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※第八十一話 項を噛んで・2
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すると、シグレさんは自分もシャツを脱ぎ……
「えっ……!?」
ぐいっと僕の両手を掴んで、手首にシャツを巻きつけ、キツく縛り上げた。
「ん、よし。これでセイラは抵抗出来ないね」
「そ……っそんな……」
またしても両手を拘束され、足も、シグレさんの身体が乗っているので動けない状態になってしまった。
完全に動きを封じられてしまい、胸の鼓動はバクバクと煩い音を建て始める。
(こん、なの……っ)
好きな人に拘束され、エッチな事をされるといういやらしい状況に、身体の奥が激しく疼き始める。
僕は涙目でシグレさんを見つめた。
「ダメです……っ僕、おかしく、なっちゃう……」
「ふふ、いいよ。俺の前でなら、どんなセイラも見せて」
そう言って目を細めたかと思うと、シグレさんはスルリと僕の脚の間に手を滑り込ませた。
そして、柔らかな尻の谷間に浅く指を沈め、立ち上がった中心の方へスゥッとなぞる。
「ああっ、や……っそれ、だめ……っ」
「ああ、すごい、セイラ……背中が仰け反って、いやらしいね。じゃあ……こうされたらどうかな?」
「え、あ……っ」
ただでさえ、もどかしい刺激で限界だというのに、今度は雁首の辺りに指を二本ほど添えられた。
「……っ」
これは、完全にワザとだ。
シグレさんはワザと指を動かさないようにして、僕の反応を伺っている。
「んっ……や、ぁ……それ、指……離し、て、くださ……あんっ」
もどかしさに耐えきれず腰を動かしたせいで、指の腹に中心が擦れて、僕はたまらず声を上げた。
「ああっ、や、だ……見ないで……んんっ」
「セイラ……エッチな子だね。自分で腰振って、恥ずかしい」
快楽から逃れられず腰を振り続ける僕を見て、シグレさんは甘いため息を溢す。
(は、ずかしい……のにっ、気持ち良すぎて、止まんな……っ)
止めたいのに、中心はもっと快楽を得ようとして、タガが外れたみたい液を溢し張り詰めていく。
もっと、もっと強く触れてくれれば、気持ちよくなれるのに……。
絶頂を求めて、僕はさらに背中を大きくのけぞらせた。
すると……
「ああっ!?」
ふいに、添えられていた手が動き、熱全体を包み込まれた。
そして上下に扱かれると、求めていた快楽が一気に押し寄せてくる。
「あ、ああっ、だめ、だめ……っイっちゃ……ぅ、から……っ」
「ああ……セイラ、俺ももう限界。……挿れるよ?」
「……っ!」
熱い視線に、ドキリとする。
両手を縛られたまま、僕はこくりと小さく頷いた。
「ひゃ……」
太腿を掴んで持ち上げられ、シグレさんの昂りが僕のピンク色の蕾へと近づく。
クチュ、と音を立てて穴にあてがわれると、身体の奥がじんと痺れた。
「はっ……シグレさ、んっ……早く、くださ……っ」
「んっ……すごい、セイラのここ、俺のを飲み込もうとヒクヒクしてる」
言いながら、シグレさんは腰を前へゆっくりと進める。
それを受け入れながら、僕は縛られた両手をシグレさんの首の後ろへまわした。
「キス、したいです……」
「ん、セイラ……いいよ」
「ん、んん……」
強請ると、すぐにキスが降ってきた。
舌が絡み、口腔を侵されると、さらに快楽が増していく。
「んっ……は、入っ……」
「ん、挿入った、ね……セイラの中、キュウキュウ締め付けてきて、ヤバい、気持ちいい」
「……っ」
そんな風に言われると、恥ずかしさでますます締め付けてしまう。
ゆるゆると抽挿が始まると、とてつもない快楽と嬉しさで、涙が溢れてきた。
(シグレさん……シグレさん……っ)
これはΩの本能だろうか、性欲をも通り越し、全身がシグレさんを強く求めている。
