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登場人物紹介
登場人物紹介
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ちょっと整理しました。関係者括りだとネタバレになるため50音順です。
( )の数字は年齢。視点人物はその話数を最後に振ってます。
【ア】
・アリスタルクス・サミウス(不明)
アウローラ王国地方都市・東都の天文学者、数学者
現王妃ケレスの父親でティアの祖父。王宮の暦書編纂官。
・イアペトス(不明)
アウローラ王国オルシー二伯爵家に仕えるルフスの従者。
護衛もできる優秀な従者だが、言動が道化的。
・ウルカヌス・ヒューペリオ・アルブス(35)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国現君主。フューリィ(フェリオス)の兄。
公にして王を名乗る不遜の一族ヒューペリオ公爵家当主。
温厚かつ有能な為政者だが、虚弱で無理が効かない。
[公国編-56前半部]
・“斧”と“槍”(不明)
ヒューペリオ公国騎士団に属する工作員の双子。
ファルコネッロの子飼いの手下。
騎士団員だがファルコネッロに仕える家臣に近い。
・オルランド・ディ・ターラント(32)
挿話的視点人物の一人。
アウローラ王国宰相副官。
[公国編-56後半部]
【カ】
・カイルス・アウローラ・カウデクス(58)
挿話的視点人物の一人。
アウローラ王国の現国王。官僚任せな『凡庸王』と評されている。
ごくありふれた褐色の髪と瞳。
初婚の王妃は産褥で亡くし、再婚した王妃も流行病亡くす。
三度目に自ら選び迎えた王妃のケレスは失いたくないと考えている。
本人曰く特徴のない容貌を活用し、流浪の平民を装いよく王宮を抜け出す。
[公国編-47]
・カルロ・アンニウス(63)
現在は隠居の身の上の、元アウローラ王国騎士団総長。
背の高い細身の老人で色褪せた褐色の髪と瞳。
伝説的な強さで軍神と呼ばれ、引退後も強い影響力を持つ王国の重鎮。
王国王カイルスの友人で、家族の一員と扱われるほど信頼されている。
平民出身の成り上がり同士、トリアヌスと馬が合う。
・グリエルモ・アクィナス(不明)
ヒューペリオ公国司教。公爵家の忠臣。
議会では筆頭議長として権力を握る。
元武官でカルロと打ち合った経験があり、修道士兵と呼ばれる私兵団を持つ。
・ルーキウス・クラウディス(不明)
挿話的視点人物の一人。ヒューペリオ公国の侯爵。議会の次席議長。
司教派、侯爵派と派閥に分かれている侯爵派の長。
グリエルモと政敵同士と思われているが公国貴族の立場で意見が異なるだけ。
グリエルモ同様、公爵家の忠臣。
[公国編-50話後半部]
・ケレス・サミウス・アウローラ(46)
アウローラ王国の現王妃。三人目の王妃でティアの母親。
黒髪黒目。豊満で威風堂々とした風格を持つ美女。
貴族ではない天文学者の娘だが、為政者の妻としての才覚を持つ賢夫人。
王国王カイルスの娶った三王妃の内、唯一王の執務代行を任せられている。
【サ】
・修道士見習いの少年(不明)
ヒューぺリオ公国の北部にある戦で滅んだ集落の孤児。
集落の教会が世話していたためグリエルモが引き取られる。
戦の心的外傷で口がきけない。
平民の識字率が低い公国で珍しく、字の読み書きができるが周囲は知らない。
【タ】
・ティア・アウローラ・クアルタ(18)
本編ヒロイン。主要視点人物の一人。
アウローラ王国第四王女。三人目の王妃の子
真っ直ぐな黒髪に黒い瞳の小柄で可憐な美少女。
極度の人見知りで公の場にはほとんど出ない、通称『本愛ずる姫君』。
見た目と性格に反して態度と口調はかなり偉そう。
医学、薬学、工学に通じ、異母兄姉からその知恵を頼れられている。
王都外にある廃砦の塔に人知れず独居している。
[隠遁生活編-2,4,6,8][王宮編-11,13,15,18,20,22,24]
[東都編-27,30,32,34,37,40,43][公国編-46,49,52,55,58,61,64]
