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和真さん、誰か来ちゃうから駄目だってばぁ

和真さん、誰か来ちゃうから駄目だってばぁ

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「和真さん、駄目…」
「駄目?どうして」
「もし、誰か来たら……」
「貸切の札がドアノブに掛かっているから誰も入ってこないよ。四季、力を抜いて」
彼の低い声はいつもより色っぽくて。
何か囁かれるたびに身体が熱さを孕んでいく。
「あ……っあ、あ……」
彼の指に翻弄され、高い声がひっきりなしに零れた。
与えられる快感の大きさに、目尻から涙が零れる。
恥ずかしいのにぴくんぴくんと腰が跳ねてしまう。
そして、一層きつくしごかれた瞬間。
「っぁ……っーー」
目の奥が白く染まり、昂ぶっていた性器から温かなものが溢れた。
全身が朱色に染まるかと思うほどの羞恥と、劣情のうねり。
長く続く射精にしゃくりあげながら、もうだめ…ぐったりと彼の胸に背を預け、肩で大きく息を繰り返した。
「大丈夫か?この体勢辛くないか?」
「うん、大丈夫」
潤んだ瞳で彼を見つめると、
「副島が来ることをすっかり忘れていた。大目玉を食らう前に部屋に戻ろう。でも、その前に……」
零れ落ちた涙を舌で拭われ、そのまま唇を吸われた。

「人を呼び出しておいて部屋にはいないし、明日まで風呂でイチャイチャしているのかと思った」
彼に抱っこされ部屋に戻ると、副島さんが腕を前で組んでイライラしながらドアに寄り掛かり待っていた。
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