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209、増田は情報通か
しおりを挟む工房に着くと、ヴィルさんが画面の時計を睨みながらそそくさと陣取っているベッドに向かって行った。
「うわあ、時間が押してる……まあ、予定よりは天使のおかげで早く終わったからいいかあ。じゃあな二人とも。弟、今日はつき合ってくれて助かった。君がいたからスムーズだったよ」
衝立の間から手を振って、ヴィルさんはさっさとログアウトしていった。
いまだに何があったのか俺にはさっぱりわからない。じっとヴィデロさんを見上げると、ヴィデロさんは奥に行こう、と俺を奥に誘った。
部屋に入るとしっかりとドアを閉めて、ちゅ、と軽く俺にキスをしてくる。
そして、少しだけ目を逸らして、何かを考えて、その後まっすぐ俺を見下ろした。
「ドゥエの街で最近騒ぎになったんだが、異邦人と街人の関係がこじれていてそれをあの人が確認しに行ったんだ」
「何か揉め事?」
「ああ。痴情のもつれの様なものだ……異邦人との恋愛は結構揉めるのが多いからな……」
溜め息を呑み込んだヴィデロさんが、もう一度俺にキスを降らせる。そっか。俺達も異邦人とここの世界の人、だから。でも俺は揉める気はないよ。
じっとヴィデロさんを見上げて、ぐい、と腕を引く。
今度は俺からキスをして、ヴィデロさんの胸に抱き着いた。今日も素敵な胸ですね。
ヴィデロさんも、揉めたということ以外に詳しく話す気はないらしく、俺達はそんな道は進まない、とでもいう様にひたすらキスをして、詰所に帰っていった。
やっぱりいまいちわからないまま、俺も諦めてログアウトすることにした。
次の日の昼休み、増田と雄太と三人で教室でご飯を食べていると、増田がそう言えば、と口を開いた。
「前に掲示板を騒がせてたゲーム内恋愛の話憶えてる?」
「あ?」
「ゲーム内恋愛……」
じっと考えて、ふと思い出す。
もしかしてゲーム内で子供が出来たとかなんとか。
「そう、それそれ。実はその人『白金の獅子』のドレインさんのフレンドらしくてさ。子供が出来たのって実はその人の子じゃなくて、前に一度ほぼ無理やり押し倒されちゃった幼馴染の子だったとかで、その人がキレちゃって幼馴染の人を殴りに行ったのがちょっと衛兵とか門番とかを巻き込んだ大事になっちゃって、その人垢停止になったんだって」
「垢停止……? BANじゃねえのか?」
雄太も怪訝な顔をしているところを見ると、雄太も知らなかったらしい。
って、それ、現地の人を怪我させたってことは確かに垢BANになりそうなものだよな。情状酌量的なものかな内容的に。
「垢停止されたのは昨日らしいけど、そこまで長くはないみたい。なんかね、ちゃんと恋愛してたんだってさ。でも女性が襲われたことを恋人さんに伝えられなくて、辛そうで、何かおかしいって感じてたその人が問い詰めたら、ちょっと追い詰められちゃってとうとう誰の子かをその人に教えちゃったんだって。そこから問題が浮き上がったんだって。でも確かに、恋人が無理やりされたらキレるよね。キレない方がおかしいよね。これでBANだったら俺ちょっと運営に不信感持つところだったけど、ちゃんと理由を汲んで垢停止で終わらせてくれたのがなんかすごいよね」
笑顔で言い切る増田に、俺は箸を持つ手を止めた。
これか。未成年が関われない案件って。痴情のもつれとはちょっと違うよヴィデロさん。痴情、もつれてない。間男が酷いだけだよ。
「……その殴られた幼馴染は、どうしたの?」
微妙な顔で帰ってきた三人を思い浮かべながら、増田に恐る恐る訊くと、増田はそこまではわからないと首を振った。
「垢停止されることと、その理由をチャットで伝えてきただけだからってドレインさんが溜め息吐いててさ、お前らはちゃんと恋愛しろよって。よりによって俺たちに言うんだよ。ちゃんと恋愛してるよねえ雄太。この間唯がゲージが溜まってきたって大はしゃぎしてたよ。あ、ちなみに俺のアクセサリゲージも今69%」
