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3章
今度こそ話!
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イタズラしたら国王の新たな一面みたいなのが見れたけどあれは、真面目に怖かった。あれは、今でも怖いわ…。
さてと、どこの養子にするかの話だったわね。
「なぁ、皆、そもそもこの子の名前は何に決まったんだ?」
そうでした!国王陛下は一人でぶつぶつ言っていたから名前の会議にでてなかったのですわ。つい、うっかりしていましたね。
「マシューですわ。陛下」
「おお!そうかそうか。いい名前だな。マシュー。」
「う、ん!いい、なまえ!」
「そうだな。」
国王はヨシヨシとマシューの頭をなでなでしていました。
「どこの、養子にするかって話だよな。俺は、別にベリンダのアンバー公爵の養子にしても良いが…。これからだと、いろいろ大変そうだからな…。でも、マシューはベリンダと一緒にいたいだろう?」
「う、ん!おねえちゃんと一緒、いたい、の!」
「そうだよな。なぁ、マシューベリンダの家族は受け入れてくれて愛情を沢山くれると思う。だが、アンバー公爵家の養子になったら、沢山勉強して武力をつけたり習い事を沢山したりしなくちゃならない。それでも、どうしても!ベリンダと一緒に暮らしたいか…?」
マシューは、国王の問に直ぐに答えた。
「うん!お姉ちゃんと一緒にく、らせるなら!」
直ぐにそう答えてくれた。強い意志を持った目をして国王をしっかりと見ながら返事をした。それに国王は納得して人撫で撫でたら
「よしっ、早速養子の手続きを出そう。」
「あ、りがとう、ございます!」
「陛下、ありがとうございます。」
私も礼をした。貴族にとって最上級の礼だ。
「よいよい。では、先に戻る。」
「はい、陛下。本日は急でありながらお時間を頂き誠にありがとうございます。」
「ああ。」
と頷いてから扉の外で待っていた、護衛と共に行った。
「良かったわね。マシュー」
「う、ん!ありがとうお姉ちゃん!」
「ふふ。そう言えば、マシュー来週私達海辺の近くにある別荘に行くのよ。一緒に行きましょう?マシューの歓迎パーティーもしなくてはね。」
「ほんと?ぼくも行く!」
「良かった。楽しみにしといてね。」
「うん!」
マシューがうとうとし始め寝たので近くにいた侍女に任せた。それから、魔王とルカとともにもう一度国王の部屋を尋ねた。魔王が話をさせて欲しいと言ってきたからである。
「国王よ。俺は、明日帰る。」
「急だな。魔王陛下。」
「ああ。仕事が溜まってきて部下が怒っているのでな。」
魔王が部下と言ったのでふと魔界にいる哀れな宰相さんを思い出した。こっそりと心の中で十字を切りアーメンと言っておいた。
「そうか。それは、残念だな。また、いつでも遊びに来てくれ、魔王陛下。」
「ああ。楽しいからな。ここは。」
「そうか、そうか。それは嬉しい。」
報告はそれだけだったらしく、何事も無かったように部屋に戻っていった。
私も部屋に戻りもう一度哀れな宰相さんにアーメンをしといた。
だって、魔王がこちらに来てるせいで仕事が沢山ものすごく沢山溜まってると思ったからよ…。
ああ、私早く思い出せとけば宰相さんがまだ大丈夫だったかな。と思った。
────────*────────
お知らせ
もしかしたら、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、『私公爵令嬢として~』の番外編置き場を作りました。宜しければ覗いて見てください!番外編置き場を作りましたが、この作品にも番外編置き場の番外編を置いた方がいいか分かりませんが置いた方が良ければ教えてください!
さてと、どこの養子にするかの話だったわね。
「なぁ、皆、そもそもこの子の名前は何に決まったんだ?」
そうでした!国王陛下は一人でぶつぶつ言っていたから名前の会議にでてなかったのですわ。つい、うっかりしていましたね。
「マシューですわ。陛下」
「おお!そうかそうか。いい名前だな。マシュー。」
「う、ん!いい、なまえ!」
「そうだな。」
国王はヨシヨシとマシューの頭をなでなでしていました。
「どこの、養子にするかって話だよな。俺は、別にベリンダのアンバー公爵の養子にしても良いが…。これからだと、いろいろ大変そうだからな…。でも、マシューはベリンダと一緒にいたいだろう?」
「う、ん!おねえちゃんと一緒、いたい、の!」
「そうだよな。なぁ、マシューベリンダの家族は受け入れてくれて愛情を沢山くれると思う。だが、アンバー公爵家の養子になったら、沢山勉強して武力をつけたり習い事を沢山したりしなくちゃならない。それでも、どうしても!ベリンダと一緒に暮らしたいか…?」
マシューは、国王の問に直ぐに答えた。
「うん!お姉ちゃんと一緒にく、らせるなら!」
直ぐにそう答えてくれた。強い意志を持った目をして国王をしっかりと見ながら返事をした。それに国王は納得して人撫で撫でたら
「よしっ、早速養子の手続きを出そう。」
「あ、りがとう、ございます!」
「陛下、ありがとうございます。」
私も礼をした。貴族にとって最上級の礼だ。
「よいよい。では、先に戻る。」
「はい、陛下。本日は急でありながらお時間を頂き誠にありがとうございます。」
「ああ。」
と頷いてから扉の外で待っていた、護衛と共に行った。
「良かったわね。マシュー」
「う、ん!ありがとうお姉ちゃん!」
「ふふ。そう言えば、マシュー来週私達海辺の近くにある別荘に行くのよ。一緒に行きましょう?マシューの歓迎パーティーもしなくてはね。」
「ほんと?ぼくも行く!」
「良かった。楽しみにしといてね。」
「うん!」
マシューがうとうとし始め寝たので近くにいた侍女に任せた。それから、魔王とルカとともにもう一度国王の部屋を尋ねた。魔王が話をさせて欲しいと言ってきたからである。
「国王よ。俺は、明日帰る。」
「急だな。魔王陛下。」
「ああ。仕事が溜まってきて部下が怒っているのでな。」
魔王が部下と言ったのでふと魔界にいる哀れな宰相さんを思い出した。こっそりと心の中で十字を切りアーメンと言っておいた。
「そうか。それは、残念だな。また、いつでも遊びに来てくれ、魔王陛下。」
「ああ。楽しいからな。ここは。」
「そうか、そうか。それは嬉しい。」
報告はそれだけだったらしく、何事も無かったように部屋に戻っていった。
私も部屋に戻りもう一度哀れな宰相さんにアーメンをしといた。
だって、魔王がこちらに来てるせいで仕事が沢山ものすごく沢山溜まってると思ったからよ…。
ああ、私早く思い出せとけば宰相さんがまだ大丈夫だったかな。と思った。
────────*────────
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