96 / 98
※第九十七話 証
しおりを挟む
「……あるんだ、首筋に……星型のアザが」
「え……っ!?」
すぐに、僕はその意味を理解した。
星型のアザは、運命の番の証。
それが……今になって現れたという事だろう。
もしかすると、この発熱はアザのせいかもしれない。
嬉しさが大波のように押し寄せ、僕はシグレさんに抱きついた。
「シグレさん……っ僕達、やっぱり……!」
「ああ、そうだよ。やっぱり君は運命の番だった。セイラ、愛してるよ」
「……っ僕も、シグレさんの事、あ、愛……っ」
最後まで言い終える前に、キスで唇を塞がれてしまった。
「ん……っふ……」
キスを受け止めながら、目尻からは涙が溢れてくる。
別に、運命の番じゃなくたって、僕はシグレさんと一生を添い遂げるつもりだった。
けれど、本当にアザが現れて、僕達の絆はより深いものとなったのだ。
(嬉しい……)
幸福感と同時に、激しい性欲が体の奥から湧き上がってくる。
(もう、我慢できない……っ)
僕はすっかり欲情してしまい見上げると、シグレさんの息もすでに上がっており、熱を帯びた瞳に捕えられる。
「今日はもう、我慢できそうにない……セイラを滅茶苦茶にしたい」
「……っ、いい、ですよ?シグレさんになら、僕……」
「ああ、セイラ……可愛い」
シグレさんの目が細められ、スルリと胸元を撫でられる。
「あっ……やぁんっ」
胸の尖りを摘み上げられ、指先でクニクニと撫で回されれば、いやらしい声が漏れてしまう。
「は、セイラ……すごい、下もぐしょぐしょ」
「あっ、んっ!ま、待ってください、そっちは……っ」
「だめ、我慢できないって、言っただろ?」
「んあっ……そこ、だめ……っ」
立ち上がった熱の表面を、指の腹で上下に撫でられ、僕はたまらず背中を仰け反らせる。
止めようと手を伸ばせば、その手は呆気なく捕まり、頭上で拘束されてしまった。
「ふ、シャツだからすぐに解けちゃうかな?」
「や……っシグレさん、これ、解いてくださ……あっ」
「まだだめだよ」
「……っや、ぁ、ああっ」
身動きを封じられたまま、昂りを上下に扱かれる。
段差のところをヌチヌチと何度も刺激されれば、強い快楽に腰が跳ね上がった。
「あああっ、それ、ダメ……っイッ、ちゃ……っ」
「ああ、可愛い……こっちもしてあげるね」
そう言って、シグレさんは竿の根元へと手を滑り込ませる。
そしてゆっくりと揉み上げながら、先端への刺激も絶え間なく続けていく。
「あっ、あっ、ダメ、やっ……んんんっーー!」
強制的に高められ、僕は呆気なく果ててしまった。
シグレさんは荒い息を吐きながら、僕の唇にキスを落とす。
「はぁ、エロい……セイラ、今度は挿入れるよ?」
「ん、ぁ……はぁ、はぁ……っ」
僕も息を荒げつつ、こくりと頷いた。
すると、ぐいっと足を持ち上げられ、いよいよシグレさんの身体が迫ってくる。
窄まりに先端が当てがわれると、もう柔らかく解れていたせいで、太く滾ったものが容易にぬぷりと挿入ってきた。
「あ、あ……っ」
そして、ある一点をにシグレさんのが擦れた瞬間、僕は思わず大きな声を上げてしまった。
「ひぁっ!?」
「セイラ……ここ、か」
「んやっ……!な、なに、そこ……ああっ」
そこを擦られるたび、気持ちよくておかしくなりそうだ。
僕は快楽に耐えるように、ぎゅっと目を瞑った。
「セイラ……っすごい、締まる……っ」
「シグレさ……あ、あっ、あっ」
さっき達したばかりだというのに、また強い快楽が押し寄せてくる。
シグレさんも、徐々に腰の動きを速め、切なげに眉をひそめた。
「ああっ、セイラ……良すぎて、もう、俺……持たない、かも」
「あんっ、や、シグレさ……僕、も……っんんっ」
「く……っ」
身体の奥が痺れ、二人同時に絶頂を迎える。
気持ち良すぎて、このまま意識が飛んでしまいそうだ。
僕はお腹の中に広がる温かさを感じながら、うっとりと目を閉じたのだった。
「え……っ!?」
すぐに、僕はその意味を理解した。
星型のアザは、運命の番の証。
それが……今になって現れたという事だろう。
もしかすると、この発熱はアザのせいかもしれない。
嬉しさが大波のように押し寄せ、僕はシグレさんに抱きついた。
