のすべてを注ぎ込みます。これからも応援よろしくお願いします」
向島大吾。
来年19歳を迎えるばかりの若者だ。
20XX年2月23日。我々は伝説のフリーキックを目にした。
木村和司の、中村俊輔のそれを過去のものにしてしまう伝説の4撃だった。
彼がキャリアを終えるとき、その足跡はどうなっているのであろう。
プロデビュー戦で語られるだけの存在であったのか、それともJリーグの有望であった新人としてか。
いくつも登場しては退場していった海外へ行って日本へ逃げ帰ってきた存在としてだろうか。
彼の主要な舞台はおそらく次はイタリアだろう。
オペラの本場で彼は独唱することになる。
『マダム・バタフライ』のように彼はカルチョに爪痕を残す存在になるだろうか。
わかっているのは、彼は立ち止まることが苦手だということだ。
その飽くなき向上心によって、彼はいずれ強靭なフィジカル・スタミナ、そして本場のイタリアで戦術を身につける。
やはり彼にはタキシードは似合っていない、とここで改めて強く否定しておく。
彼に一番よく似合うのはサッカージャージだ。
彼は17歳で天職に出会ってしまった。
転職することはいまさら考え辛い。
彼が天職の天命を終えるまで、私は彼の動向を追いたい。
天命を終えた後も、彼は日本サッカーに大いなる遺産、そして道標を残すだろう。
日本人プレーヤーの『バロンドールへのパイオニア』。
どうして期待せずにはいられようか。
大吾は慣れないタキシードを着ている。上流階級のお坊ちゃまではあるまいし、18歳の分際でタキシードなど着慣れている方がおかしい。
しかし、父どころか兄も、幾人かのチームメートもタキシードを着てこの場に臨んでいる。
今日は日本サッカー最高の栄誉を与えられる場、Jリーグ・アウォーズなのだ。すべてのサッカー関係者、マスコミュニケーション関連がここ、横浜アリーナに集結していた。
パシャッ、パシャッ、とフラッシュの響く音がする。海外からの特派員も日本に派遣されて来ている上に、テレビカメラも所狭しと集められている。日本のフットボールファンが、1年に1回のこのときを注目しているのだ。
大吾は見事に、ベストヤングプレーヤー賞と、最優秀ゴール賞、フェアプレー個人賞に輝いた。11得点15アシスト、そして第1節・名古屋戦でのオリンピックシュートが評価されたのだ。フェアプレーに付いては、強度のある守備をしていないからだ、と陰口も多い。
『向島選手、喜びの声をお聴かせください!』
派手なドレスにケバケバしい化粧、そして大吾が苦手とする香水の匂いをプンプンさせながら、司会の女性はマイクを大吾の口元に向けた。
「ありがとうございます。プロとしてやっていけるだけの自信が付きました」
『向島選手は18歳での受賞です。おそらく森本貴幸選手に次ぐ若さでの受賞だと思うのですが如何ですか?』
「森本さんみたく、海外で活躍出来たら良いな、とは思っています」
『向島選手、バロンドールを目指すとシーズン開幕直後に述べられましたが、お気持ちは変わりませんか?』
――ここでどういうべきだろう
大吾は少し考えた。普段の自分であれば大言壮語をここで吐くべきではない。
だが、自分は作られたスターの一面も持っているのだ。
彼は思い切り息を吸って、
「最終的な目標はそこなんで、向島大吾を、どうか応援よろしくお願いいたします!」
と選挙カーの如く声を振り絞り、右手でブック型楯を持ち、左手を振ってスピーチを終えた。
得点王は38ゴールで真吾。
MVPは優勝した東京から、ラファエウ・サリーナスが受賞した。
春畑道哉による至高のバラード、『J`s Ballad』の生演奏が会場中に流れ出す。
選手一同、そして招待されたサポーターたちは一斉にスタンディング・オベーションを開始し、会場は今夜最高で最後の盛り上がりを見せる。
一般公開のために招待された大勢の観客により、アリーナ会場は止むことを知らない拍手に包まれ、今季のJリーグはこれをもってすべて日程が終了した。
――新人王とMVP……
これが現在の地点。
大吾は視線をラファエウ・サリーナスから外さない。プロサッカー選手としての1年目を終えた現在のスタート地点なのだ。
「いつかは、世界のMVPに……」
MVPの盾を掲げたラファエウを凝視したまま、彼のファースト・シーズンはその役割を終えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
――さて、Jリーグ・アウォーズが終わったばかりでインタビューを受けてくれてありがとう。ベストヤングプレーヤー賞に最優秀ゴール賞、フェアプレー個人賞。タキシードが映えてるね。
「ありがとうございます」
――君のファンは君の謙虚な姿は想像しがたいんじゃないかな。バロンドール獲得とワールドカップ優勝とを公言したもっとガツガツした、若者らしい野望丸出しのところに共感を得ていた、と思うんだがどうだろう?
