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014・Camisa 12
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対秋田。
昨日は寝付けなかった。
自分の努力を、苦悩を。5年間を『才能』の一言で片付けられてしまった気がして。そうでなくとも、大事な試合の前は眠りが浅い。これがもしワールドカップ決勝であったら、睡眠導入剤の助けを借りずに寝られるであろうか。
ベッドから起き上がると、大吾は備え付けの冷蔵庫からキンキンに冷えた水を取り出した。口を付け、一気に体内に取り込んだそれが、一瞬だけ大吾の神経を呼び覚ます。体中に染み渡ったそれが、意識を午後の試合へと向かわせた。
岡山のホームスタジアムは、スタジアム前の広場を全面的に利用し、岡山フーズという屋台村と休憩をとれるテーブルが並んだり、正面にはミニステージがあったりしてイベントも盛んだ。
サポーターにとって一番熱い席となるであろうゴール裏は特別な高さのない芝生席のため、バックスタンド両端が両チームの応援エリアとなっている。
「今日の試合、応援よろしくお願いします!」
そうキャプテンの利根が大声で言い、入場者に選手がハイタッチをするイベントが開始された。
サポーターにとっての今一番の旬の『推しアイドル』は大吾だ。ユースからの生え抜きで、それがフリーキックで4得点を挙げた。スタジアムにまで足を運ぶコアなファンにとって、大吾はまさにホットな存在である。
――不機嫌なときもニコニコしていなけりゃならない芸能人ってスゲー
まだ完全には覚醒していない。思わずサポーターの前で、眼をこすりそうになってしまう。
このイベントが終わったら、少し自由時間があるはずだ。そこで仮眠を取ろう。そう決めたはずだったが……
「大吾選手、今日もフリーキック決めてね!」
黒髪を丁寧に両サイドに結わえられた、目がクリクリとした幼い女の子が大吾にそう語りかけてくる。こんな小さい子まで自分のことを応援してくれている。彼女は自分が移籍してもそのまま応援してくれるだろうか。
よく見ると、水溜まりに飛び込んできたあの幼稚園児だ。わざわざ試合を観に来るということは、かなりのサッカー好きなのだろう。眠気が飛んで、頭の中のぼんやりしていたものが打ち消される。
「ありがとう。頑張るよ」
そう言って、頭を撫でた。自分が昔そうやられたことがあったからだ。経験として、好きな選手に頭を撫でられたのは嬉しかった。
にんまりとした表情が、ささくれた感情を和らげる。その笑顔を置いたかのような麗らかさを残し、子供は母親のもとへと駆け寄る。
「お母さん。大吾選手がありがとうって!」
嬉しそうに抱きついてくる娘を、母親は愛おしそうに両手で包んだ。
「良かったね。カナ」
母親が、こちらを向いてペコリと頭を下げてくる。
釣られるかのように大吾もそれに応じた。
「この子ったら、ネットテレビで大吾さんを見かけてから、興奮しすぎて私もサッカーやるって聴かなくて……」
「カナはね、リフティング5回できるんだよ!」
その言葉に、大吾はただボールを蹴るだけで楽しかった昔を思い出した。
ボールを持ったらどこまでも自分は飛翔していけるんじゃないか、と感じた幼い頃。
自分も父と同じプロを目指す、と決めた直後から始まった身長への葛藤。
ひたすら基礎技術を磨いたゴールデン・エイジ。
「俺はカナちゃんと同じ頃は3回しかできなかったかも」
「ほんと? わたし、大吾選手より上手?」
「そうだね、澤穂希さんの次に女子バロンドールをとるのはカナちゃんかもしれないな」
「さわほまれ? ばろんどーる?」
どうやら、カナちゃんはどちらもよくまだわかっていないようだ。
「あのね、わたし、大吾選手と一緒に写真とりたい!」
カナちゃんはそう言うと、母親に向かってデジカメで写真を撮るようにうながす。
「いいんですか? 大吾さん?」
「かまいませんよ」
カナちゃんの背中に手を添える。
その後ろ姿に大吾は思わず唸ってしまった。カナちゃんのキッズ用のレプリカユニフォームの後ろ側には、背番号38が既にプリントされていたからだ。それが眠気で半分埋まっていた大吾の頭に覚醒を催した。
「俺の、番号ですね……」
「ええ。大吾さんのデビュー戦が終わったらすぐ買うようおねだりされました」
母親は笑っている。
苦笑なのか、それとも冷笑なのか、区別がつかない。本心からの笑みなのかもしれない。
「あの、不躾ですがこの子のユニフォームにサインして頂けますか?」
「いや、俺……ちゃんとしたサインまだ持っていなくて……」
「大吾選手が書いてくれるなら、なんでもいいよ!」
その無邪気な言葉に、心が持って行かれそうになった。瞬間、脳裏にびびっとくるものがある。
「これでいいなら……」
『DAIGO』というローマ字を崩し、そこに38を付け加える。
この数字が、現役を終える頃には何番になっているであろう。ヒトケタ? それとも、この38で終わる?
