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〚第五章〛〜不幸な少女の”日常”編〜
〚174話〛「終焉を共に。(1)」
しおりを挟む紅葉と暮らして何十年、今、紅葉の墓の前にいた。
紅葉は年を取っていく中、僕は半分魔物、殆ど寿命は無いに近い。なので今も変わらない姿で紅葉の墓の前で話しかけていた。
昔話した事を、そっちはどうかと、お母さんは居た?友達はいた?独りぼっちじゃない?怖いなら言ってくれれば助けにゆくよ。そんな事を話し、
「でも…皆のお墓を守りたいから…僕はまだそっちに行けないよ…」
なんて事を話した。
””
本当に行ける…なんて思っていないくせに。
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