[決戦編-67,70前半部,72]
・テオドロス・ヒューペリオ・フラーウス(不明)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国尊厳公。先々代のヒューペリオ公国君主の兄。
フェリオスの大伯父。
素行不良で王太子を外され、廃嫡は免れたが城の奥に蟄居している。
廃嫡されていないため、現継承位二位。
美しい金髪だけが若く美しかった頃を忍ばせる、酒浸りの醜悪な老人。
[公国編-62]
・デキウス伯(不明)
ヒューペリオ公国の伯爵。どの派閥とも付き合う中立派の貴族。
大部分の日和見的な貴族に求心力があり、平民にもいい顔をする。
“灰色のデキウス家”と公爵家の忠臣達から警戒されている。
本妻と嫡男に不満を持つ。
才気ある女を愛人にし、ファルコネッロを産ませ後継者としている。
・テティス・アウローラ・セクンダ(35)
アウローラ王国第二王女。王国騎士団教練指揮官。一人目の王妃の子。
男勝りで結婚前の通称は『王国の姫騎士』。夫は王国騎士団本部参謀。
・トリアヌス・ユニウス(42)
主要視点人物の一人。アウローラ王国宰相。
銀髪に紫がかった瞳をした、そこらの美女より美人と評される美形の文官。
出身は南の地方都市・南都。中堅商人の三男。
上級官吏育成機関の王立法科院が百年に一度の逸材と推薦するほど優秀。
王宮内で偶然遭遇した幼いフェーベに懐かれ、王国王や高官の目に留まる。
異例の出世速度で平民から宰相に成り上がったため、政敵も多い。
若干女難の質がある。
[王宮編-10,17][東都編-38,41][決戦編-70後半部]
【ハ】
・白銀の大魔女(不明)
アウローラ王国の百数十年前の文書に記録される、白銀の白繭から現れた女。
銀髪に空色の目。不老不死の魔女とされているが、本人曰く不死ではない。
この世界にはない技術と知恵を持ち、異界か別時空の漂流者であると仄めかす。
邪神の知恵を持つ最重要危険人物とされ、王家に長く存在を隠蔽されている。
現在は西方自治領にある奇岩郡を利用した檻の中、優雅な幽閉生活を送る。
ラテオと面識があり、短期間弟子にしていた。
若い頃に王国に遊学にきていた、公国尊厳公テオドロスとも面識がある。
・ハサン・コッタ(不明)
ヒューペリオ公国への同化に応じた小部族の長。
クラウディス侯の縁戚の娘を娶り小領主の地位を得た、公国騎士団の将官。
狐目で濃い褐色の髪と口髭を整えた厳しい風貌。
紋様に彩られた硬い革の騎士装束を白貂の毛皮で飾る異民風の騎士。
勇猛だが冷静沈着で信義に厚く、先代君主から公国君主に仕える忠臣。
前公国騎士団長で第二王子の頃フューリィを鍛え、面倒を見ていた。
・ファルコネッロ・デキウス(25)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国伯爵家の庶子。公国騎士団長副官。
フューリィの右腕で親友。
“斧”と“槍”と呼ばれる双子の工作員を手駒に持つ。
[東都編-25後半部][公国編-59前半部]
・フェーベ・アウローラ・テルツァ(24)
主要視点人物の一人。アウローラ王国第三王女。二人目の王妃の子。
緩く波打つ蜂蜜色の髪に、複数の色合いを見せる琥珀の瞳の美女。
その華やかさで王家の社交を一身に担う、通称『王宮の華』。
おっとりしたお姫様な雰囲気でいながら、兄妹中最も王族として自覚的。
語学や詩に通じ、人に関する脅威的な記憶力と洞察力、機転の良さを持つ。
[東都編-26後半部,29,35前半部][公国編-53,65後半部]
[決戦編-68,71]
・フェリオス・ヒューペリオ・フューリィ(30)
本編ヒーロー。主要視点人物の一人。
ヒューペリオ公国君主の弟(第二王子)。公国騎士団長。
愛称及び家名を隠した偽名はフューリィ。
金髪に深く澄んだ緑色の瞳。大柄で立派な体躯をしたやや強面の美丈夫。
穏やかで優しい性格である一方、戦の才に恵まれている。
北方騎馬民族を虐殺した戦闘狂と令嬢を中心に公国貴族から恐れられている。
矢毒で倒れたところをティアに救けられ、恋に落ちる。