よく見ると、少女は瞳を潤している。大吾がサインを書き終わると、一筋、涙が零れ落ちた。
「この子にとってのヒーローは、大吾さんなんですよ。街で会ったときに、よくあれで我慢したと思います。サッカー選手はサッカー場にいるとき以外は、邪魔になるから、あんまりお話しちゃいけないよって前々から言ってたんです」
「そうだったんですか」
「カナちゃん、君は僕の一番最初のサポーターだ。いつまでもファンで居てくれるかな?」
カナちゃんはうなずき、
「じゃあ、ゆびきり!」
と言い小指を差し出してきた。
「ゆーびきりげーんまーんうそつーいたらはりせーんぼーんのーます!」
「指切った!」
「カナちゃん。いつか俺は……いや、すごい選手になってみせるよ」
「うんっ! 大吾選手は、すごい選手にならなかったら、針千本ね! カナは大吾選手のファンやめたら針千本!」
「大吾選手のほうがハードル高いよね?」
「死んじゃうよね!」
そう言ってカナちゃんは自分の口を押さえてケタケタ笑う。
「死にたくないから、大吾選手はすごい選手になるよ」
「カナも、死にたくないからずーっとファンでいるよ! 大きくなって、死ぬまでファンだよ!」
そのある意味矛盾した言葉に、大吾は思わず目頭が熱くなった。
「カナちゃん、特別に試合が終わったら今日履いたスパイクをあげるよ。スタンドで待っててくれるかな?」
「えー、スパイクって臭いよねー!? パパの足臭いもん!」
大吾は腰を下ろし、視線をカナちゃんと同じ高さに合わせる。
「大吾選手は、そのうちこのチームからいなくなっちゃうかもしれない。それでも、応援してくれるかな?」
「もちろんっ!」
興奮して潤んだ目を手でこすりながら、カナちゃんは言った。
選手が移籍するごとに、応援するチームを変える人は確かに存在する。
人のファンになるか、チームのファンになるか。ただそれだけの差であるはずなのに、前者は著しく非難される。根本にはサッカーへの愛があるのだ。だれもそれを咎められないはずだ。
「カナちゃん。いつか俺は……いや、そのサインが価値が出るような選手になってみせるよ」
「うんっ!」
子供に難しいことを言ってもしょうがない。一試合一試合を坂を上るかの如く、懸命にやっていく。
坂の上の頂上に待っているのが、大吾の選手としての最終目標であるはずだからだ。
昨日は寝付けなかった。
自分の努力を、苦悩を。5年間を『才能』の一言で片付けられてしまった気がして。そうでなくとも、大事な試合の前は眠りが浅い。これがもしワールドカップ決勝であったら、睡眠導入剤の助けを借りずに寝られるであろうか。
ベッドから起き上がると、大吾は備え付けの冷蔵庫からキンキンに冷えた水を取り出した。口を付け、一気に体内に取り込んだそれが、一瞬だけ大吾の神経を呼び覚ます。体中に染み渡ったそれが、意識を午後の試合へと向かわせた。
岡山のホームスタジアムは、スタジアム前の広場を全面的に利用し、岡山フーズという屋台村と休憩をとれるテーブルが並んだり、正面にはミニステージがあったりしてイベントも盛んだ。
サポーターにとって一番熱い席となるであろうゴール裏は特別な高さのない芝生席のため、バックスタンド両端が両チームの応援エリアとなっている。
「今日の試合、応援よろしくお願いします!」
そうキャプテンの利根が大声で言い、入場者に選手がハイタッチをするイベントが開始された。
サポーターにとっての今一番の旬の『推しアイドル』は大吾だ。ユースからの生え抜きで、それがフリーキックで4得点を挙げた。スタジアムにまで足を運ぶコアなファンにとって、大吾はまさにホットな存在である。
――不機嫌なときもニコニコしていなけりゃならない芸能人ってスゲー
まだ完全には覚醒していない。思わずサポーターの前で、眼をこすりそうになってしまう。
このイベントが終わったら、少し自由時間があるはずだ。そこで仮眠を取ろう。そう決めたはずだったが……
「大吾選手、今日もフリーキック決めてね!」
黒髪を丁寧に両サイドに結わえられた、目がクリクリとした幼い女の子が大吾にそう語りかけてくる。こんな小さい子まで自分のことを応援してくれている。彼女は自分が移籍してもそのまま応援してくれるだろうか。
よく見ると、水溜まりに飛び込んできたあの幼稚園児だ。わざわざ試合を観に来るということは、かなりのサッカー好きなのだろう。眠気が飛んで、頭の中のぼんやりしていたものが打ち消される。
「ありがとう。頑張るよ」
そう言って、頭を撫でた。自分が昔そうやられたことがあったからだ。経験として、好きな選手に頭を撫でられたのは嬉しかった。
にんまりとした表情が、ささくれた感情を和らげる。その笑顔を置いたかのような麗らかさを残し、子供は母親のもとへと駆け寄る。