「サッカーはチームプレイですから。特に中盤の選手ならボールが廻ってこないと試合に参加すらできない。野望丸出しでも、味方の信頼を得られないことには中盤の選手はやっぱり厳しい」
――何かチーム内で騒動があったと認識せざるを得ない物言いだ。少なくとも私はそう感じる。これ雑誌に載るけど良いのかな?
「生意気な新入社員が『人事割礼』を受けたということです」
――なるほど。だが君は素早くチームにフィットできたように見える。その所以は?
「父や兄、主将の利根さん。そして先輩の八谷原さんのおかげです。チームに馴染むように俺の味方をしてくれました」
――八谷選手は君にポジションを奪われた相手だ。それが恨みごとを言わずに心から協力してくれたのかな?
「八谷さんはプロフェッショナル・フットボーラーですから。16歳年上ですが、尊敬できる同年代の友人のような感覚です。八谷さんの人間性には俺がMVPを差し上げたいです」
――そうそう、シーズン中盤から始まった君と八谷選手の交代劇。あれは素晴らしい采配だったね。考えたのは監督? それとも君? 出番を欲しがった八谷選手がみずから進言したのかな?
「三者三様です。俺は70分しかスタミナが持たない。でも俺の技術で相手の右サイドは疲れる。そこへ新鮮な足を持ったスピードが武器の八谷さんが途中交代で入る。スタミナって一朝一夕で身に付くものじゃない。だからそれを逆用した『岡山の戦術』です」
――とても見事な戦術だ。まさか短所を逆利用した戦術を考えるとは!
「交代枠1つを必ず使うから、あんまり手放しで褒められませんけどね。スタミナを身に付けて、できれば来年は採用されたくない戦術です」
――さて、来シーズンはどういうシーズンになるだろう?
「今シーズンが終わったばかりなのに、鬼が笑いますよ」
――シーズン開幕前の君なら『海外へ行く』と言ったはずだと思うけど? 代理人も付いたと聴いた。
「地に足付けて、一歩一歩前進です」
――その先にバロンドールはあるのかな?
「一歩一歩ですから。後退せずに行けばいつかはたどり着けるでしょう」
――君と同い年のルカ・ボバンがアムステルダムからASバルセロナに90億円で移籍した。そのことに付いて聴かせてほしい。
「アムステルダムからバルサでしょう。すぐにフィットするんじゃないかな」
――500億円でロイヤル・マドリーへと移籍する君とは終生のライバルになりそうだ。
「俺だって行けるものなら行きたい」
――ルカ・ボバンも君もどちらもファンタジスタと呼ばれる選手だ。意識するかな?
「意識してないと、移籍したことを知らないでしょう?」
――またもや失礼な質問だった。許して欲しい。
「いいえ」
――君にも海外からオファーがいくつかある。知ってる?
「いいえ。初耳です。どこのチームですか?」
――本人の耳に入っていないんじゃガセネタだろう。
「それでも聴きたいです!」
――イタリアのセリエBで昇格しそうなかつて日本人が在籍したチームが君と君の兄上のダブル獲得を狙っている。これでわかるかな?
「ベネツィア、ジェノア、そしてペルージャFCかな?」
――海外サッカーオタクだね!
「向上心を持ったフットボール・ファンと言ってください」
――OK! 世界一のフットボール・ファン。君のプレーヤーとしての旅程に狂いが無いよう祈っておくよ。私は君の個人的なファンだからね。
「ありがとうございます。サッカーボールに情熱のすべてを注ぎ込みます。これからも応援よろしくお願いします」
向島大吾。
来年19歳を迎えるばかりの若者だ。
20XX年2月23日。我々は伝説のフリーキックを目にした。
木村和司の、中村俊輔のそれを過去のものにしてしまう伝説の4撃だった。
彼がキャリアを終えるとき、その足跡はどうなっているのであろう。
プロデビュー戦で語られるだけの存在であったのか、それともJリーグの有望であった新人としてか。
いくつも登場しては退場していった海外へ行って日本へ逃げ帰ってきた存在としてだろうか。
彼の主要な舞台はおそらく次はイタリアだろう。
オペラの本場で彼は独唱することになる。
『マダム・バタフライ』のように彼はカルチョに爪痕を残す存在になるだろうか。
わかっているのは、彼は立ち止まることが苦手だということだ。
その飽くなき向上心によって、彼はいずれ強靭なフィジカル・スタミナ、そして本場のイタリアで戦術を身につける。
やはり彼にはタキシードは似合っていない、とここで改めて強く否定しておく。
彼に一番よく似合うのはサッカージャージだ。
彼は17歳で天職に出会ってしまった。
転職することはいまさら考え辛い。
彼が天職の天命を終えるまで、私は彼の動向を追いたい。
天命を終えた後も、彼は日本サッカーに大いなる遺産、そして道標を残すだろう。
日本人プレーヤーの『バロンドールへのパイオニア』。
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