[隠遁生活編-1,3,5,7,9][王宮編-12,14,16,19,21,23]
[東都編-26前半部,28,31,33,36,39,42] [公国編-45,48,51,54,57,60,63]
[決戦編-66,69]
・フェルディナンド(不明)
現アウローラ王国騎士団総長。
・フネス(不明)
王立学術院院長。賢者でティアの師。
・ポストムス・マルキウス・ロクス(不明)
挿話的視点人物の一人。
王国西方自治領の領主。愛称はロクス(城)。
『白銀の大魔女』の身柄を引き受ける代わり、王権が及ばない自治特権を持つ。
王国内部に抱える交渉相手だが、王国王カイルスとは三十年来の友人。
真面目で律儀な性格。報われない恋に走る傾向がある。
[公国編-65前半部]
【ラ】
・ラール・マリウス(不明)
ヒューペリオ公国の公国騎士団員。
ハサンの副官。背が低くどっしりごつい見た目だが陽気な男。
見た目通りの剛腕で手斧が武器。
・ラテオ(30)
挿話的視点人物の一人。
アウローラ王国の新米医官。宰相付特命補佐官。
王立学術院を中退し、医術ができる薬師として王国内外を放浪していた青年。
東都の毒騒動で町医者の経験を見込まれ、宰相付の補佐官に臨時任命される。
[東都編-44][公国編-60中盤]
・ルクレツィア(35)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国現王妃。貞淑で従順な人形妃と揶揄されている。
薄茶色の髪に榛色の瞳をした公爵家縁戚の侯爵令嬢でウルカヌスに嫁ぐ。
[決戦編-73]
・ルビウス・ユニウス(45)
挿話的視点人物の一人。
アウローラ王国地方都市・南都で香辛料と油を扱う商人。
中堅商家のユニウス家の次男でトリアヌスの兄。
広域行商組合の一員で王国自治領他、公国にも商売の手を広げている。
[公国編-50前半部]
・ルフス・オルシーニ(44)
アウローラ王国・伯爵。王国大家令。
亜麻色の髪に淡褐色の瞳。温厚で精悍な雰囲気をあわせ持つ魅力的な紳士。
名誉的大臣職の大家令を世襲で受け継ぐオルシーニ家当主。
王の戴冠式を取り仕切る権限を持つ。フェーベの友人で求婚者の一人。
広域行商組合の後見人を務め、ルビウスとは身分を越えた友人。
【ワ】
・若王(15)
挿話的視点人物の一人。ラウェルナ帝国の少年王。
日に焼けた褐色の髪に薄い青色の瞳。
フューリィが虐殺した北方騎馬民族の生き残り。
若く粗暴だが、族長の子として器の広さを持つ。
[東都編-25前半部,35後半部][公国編-56中間部,59後半部]
( )の数字は年齢。視点人物はその話数を最後に振ってます。
【ア】
・アリスタルクス・サミウス(不明)
アウローラ王国地方都市・東都の天文学者、数学者
現王妃ケレスの父親でティアの祖父。王宮の暦書編纂官。
・イアペトス(不明)
アウローラ王国オルシー二伯爵家に仕えるルフスの従者。
護衛もできる優秀な従者だが、言動が道化的。
・ウルカヌス・ヒューペリオ・アルブス(35)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国現君主。フューリィ(フェリオス)の兄。
公にして王を名乗る不遜の一族ヒューペリオ公爵家当主。
温厚かつ有能な為政者だが、虚弱で無理が効かない。
[公国編-56前半部]
・“斧”と“槍”(不明)
ヒューペリオ公国騎士団に属する工作員の双子。
ファルコネッロの子飼いの手下。
騎士団員だがファルコネッロに仕える家臣に近い。
・オルランド・ディ・ターラント(32)
挿話的視点人物の一人。
アウローラ王国宰相副官。
[公国編-56後半部]
【カ】
・カイルス・アウローラ・カウデクス(58)
挿話的視点人物の一人。
アウローラ王国の現国王。官僚任せな『凡庸王』と評されている。
ごくありふれた褐色の髪と瞳。
初婚の王妃は産褥で亡くし、再婚した王妃も流行病亡くす。
三度目に自ら選び迎えた王妃のケレスは失いたくないと考えている。
本人曰く特徴のない容貌を活用し、流浪の平民を装いよく王宮を抜け出す。