そのドレインさんって人、垢停止された人を心配してたのかな。
そもそもどう思って二人を見てたんだろう。
弁当の途中で箸が止まったままの俺のおでこを、雄太がピシッとデコピンしてきた。油断してた。痛い。
「お前らだってちゃんと恋愛してるんだろ。門番さんがとっかえひっかえとかじゃなけりゃな。でもまあ、あの牽制っぷりは他が目に入らないってことだろうしな」
それだけ言うと、雄太は残りの弁当を掻っ込んだ。
違うよ。自分に当てはめたわけじゃないから大丈夫。
でも、ヴィルさん、垢停止措置で済ませてくれたんだ。とちょっとほっとしただけ。
その相手の人、まだちゃんとプレイヤーの事好きでいてくれるのかな。ただそれだけが今は少し知りたかった。
ログインすると、相変わらずヴィルさんの抜け殻はベッド一つを占領していた。
前は寝ようって時には好きなベッドに自由に寝てたのに、今は奥の部屋オンリーになっちゃったな。まあ、問題はないけど。
衝立を横目に、調薬の練習を開始する。上級調薬はまだまだレベル低いから。
そういえば最近全然錬金術レシピ集を覗いてないよなあ。色々素材を手に入れたけど、何か組み合わせて作れそうなものあるかな。
ある程度ハイパーポーションを作ったところで、サラさんの錬金術レシピを取り出してテーブルに開いてみる。
まだまだ全然埋まってないページに苦笑しか浮かばない。
大分白いページを捲っていくと、ひとつ、素材の名前だけは全部入っているページが見つかった。
これが作れたら、このページにちゃんと絵が載るんだよな。不思議。
「ええと、『カクトゥスの根』『カルマー草の花弁』『タルアルの花汁』『ブルベルの果肉』『ブルベルの種』『レッドホットサンドの葉』『狼の軟骨』『蜘蛛の帯電腑』うわあ、全部持ってる、けど、何かすごいラインナップだなあ」
倉庫に入っている素材を次々出して並べていく。
最後にドイリーを敷いた上に錬金釜を取り出して、そっと置く。
順番は何も書かれてないよな。
どれくらい魔力必要なのかなあ。
MPを釜に送って不思議液体を満たすと、とりあえず書かれている順番に釜に入れることにした。
カクトゥスの根を入れて、グルグル。色が変わったら次、花。花びらが消えて綺麗な黄色になったところで、タルアル草の汁。そして、ブルベル。これは果肉と種を別々に入れるみたいだから、すでにわけている。
そして思う。カクトゥスの根ってたしか体調を整える系。カルマー茶は落ち着くやつだし、タルアル草は万能薬の素。ブルベルは毒の効果を消す奴で。これってもしかして。
ドキドキしながら、でも丁寧に溶かしていく。狼の軟骨が溶けたところで、最後、蜘蛛の帯電腑を入れると釜の中全体が電気が走ってるようにパチパチし始めた。面白い。
さらにグルグルとかき混ぜていると、ひたすらパチパチしていた電気がふっと液体に沈んでいった。
「出来上がった」
ふっと隣に置いていたレシピに絵が浮かび上がる。
釜を持ち上げて、中の液体を空瓶に詰めると、ポーション用小瓶二本分だけの新しい錬金アイテムが出来上がった。
「『万能薬』が出来た……。キュアポーションとか蘇生薬とどう違うんだろ」
早速鑑定をしてみると。
『万能薬:体内に巣食う病魔や毒を元から消し去る。大病の根を焼き切り根絶する。ただし服用したものは帯電しやすくなるため注意。五日ほどで落ち着く』
キュアポーションが「状態異常を治す」だったから、何かが違うんだろうな。病気はそもそも状態異常とは違うっぽいし。
そこでふと、気付いた。
もしかして、これがヴィデロさんのお父さんには必要だったアイテムなのかな。
ヴィデロさんのお母さんが欲しかったのは、このアイテムなのかな。でもこれは、薬師の人には作れない物だったよ。錬金術の方だったよ。
新しいレシピを作れた喜びは、そこにはなかった。
ちょっとだけ苦い味が口に染み込んでいく。
そっと『万能薬』をインベントリにしまい、錬金釜をしまった。
