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3章

戻った2

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シュンと転移して着いた先には国王達が謁見をする謁見の間だった。ちょうどそこには国王一家と私の家族がいた。いくらなんでもタイミングが合いすぎないか…?

私たちが転移して来たことによって国王達一同はポカーンとこちらを見てきた。
一番早く再起起動したのは私の婚約者兼恋人の第一王子のルカ。その後にはっと我に帰ってきている。

「ララ!お前、ララを離せ。」

「はいはーい、分かったよ。」

「どうもー、アンス。」

「おうおうどういたしまして。運命の再会てきなのやりなよー。ここで俺は眺めとくからさー」

「な、なななな。」
そういい、プイッと向きを変えてルカの方に近付いた。

「ルカ!ただいまですわ!」
ドンッと音がしそうな感じでルカに抱きついた。
ベリンダが抱きついたのをもっとギュッと強く抱き締め返してきた。

「ララ!良かった。帰ってきてくれて、俺の婚約者が消えたら嫌だし。しかも、恋人がいなくなるなんてね。でも、戻ってこれて良かった。」

笑いあいながら離れたらアンスが
「おー、やっと、終わったか。」
とのんびりと言ってきた。
そうすると
「あっ、お前だれだ。」
今までにも聞いたことがないとても低い声でルカはアンスに聞いた。

「それは、私も気になる。」
お父様達の、声が聞こえた。お父様達がいる方を見ると兄達が後で話そうと口パクで言ってきたからにっこりと笑顔ではい!と口パクした。

「ああー、そうだったな。俺は──っとその前に長い話をすることになるから座らせてくれねぇか?」

「お、おお。」
流石に反応を鈍くしてしまう私以外の人でした。
私が反応か鈍くなくなったのはこういうのに慣れてしまったからだ。慣れって怖い。
─────────────────
次の更新は日曜日です。
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