[公国編-47]
・カルロ・アンニウス(63)
現在は隠居の身の上の、元アウローラ王国騎士団総長。
背の高い細身の老人で色褪せた褐色の髪と瞳。
伝説的な強さで軍神と呼ばれ、引退後も強い影響力を持つ王国の重鎮。
王国王カイルスの友人で、家族の一員と扱われるほど信頼されている。
平民出身の成り上がり同士、トリアヌスと馬が合う。
・グリエルモ・アクィナス(不明)
ヒューペリオ公国司教。公爵家の忠臣。
議会では筆頭議長として権力を握る。
元武官でカルロと打ち合った経験があり、修道士兵と呼ばれる私兵団を持つ。
・ルーキウス・クラウディス(不明)
挿話的視点人物の一人。ヒューペリオ公国の侯爵。議会の次席議長。
司教派、侯爵派と派閥に分かれている侯爵派の長。
グリエルモと政敵同士と思われているが公国貴族の立場で意見が異なるだけ。
グリエルモ同様、公爵家の忠臣。
[公国編-50話後半部]
・ケレス・サミウス・アウローラ(46)
アウローラ王国の現王妃。三人目の王妃でティアの母親。
黒髪黒目。豊満で威風堂々とした風格を持つ美女。
貴族ではない天文学者の娘だが、為政者の妻としての才覚を持つ賢夫人。
王国王カイルスの娶った三王妃の内、唯一王の執務代行を任せられている。
【サ】
・修道士見習いの少年(不明)
ヒューぺリオ公国の北部にある戦で滅んだ集落の孤児。
集落の教会が世話していたためグリエルモが引き取られる。
戦の心的外傷で口がきけない。
平民の識字率が低い公国で珍しく、字の読み書きができるが周囲は知らない。
【タ】
・ティア・アウローラ・クアルタ(18)
本編ヒロイン。主要視点人物の一人。
アウローラ王国第四王女。三人目の王妃の子
真っ直ぐな黒髪に黒い瞳の小柄で可憐な美少女。
極度の人見知りで公の場にはほとんど出ない、通称『本愛ずる姫君』。
見た目と性格に反して態度と口調はかなり偉そう。
医学、薬学、工学に通じ、異母兄姉からその知恵を頼れられている。
王都外にある廃砦の塔に人知れず独居している。
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[決戦編-67,70前半部,72]
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挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国尊厳公。先々代のヒューペリオ公国君主の兄。
フェリオスの大伯父。
素行不良で王太子を外され、廃嫡は免れたが城の奥に蟄居している。
廃嫡されていないため、現継承位二位。
美しい金髪だけが若く美しかった頃を忍ばせる、酒浸りの醜悪な老人。
[公国編-62]
・デキウス伯(不明)
ヒューペリオ公国の伯爵。どの派閥とも付き合う中立派の貴族。
大部分の日和見的な貴族に求心力があり、平民にもいい顔をする。
“灰色のデキウス家”と公爵家の忠臣達から警戒されている。
本妻と嫡男に不満を持つ。
才気ある女を愛人にし、ファルコネッロを産ませ後継者としている。
・テティス・アウローラ・セクンダ(35)
アウローラ王国第二王女。王国騎士団教練指揮官。一人目の王妃の子。
男勝りで結婚前の通称は『王国の姫騎士』。夫は王国騎士団本部参謀。
・トリアヌス・ユニウス(42)
主要視点人物の一人。アウローラ王国宰相。
銀髪に紫がかった瞳をした、そこらの美女より美人と評される美形の文官。
出身は南の地方都市・南都。中堅商人の三男。
上級官吏育成機関の王立法科院が百年に一度の逸材と推薦するほど優秀。
王宮内で偶然遭遇した幼いフェーベに懐かれ、王国王や高官の目に留まる。
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若干女難の質がある。
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【ハ】
・白銀の大魔女(不明)
アウローラ王国の百数十年前の文書に記録される、白銀の白繭から現れた女。