気を取り直して、街を歩くことにした。
そういえば防具屋のおじさんがこのローブに似合うブーツが入ったって言ってたんだよな。見に行ってみよう。
思い立って防具屋を覗くと、おじさんが「来たね、マック君」と手を振ってくれた。隣にはしっかりと両足で立っている奥さんがいる。治ったんだよかった。
店に入って行くと、おじさんが早速奥の方から薄い革の色をしたブーツを取り出してきてくれた。ちょっとした飾り紐が可愛い。少しだけ高くなってるかかとが……。
「これ、女の子用じゃないの?」
厚手のかかとは俺にとってなんとなく女の子用って感じがしたので思わず聞き返すと、おじさんは盛大に笑った。
「そんなことないよ。ほら、騎士さんたちの足元を見てみろよ。乗馬する人はこういうブーツを履くしな、何もかかとひとつで女の子用っていうのは決められちゃいねえよ。それにこのシルエットは細身のマック君に似合うと思ったんだ。そのローブがまた似合ってるからよ」
履いてみろよ、と差し出されて、俺はちょっとだけ躊躇いながら履いてみた。
飾り紐だと思っていたものは、くるくると巻いて足首を固定する物で、細身なのも相まってすごく動きやすかった。なにより軽いのがすごくいい。
「うわ、これ動きやすい」
「ああ。性能がいいからな」
「絶対買う」
即買い決定だった。もう見た目がどうのってのじゃなくて、素早さとかも上がってる。そして身長が3センチくらい高くなってる気がするのがとても、とても……あ、それは考えると空しくなるからやめよう。
その場で両方履いて足踏みをしてみると、今までどうしてあのブーツを履いていられたのかと思うくらい歩きやすくなった。
そして値段を訊くと、俺が今まで履いていたブーツの値段よりも安い値をつけられた。
「待って、その値段おかしいよおじさん。どう考えても安すぎる」
「おかしくねえよ。だって昨日マック君はハイポーションを約三割の値段で売ってくれただろ。だから俺も三割の値段で売るのが筋ってもんだ」
「三割!! 損しちゃうじゃん! 俺の場合は全然損しないからそんなの筋じゃないって! 正規の値段払わせて!」
おじさんに定価を払おうとすると、今度は奥さんが「マック君」と声を掛けてきた。
「昨日のハイポーション、すごく美味しかったわ。本当は私、薬類の味がとても苦手なの。だから、きっと飲まないで治るまで寝ていて、この人に頑張ってもらおうと思っていたのよ。でもねえ、昨日のは全然そんなことなくて、初めて美味しいと思ったの。それが嬉しくて。でねえ、お願いがあるんだけど、いいかしら」
穏やかに話す奥さんは、いいかしらと訊きながらも俺の返事を待つことなく、次の言葉を発した。
「また昨日と同じハイポーションを売って欲しいの。でも余裕がなくてね、昨日と同じ値段でいいかしら。その代り、このブーツは仕入れ値で売らせてもらうわ。その仕入れ値が今主人が言った値段なのよ」
どう考えてもそんな仕入れ値のはずはない。けれど、そこまで言われたら断ることは出来なかった。我を通すことも。
「もちろん。何本欲しい? 個人取引だから、内緒で沢山売るよ。そして、ブーツ、ありがとう」
「本当はプレゼントしたいくらいだったのよ。でもねえ、あなた、絶対に受け取らなそうだったし。ごめんね。5本いただくわ」
ハイポーションとブーツ代を受け取りながら奥さんがころころと笑った。その後俺もハイポーション代を受け取ると、あら不思議、さっきブーツ代と言って払ったお金が帰ってきてしまった。
やられた。楽しそうな奥さんに俺も笑みを浮かべると、サービスです、と言ってせめてもの恩返しにインベントリに入っていた食べ物を渡した。
結局タダ同然で手に入れたブーツは、ヴィデロさんから貰ったローブにとても似合っていて、しかも履きやすくて、なんだか心まであったかくなった。
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