お腹の中に温かさを感じながら、僕は掠れる声で言った。
「お、願いです……僕の、頸……噛んでください……っ」
「えっ……!?」
ぐいっと僕の両手を掴んで、手首にシャツを巻きつけ、キツく縛り上げた。
「ん、よし。これでセイラは抵抗出来ないね」
「そ……っそんな……」
またしても両手を拘束され、足も、シグレさんの身体が乗っているので動けない状態になってしまった。
完全に動きを封じられてしまい、胸の鼓動はバクバクと煩い音を建て始める。
(こん、なの……っ)
好きな人に拘束され、エッチな事をされるといういやらしい状況に、身体の奥が激しく疼き始める。
僕は涙目でシグレさんを見つめた。
「ダメです……っ僕、おかしく、なっちゃう……」
「ふふ、いいよ。俺の前でなら、どんなセイラも見せて」
そう言って目を細めたかと思うと、シグレさんはスルリと僕の脚の間に手を滑り込ませた。
そして、柔らかな尻の谷間に浅く指を沈め、立ち上がった中心の方へスゥッとなぞる。
「ああっ、や……っそれ、だめ……っ」
「ああ、すごい、セイラ……背中が仰け反って、いやらしいね。じゃあ……こうされたらどうかな?」
「え、あ……っ」
ただでさえ、もどかしい刺激で限界だというのに、今度は雁首の辺りに指を二本ほど添えられた。
「……っ」
これは、完全にワザとだ。
シグレさんはワザと指を動かさないようにして、僕の反応を伺っている。
「んっ……や、ぁ……それ、指……離し、て、くださ……あんっ」
もどかしさに耐えきれず腰を動かしたせいで、指の腹に中心が擦れて、僕はたまらず声を上げた。
「ああっ、や、だ……見ないで……んんっ」
「セイラ……エッチな子だね。自分で腰振って、恥ずかしい」
快楽から逃れられず腰を振り続ける僕を見て、シグレさんは甘いため息を溢す。
(は、ずかしい……のにっ、気持ち良すぎて、止まんな……っ)
止めたいのに、中心はもっと快楽を得ようとして、タガが外れたみたい液を溢し張り詰めていく。
もっと、もっと強く触れてくれれば、気持ちよくなれるのに……。
絶頂を求めて、僕はさらに背中を大きくのけぞらせた。
すると……
「ああっ!?」
ふいに、添えられていた手が動き、熱全体を包み込まれた。
そして上下に扱かれると、求めていた快楽が一気に押し寄せてくる。
「あ、ああっ、だめ、だめ……っイっちゃ……ぅ、から……っ」
「ああ……セイラ、俺ももう限界。……挿れるよ?」
「……っ!」
熱い視線に、ドキリとする。
両手を縛られたまま、僕はこくりと小さく頷いた。
「ひゃ……」
太腿を掴んで持ち上げられ、シグレさんの昂りが僕のピンク色の蕾へと近づく。
クチュ、と音を立てて穴にあてがわれると、身体の奥がじんと痺れた。
「はっ……シグレさ、んっ……早く、くださ……っ」
「んっ……すごい、セイラのここ、俺のを飲み込もうとヒクヒクしてる」
言いながら、シグレさんは腰を前へゆっくりと進める。
それを受け入れながら、僕は縛られた両手をシグレさんの首の後ろへまわした。
「キス、したいです……」
「ん、セイラ……いいよ」
「ん、んん……」
強請ると、すぐにキスが降ってきた。
舌が絡み、口腔を侵されると、さらに快楽が増していく。
「んっ……は、入っ……」
「ん、挿入った、ね……セイラの中、キュウキュウ締め付けてきて、ヤバい、気持ちいい」
「……っ」
そんな風に言われると、恥ずかしさでますます締め付けてしまう。
ゆるゆると抽挿が始まると、とてつもない快楽と嬉しさで、涙が溢れてきた。
(シグレさん……シグレさん……っ)
これはΩの本能だろうか、性欲をも通り越し、全身がシグレさんを強く求めている。
お腹の中に温かさを感じながら、僕は掠れる声で言った。
「お、願いです……僕の、頸……噛んでください……っ」
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