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第三部 王都の社交

84.噂話と父様の秘密

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 歩いて行き来できる近さではあるけれど、それでもフォート家の紋章入の専用馬車で往復する立場だから仕方ない。
 侍女の時は邸宅から徒歩で通勤していてルイが一緒についてきたものだけど、今更ながら公爵の魔術師様としては異様なことよねと向かい合っているルイを見る。
 
 異様なことだとは、わかっていたのだけれど。
 当時は、本人がわたしに付き合ってそうするのなら、どうせなにを言っても聞いてくれる人ではないし勝手にしろといった気分でいたのだ。
 それをまさか……魔性だのといった穿った見方をする人もいようとは。

 なんでもわたし、一部の方にとっては、故郷の大貴族を利用して王宮に上がった田舎令嬢で。
 父親がわざと恩を売った法務大臣様を後盾に、社交を無視し、行儀見習いの令嬢達を操り、王妃様に取り入って王様に近づき、周囲の文官なども取り込んで王宮使用人として勝手に振る舞っていたそうで。
 あげく、この国最強の魔術師を手練手管で陥落し、まんまと王妃様の一族と養子縁組して伯爵令嬢の立場を得て、本来ならば田舎の小聖堂で婚姻するような身分だったのを、王様と王妃様の力で大聖堂に変えさせさも王族の一員のような顔をして結婚したと。
 父親も水面下で暗躍するため法科院に理由をつけて、自らの存在を隠していたと。
 そして王国の脅威な魔術師である夫に、なにやら王と密約を結ばせたようだと。
 次々と王族や上位貴族を手玉に取り、権力と贅沢を欲しいままにしている腹黒成り上がり公爵夫人を、このまま放置していてよいのかと。

 それ、一体どこの悪徳令嬢ですか……。

 噂の大半はソフィー様からの情報。
 微妙に内情に詳しいため出所を探ってくださっている。
 カトリーヌ様の情報では、それらの噂についての論評が近く新聞に載るかもしれないとのことで。

 ああ……ルイとの結婚、モンフォール事件の被害者ときて、今度は稀代の悪女と。
 月三回発行の二流紙ですから出たとしても安心なさいと言われても……。

 こちらは出版関連事業に広く出資されているカトリーヌ様が、それとなく打ち消し工作をしてくださるそうで。
 とはいえ、新聞の記事の種に何度もされるなど、貴族でなくても女性としては大変によろしくない。
 しかも今回は完全に誹謗中傷の記事。
 思わずため息を吐いてしまう。

「奥様……」
「大丈夫、テレーズ。少し憂鬱なだけ」
「それは大丈夫ではないと思いますよ、奥様」

 詳しいことは伝えていないけれど、日に日に風当たりの強くなる王宮の噂話とわたしの様子に察するものがあったのだろう。
 わたしの隣に座って気遣うテレーズとそんなやりとりをして、ルイを上目に睨めば、まったく余計なことをとぼやいて目をそらせるルイをさらにじっと睨みつける。

「なにかあるなら、きちんと話してくださいって言いましたよね?」
「貴女は私の想定通りそれ以上にしか動かない方なので……」
「想定通りならいいじゃないですか」
「今回ばかりは“それ以上”がどう転ぶか。処方が難しい劇薬みたいなものです。言われたでしょう“ご自分についてもっときちんと認識したほうがいい”と、あの我儘姫に言われるなど相当です」
「……ソフィー様ってそんなに」
「あの人は、ご自分を甘やかさない者はこの世にはいないといった人です……実際かなりそれに近く余計に質が悪い」
「でもなんだか少しわかりますね。年上のご夫人のはずなのに愛らしいといいますか、世話を焼きたくなるといいますか。側にいれば、なんとなく尽くしたいような気にさせられる類のお方です。旦那様の仰る、我儘もきっと可愛気があるものなのでしょうね」

 テレーズの言葉に、たしかにちょっとつんとしてるけど憎めないというか可愛らしいのよねとわたしも頷けば、理解し難いとルイは額に手を当てて首を振った。
 
「私も迂闊であったことは認めますが、それにしても私と出会う前、貴女がただのマリーベル・ユニであった頃どころかジュリアン殿が王都にいた頃にまで遡って、“それ以上”があったとは」
「ルイは知らなかったの? 父様のこと」
「私だってなにもかもを知っているわけではありません。特に王都の、自分に関係もない裏事情など首を突っ込んでなんの得があります?」

 まあそれはそうよね、とルイの言葉にわたしは納得する。
 とはいえ、ルイが王様と結び直した契約の内容はもちろん、日に日に風当たりが強くなっていいるように感じていたわたしの噂が実際どのようなものなのか、ルイはまったく一言もわたしに話していない。
 たしかに話せないこともあるとは言っていたけれど――妻に対して隠し事が多すぎない?
 ソフィー様とのことだって、わたしが彼女と親しくなったことは随分前に話していたのだから一言、教えてくれてもいいのに。