「お母さん。大吾選手がありがとうって!」
嬉しそうに抱きついてくる娘を、母親は愛おしそうに両手で包んだ。
「良かったね。カナ」
母親が、こちらを向いてペコリと頭を下げてくる。
釣られるかのように大吾もそれに応じた。
「この子ったら、ネットテレビで大吾さんを見かけてから、興奮しすぎて私もサッカーやるって聴かなくて……」
「カナはね、リフティング5回できるんだよ!」
その言葉に、大吾はただボールを蹴るだけで楽しかった昔を思い出した。
ボールを持ったらどこまでも自分は飛翔していけるんじゃないか、と感じた幼い頃。
自分も父と同じプロを目指す、と決めた直後から始まった身長への葛藤。
ひたすら基礎技術を磨いたゴールデン・エイジ。
「俺はカナちゃんと同じ頃は3回しかできなかったかも」
「ほんと? わたし、大吾選手より上手?」
「そうだね、澤穂希さんの次に女子バロンドールをとるのはカナちゃんかもしれないな」
「さわほまれ? ばろんどーる?」
どうやら、カナちゃんはどちらもよくまだわかっていないようだ。
「あのね、わたし、大吾選手と一緒に写真とりたい!」
カナちゃんはそう言うと、母親に向かってデジカメで写真を撮るようにうながす。
「いいんですか? 大吾さん?」
「かまいませんよ」
カナちゃんの背中に手を添える。
その後ろ姿に大吾は思わず唸ってしまった。カナちゃんのキッズ用のレプリカユニフォームの後ろ側には、背番号38が既にプリントされていたからだ。それが眠気で半分埋まっていた大吾の頭に覚醒を催した。
「俺の、番号ですね……」
「ええ。大吾さんのデビュー戦が終わったらすぐ買うようおねだりされました」
母親は笑っている。
苦笑なのか、それとも冷笑なのか、区別がつかない。本心からの笑みなのかもしれない。
「あの、不躾ですがこの子のユニフォームにサインして頂けますか?」
「いや、俺……ちゃんとしたサインまだ持っていなくて……」
「大吾選手が書いてくれるなら、なんでもいいよ!」
その無邪気な言葉に、心が持って行かれそうになった。瞬間、脳裏にびびっとくるものがある。
「これでいいなら……」
『DAIGO』というローマ字を崩し、そこに38を付け加える。
この数字が、現役を終える頃には何番になっているであろう。ヒトケタ? それとも、この38で終わる?
よく見ると、少女は瞳を潤している。大吾がサインを書き終わると、一筋、涙が零れ落ちた。
「この子にとってのヒーローは、大吾さんなんですよ。街で会ったときに、よくあれで我慢したと思います。サッカー選手はサッカー場にいるとき以外は、邪魔になるから、あんまりお話しちゃいけないよって前々から言ってたんです」
「そうだったんですか」
「カナちゃん、君は僕の一番最初のサポーターだ。いつまでもファンで居てくれるかな?」
カナちゃんはうなずき、
「じゃあ、ゆびきり!」
と言い小指を差し出してきた。
「ゆーびきりげーんまーんうそつーいたらはりせーんぼーんのーます!」
「指切った!」
「カナちゃん。いつか俺は……いや、すごい選手になってみせるよ」
「うんっ! 大吾選手は、すごい選手にならなかったら、針千本ね! カナは大吾選手のファンやめたら針千本!」
「大吾選手のほうがハードル高いよね?」
「死んじゃうよね!」
そう言ってカナちゃんは自分の口を押さえてケタケタ笑う。
「死にたくないから、大吾選手はすごい選手になるよ」
「カナも、死にたくないからずーっとファンでいるよ! 大きくなって、死ぬまでファンだよ!」
そのある意味矛盾した言葉に、大吾は思わず目頭が熱くなった。
「カナちゃん、特別に試合が終わったら今日履いたスパイクをあげるよ。スタンドで待っててくれるかな?」
「えー、スパイクって臭いよねー!? パパの足臭いもん!」
大吾は腰を下ろし、視線をカナちゃんと同じ高さに合わせる。
「大吾選手は、そのうちこのチームからいなくなっちゃうかもしれない。それでも、応援してくれるかな?」
「もちろんっ!」
興奮して潤んだ目を手でこすりながら、カナちゃんは言った。
選手が移籍するごとに、応援するチームを変える人は確かに存在する。
人のファンになるか、チームのファンになるか。ただそれだけの差であるはずなのに、前者は著しく非難される。根本にはサッカーへの愛があるのだ。だれもそれを咎められないはずだ。
「カナちゃん。いつか俺は……いや、そのサインが価値が出るような選手になってみせるよ」
「うんっ!」
子供に難しいことを言ってもしょうがない。一試合一試合を坂を上るかの如く、懸命にやっていく。
坂の上の頂上に待っているのが、大吾の選手としての最終目標であるはずだからだ。
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