銀髪に空色の目。不老不死の魔女とされているが、本人曰く不死ではない。
この世界にはない技術と知恵を持ち、異界か別時空の漂流者であると仄めかす。
邪神の知恵を持つ最重要危険人物とされ、王家に長く存在を隠蔽されている。
現在は西方自治領にある奇岩郡を利用した檻の中、優雅な幽閉生活を送る。
ラテオと面識があり、短期間弟子にしていた。
若い頃に王国に遊学にきていた、公国尊厳公テオドロスとも面識がある。
・ハサン・コッタ(不明)
ヒューペリオ公国への同化に応じた小部族の長。
クラウディス侯の縁戚の娘を娶り小領主の地位を得た、公国騎士団の将官。
狐目で濃い褐色の髪と口髭を整えた厳しい風貌。
紋様に彩られた硬い革の騎士装束を白貂の毛皮で飾る異民風の騎士。
勇猛だが冷静沈着で信義に厚く、先代君主から公国君主に仕える忠臣。
前公国騎士団長で第二王子の頃フューリィを鍛え、面倒を見ていた。
・ファルコネッロ・デキウス(25)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国伯爵家の庶子。公国騎士団長副官。
フューリィの右腕で親友。
“斧”と“槍”と呼ばれる双子の工作員を手駒に持つ。
[東都編-25後半部][公国編-59前半部]
・フェーベ・アウローラ・テルツァ(24)
主要視点人物の一人。アウローラ王国第三王女。二人目の王妃の子。
緩く波打つ蜂蜜色の髪に、複数の色合いを見せる琥珀の瞳の美女。
その華やかさで王家の社交を一身に担う、通称『王宮の華』。
おっとりしたお姫様な雰囲気でいながら、兄妹中最も王族として自覚的。
語学や詩に通じ、人に関する脅威的な記憶力と洞察力、機転の良さを持つ。
[東都編-26後半部,29,35前半部][公国編-53,65後半部]
[決戦編-68,71]
・フェリオス・ヒューペリオ・フューリィ(30)
本編ヒーロー。主要視点人物の一人。
ヒューペリオ公国君主の弟(第二王子)。公国騎士団長。
愛称及び家名を隠した偽名はフューリィ。
金髪に深く澄んだ緑色の瞳。大柄で立派な体躯をしたやや強面の美丈夫。
穏やかで優しい性格である一方、戦の才に恵まれている。
北方騎馬民族を虐殺した戦闘狂と令嬢を中心に公国貴族から恐れられている。
矢毒で倒れたところをティアに救けられ、恋に落ちる。
[隠遁生活編-1,3,5,7,9][王宮編-12,14,16,19,21,23]
[東都編-26前半部,28,31,33,36,39,42] [公国編-45,48,51,54,57,60,63]
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見た目通りの剛腕で手斧が武器。
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王立学術院を中退し、医術ができる薬師として王国内外を放浪していた青年。
東都の毒騒動で町医者の経験を見込まれ、宰相付の補佐官に臨時任命される。
[東都編-44][公国編-60中盤]
・ルクレツィア(35)
挿話的視点人物の一人。
ヒューペリオ公国現王妃。貞淑で従順な人形妃と揶揄されている。
薄茶色の髪に榛色の瞳をした公爵家縁戚の侯爵令嬢でウルカヌスに嫁ぐ。
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広域行商組合の後見人を務め、ルビウスとは身分を越えた友人。
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日に焼けた褐色の髪に薄い青色の瞳。
フューリィが虐殺した北方騎馬民族の生き残り。
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【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
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