「あの我儘姫のことなら、顔を合わせて嫌味を言われる今日の今日まですっかり忘れていたのですよ。それぐらい一欠片の興味もなかったので」
「なにも言っていませんけれど?」
「顔を見ればわかります。普段つれないくせに結構悋気深いですし」
「別にそういったことではっ……だって元婚約者なんて」
「勝手に向こうがそうしたかったというだけで、こちらは引き合わされただけです。そこに言及するあたりやはりそうじゃないですか」
「違いますっ」
「私が選んで心を傾けるのは貴女一人だというのに、マリーベル」

 人を真っ直ぐに見詰めて……そういうこと言わないでほしい。
 そんなことはわかっているけど、わかっていますけどっ。
 ふふっ、と隣で小さくテレーズの笑う声が聞こえる。
  
「……は、話が外れてます」

 腕組みしてわたしが、まだこちらを見詰めているルイから視線をそらせば、奥様……それではますます旦那様が調子に乗りますよとテレーズの静かな助言に、風に当たりたいだけですと馬車の小さなな窓を少し押し開ける。
 頬が熱い。
 わたしだって、いまや夫である人にそこまで言われたら、多少は頬が緩みそうなうれしさを覚える。 

「……父様のことから」
「そうですね」

 わたしが父様のことに話を戻せば、苦笑しつつもルイはそう応じて、ふと真面目な表情を見せて、よく考えてみたらユニ領自体があまりないような話だと言った。

「小領地なのに赤字じゃないこと?」
「そうではなく。そもそも領主と一介の農夫が友人のような付き合いだったといのが……おそらく交配かなにかの研究を、当時のモンフォール当主は興味を持っていてその縁だと推察しますが。しかし一帯の産業にも影響を与える品種改良の功労とはいえ、領地を与えてしかも独立させるというのは……」
「はあ」
「その後のユニ領の発展といい、貴女やジュリアン殿といい……“それ以上”がユニ家の血だと思うと、今更ながら現モンフォールの当主が、お母上のような不可思議な現象もないのにその娘というだけで貴女に執着したのも、“貴き血”は受け継がれるなどと時代錯誤な迷信ばかりでもなかったのではといった気もしてきますね……」
 
 若干眉間に皺を寄せながらのルイの言葉に、だとしたら更に冗談ではないと思う。
 父様のことも散々搾取しておいて、わたしに子を産ませるだけでなくなにか手腕や労力のようなものまで求めていたなんて――。

「止めてください。冗談ではないわ」
「ジュリアン殿は法科院修了者です。しかもモンフォールに使われていて高度法務人材でないはずがないことはわかっていましたが……」
 
 わたしが憤慨したからだろう。
 ルイはユニ領やユニ家のことではなく父様に話の焦点を絞って、息を吐く。
 困惑気味に嘆息したようなルイに、そうなる気持ちはわかると思った。

「わたしはまったく知りませんでした……どうして父様は隠すようなことしていたのかしら」
「モンフォールの現当主を刺激しないためでしょうね。たとえ平民であっても貴族的職業人と扱われる法科院の一員などと知られたら逆上しかねない。法科院側の利害とも一致したのでしょう……流石に度が過ぎてます」
「そうかも」

 完全に、私情で勝手に手掛けた案件が実績になってですもの。

 なんでも。
 契約魔術の案件は、魔術が絡むこともあって法科院出の法務人材しか扱えない。
 その処理には魔術具の一種であるペンとインクによる署名が必要で、それらは法科院修了の証として授与される。
 授与時に個人識別の魔術を施されるため、他人が使用することは出来ず、そして署名した案件処理の完了と同時に案件種別と件数が実績として、法科院にある法科院修了者名簿に記録される仕組みだそうで。

 商取引なら締結百件。
 その他案件なら締結五十件。
 ただし、高度な政治案件及び中領地領主かつ伯爵以上の上級貴族案件なら、たった二件で――契約魔術に関する高度法務人材として登録され、軍部や魔術の上層も遠慮する権威ある法科院の一員となってしまうらしい。
  
「たしかに政治的な案件や上級貴族絡みの案件などは、本来、王宮の上級官吏かそれこそ法科院が仕切る仕事です。しかも案件処理の責任者たる署名者になる機会など生涯通してない者の方が多いでしょうから」
「あの、父様は絶対そんなこと考えていなかったと思います。モンフォール家から守る形で母様と結婚し、ご友人である法務大臣様の恋の成就に手を貸しただけで……」

 わたしがそう言えば、そうでしょうね貴女もそういったところがありますからねと半ば呆れ顔でそう返して、ルイは軽く咳払いをした。

「それでも、西部大領地の伯爵家絡みに、王族の姫と北部名門伯爵家の婚姻です。立派に上級貴族絡み、王宮の政治的案件ですよ」
「……ですよね」
「まさかジュリアン殿が卒院から一年経たない内に契約魔術における高度法務人材要件に達し、史上最速最年少で法科院の一員。異例の事態に法科院側が二十年以上もジュリアン殿に関し情報規制をかけてそのことを秘匿していたとは……」
「父様ってば……」