「シグレさん……っ僕達、やっぱり……!」
「ああ、そうだよ。やっぱり君は運命の番だった。セイラ、愛してるよ」
「……っ僕も、シグレさんの事、あ、愛……っ」
最後まで言い終える前に、キスで唇を塞がれてしまった。
「ん……っふ……」
キスを受け止めながら、目尻からは涙が溢れてくる。
別に、運命の番じゃなくたって、僕はシグレさんと一生を添い遂げるつもりだった。
けれど、本当にアザが現れて、僕達の絆はより深いものとなったのだ。
(嬉しい……)
幸福感と同時に、激しい性欲が体の奥から湧き上がってくる。
(もう、我慢できない……っ)
僕はすっかり欲情してしまい見上げると、シグレさんの息もすでに上がっており、熱を帯びた瞳に捕えられる。
「今日はもう、我慢できそうにない……セイラを滅茶苦茶にしたい」
「……っ、いい、ですよ?シグレさんになら、僕……」
「ああ、セイラ……可愛い」
シグレさんの目が細められ、スルリと胸元を撫でられる。
「あっ……やぁんっ」
胸の尖りを摘み上げられ、指先でクニクニと撫で回されれば、いやらしい声が漏れてしまう。
「は、セイラ……すごい、下もぐしょぐしょ」
「あっ、んっ!ま、待ってください、そっちは……っ」
「だめ、我慢できないって、言っただろ?」
「んあっ……そこ、だめ……っ」
立ち上がった熱の表面を、指の腹で上下に撫でられ、僕はたまらず背中を仰け反らせる。
止めようと手を伸ばせば、その手は呆気なく捕まり、頭上で拘束されてしまった。
「ふ、シャツだからすぐに解けちゃうかな?」
「や……っシグレさん、これ、解いてくださ……あっ」
「まだだめだよ」
「……っや、ぁ、ああっ」
身動きを封じられたまま、昂りを上下に扱かれる。
段差のところをヌチヌチと何度も刺激されれば、強い快楽に腰が跳ね上がった。
「あああっ、それ、ダメ……っイッ、ちゃ……っ」
「ああ、可愛い……こっちもしてあげるね」
そう言って、シグレさんは竿の根元へと手を滑り込ませる。
そしてゆっくりと揉み上げながら、先端への刺激も絶え間なく続けていく。
「あっ、あっ、ダメ、やっ……んんんっーー!」
強制的に高められ、僕は呆気なく果ててしまった。
シグレさんは荒い息を吐きながら、僕の唇にキスを落とす。
「はぁ、エロい……セイラ、今度は挿入れるよ?」
「ん、ぁ……はぁ、はぁ……っ」
僕も息を荒げつつ、こくりと頷いた。
すると、ぐいっと足を持ち上げられ、いよいよシグレさんの身体が迫ってくる。
窄まりに先端が当てがわれると、もう柔らかく解れていたせいで、太く滾ったものが容易にぬぷりと挿入ってきた。
「あ、あ……っ」
そして、ある一点をにシグレさんのが擦れた瞬間、僕は思わず大きな声を上げてしまった。
「ひぁっ!?」
「セイラ……ここ、か」
「んやっ……!な、なに、そこ……ああっ」
そこを擦られるたび、気持ちよくておかしくなりそうだ。
僕は快楽に耐えるように、ぎゅっと目を瞑った。
「セイラ……っすごい、締まる……っ」
「シグレさ……あ、あっ、あっ」
さっき達したばかりだというのに、また強い快楽が押し寄せてくる。
シグレさんも、徐々に腰の動きを速め、切なげに眉をひそめた。
「ああっ、セイラ……良すぎて、もう、俺……持たない、かも」
「あんっ、や、シグレさ……僕、も……っんんっ」
「く……っ」
身体の奥が痺れ、二人同時に絶頂を迎える。
気持ち良すぎて、このまま意識が飛んでしまいそうだ。
僕はお腹の中に広がる温かさを感じながら、うっとりと目を閉じたのだった。
0
お気に入りに追加
209
あなたにおすすめの小説
完結・虐げられオメガ妃なので敵国に売られたら、激甘ボイスのイケメン王に溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
その溺愛は伝わりづらい!気弱なスパダリ御曹司にノンケの僕は落とされました
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【続編】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる