今度こそ幸せを掴むために

第一章この家にいる人たちと絆を深める

９

父様が、扉を開けて入って数分後に出てきた。

「アイシェル、行こうか。挨拶してもらうけどよろしくね。」

「うん！」

歩いた先には大きな机の上に資料が沢山あってそこの場所に座っている人が真正面にいた。宰相さんなのかなぁ。その横には宰相補佐官の机みたいなのがあって本棚が沢山あった。

「初めまして、アイシェル嬢。私は、この国の宰相のオルシェだ。よろしく頼む。」

「はい！わたしは、オールディへんきょうはくがむすめ。アイシェルともうします。よろしくおねがいします。」

「よろしく、アイシェル嬢。おい、シルバー（父様の名前ね！）。アイシェル嬢可愛すぎるのだが？私の娘にしたい。」

「い・や・で・す！我が家の癒し＝天使を奪うなんて、我が家を敵に回したいのですか!?」

「いいや、我が家の息子と結婚させれば家族になれる！」

「だめです！結婚は恋愛結婚にして欲しいんです。」

「それだったら、我が息子と恋愛をしてもらって結婚すればいいだろう。」

「相手が好みではなかったら意味がないでしょう！まったく、この話は終わりにします！早く仕事仕事!!オルシェ、あとで徹底的に話をしなければな。」

「うおっ、怖い怖い。早く仕事します～。」

「まったく、アイシェル。あの人が宰相。あの人と一対一になったらすぐに逃げるんだよ？」

「それは、酷いだろう！」

「分かった？」

「わかった…？」

「はてなはいらないよ。」

「おいっ、無視するな！」

「はいはい。」

父様と宰相さんは思っていたよりも仲が良いみたい！