 ソフィー様曰く。

『貴女の実のお父様、モンフォール家の搾取のおかげで称号授与の検討も必要なぐらいの実績で。事が公になって法科院は大変な剣幕で、モンフォール家の制裁を断固として行うべきと王家に強い要望が……そりゃそうですわよね権威と面子に関わりますもの』

 だそうで。

『それにそれほど特出した人材を法科院の都合で長年秘匿していた理由も責任も、全部モンフォール家に押し付けることが出来るわけですから』

 そもそも法科院のような高等教育機関なんて、進むのは基本的に貴族か富裕の家の子弟に限られる。すでに各所で法務人材として務めている先輩諸氏も勿論そうだ。
 彼等を差し置いて、平民で新米の若造風情がそう滅多になれるものではない法科院の一員となってしまったことが広く知られたら、一悶着どころの話ではないから法科院は父様の実績どころか法科院修了者である記録そのものを誰も確認できないよう規制し秘匿した。

 高度法務人材は、宮廷魔術師と同じ貴重人材。
 それを法科院の都合で隠していたことを、“全部モンフォールのせい”にして処理してしまえる絶好の機会を逃すわけがない。
 そう……才能ある若き人材だったものの、その生命と自由と治める領地の安全を確保するため、本人承諾の上での特別措置で仕方なくといった建前で。

 父様や母様やわたしに対してしたことは許せないけれど。
 流石になにもかも“全部モンフォールのせい”は、ちょっと気の毒に思える。

「実質的にユニ領ごとジュリアン殿を引き受けるのでなかったら、こちらにも飛び火していたかもしれない……法科院上層の一部の方からも激しく疎まれていますからね、私は」
「ルイって、どうしてそんなにあちらこちらから敵視されているの?」
「色々あってのことです……」

 だからその色々を教えてもらいたのだけど……と、胸の内で呟いた時、フォート家の邸宅に馬車は到着した。

 テレーズには本来の仕事に戻ってもらって、わたしはマルテに手伝ってもらって服を着替える。
 今日はもう邸宅から一歩も出る気はないし、ルイとの話も夫婦の部屋のがよさそうだと考えてそのまま休んでも大丈夫なくらいの普段着を出してもらい、髪も一度解いて簡単にしてもらう。
 マルテはなにか勘違いしたようで、わたしの言う通りにしてにこにこしていた。

「近頃はお二人ともお忙しくて、旦那様もロタール領のお屋敷に行ったきりになったりしてなかなかご夫婦でゆっくり過ごせませんでしたものね」
「……まあそうね」
「王宮から一緒にお戻りになって、ごゆっくりなさるのですね」
「ええ、そうね」

 ゆっくりと、なにをお忙しくしていたのか聞かせてもらうつもりです。

「だから寝室にお茶の用意をしたら、今日はもうマルテは好きにしていいわ。なにかあればルイがオドレイかシモンに頼むでしょうから」
「ありがとうございます」

 着替えて、夫婦の部屋の長椅子ソファに人も払って一人で落ち着いていたら、しばらくしてルイがやって来てテーブルの上に用意された小さな焼菓子を摘んで口に放り込んだ。
 彼はローブ姿のままだったけれど、その下は簡素なシャツと脚衣くらいと知っている。
 
「はぐらかしてもいいのですが、しばらく口も利いてもらえなくなりそうなので観念して来ました」
「当たり前です」
「貴女の噂については、あのお二人が動いてくれるのに任せればこれ以上ひどくなることはないでしょう。稀代の悪女な妻に傅く男になるというのも悪くない、実際は大変かわいらしいのですけどね」

 隣に腰掛けるやいなや抱き寄せてきたルイに、もうっと彼の胸元と両手で叩いて抵抗する。

「半ば人ごとだと思って……っ」
「まさか。気にしないもの放っておけばいいものとしていても、耳にすれば薄い刃のように切りつけてくるのが人の言葉というものです」
「あまりに実態とかけ離れすぎてて、傷つくより先に呆れてしまうわ」

 ゆるゆるとたっぷりした濃紺色の絹の袖に包まれて、たしかにちょっとこうされるのは久しぶりかもとくゆる香りとローブ越しの温かみにルイの胸元に右のこめかみをつけるように頭を預ける。
 午後の陽も傾いてきたとはいえ、まだ明るい時間だ。
 暑い最中にこんな二人してふっついていたら、余計暑いはずなのになんだか心地良い。
 
「ここ最近、ルイがなにをしていたのかきちんと教えて」
「もう少し甘えてほしいのですけどねえ……」
「後でそうしますから、詳しく!」

 ルイのローブの襟元を両手に掴んで軽く引っ張れば、本当にそういうところしっかり者のいい妻を持ったと思いますよと彼はため息を吐いた。
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