どこかに愛情を

今日から閻魔

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素直に友人と過ごせれば充分だななんて

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 好きな人って何人いますか?
 僕は結構な人数が当てはまります。少しでも好きだったらという定義にしてしまえば、きっと100人くらいはいるでしょうね。今までわずか以上でも接点のあった人数を考えるとこれが多いのか少ないのかは分かりませんが。僕がふとした時にご飯でも食べに行きたいと思う人は、最大限頑張って多めに見積もっても大体100人くらいです。

 こういう相手に対して、思春期によく思っていたことがあります。多分みなさんも思っていたことでしょう。
「僕はこれぐらいこの人のことが好きだけど、この人は僕をどのくらい好きだろう。」
 まぁこれは、もはや永遠に思春期のテーマなんだと思いますが。修学旅行の班決めとか、友達と好きな女の子がダブってしまったとか衝突しそうなテーマはもちろん、単純に自分が困った時の相談先など、色んな場面で考えちゃうテーマでした。
 でもなぜかやっぱりその相手が好きだとか、友人でいれることが嬉しいという類の終着点があるんですよね。本当に不思議なことです。
 何となく振り返ったら大体その相手って自分が素直に振る舞える相手だと思いませんか?会社に入ってからは特にそう思ってますが、自分が素直に振る舞える環境は非常に大切ですよね。多くの人々が仕事のためだけに生きているわけではありませんから、こうした相手との関係を保つことは人生のクオリティに直結するような問題かなとも思います。こういうことを学生の時からみんな感覚として分かっていて、なんだかんだと大切にして過ごしています。

 一方で社会に出て忙しくするようになると、こんな感覚をどこやらに忘れてきてしまう人がいます。平日の問題に追われて苦しみ、休日も頭半分はそのことに支配されているような。そんな生活を送っている人が一定数いるように感じています。実際、自分の会社にもそういう人はいるように思っています。ただこの状況って色々と好ましくないと考えています。その人自身はもちろん、その人と会う人も何となく気持ちが下がり気味になるような気がしませんか?
 勝手な主張でしかないですが、困っている人が手をしっかり挙げて「私は困っています。」と叫ぶことは基本無いでしょうから、遠慮気味にひじを伸ばさず手のひらだけが挙がっているような手に誰かが寄り添わなければいけないと思うんです。
 ツイッターが荒ぶっていたり、インスタで冴えない文字だけのストーリーを作ったりしている人に、「最近どう?飯でも行きます?」と送るようなちょっとした温もりを持って生活したいじゃないですか。誰かがそうしてくれたら嬉しいじゃないですか。
 是非そういう世の中であってほしいなと。
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