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60、トレに帰ってきた
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「でも、この羽根が直ってきただけで、それだけでもう何も言うことないので」
困らせたくなくてそう言うと、さらにイケメン執事さんは眉尻を下げた。
「いいえ、これを「はいそうですか」といただいてしまうと、この店を構える者としての矜持が許さないのですよ。ですので、いただきすぎてしまった分は、きっちりとお客様にお返しいたします」
と言われてもなあ。羽根が直ったから、それだけで満足なんだよなあ。
「今日はたぶんお客様の満足されるようなものは置いていないと思いますので、次回ご来店時までに用意しておきますね。お客様の求めるものを」
「あ、はい。じゃあよろしくお願いします」
俺が頭を下げると、イケメン執事さんはようやく困った顔を普通の顔に戻した。
視線の横でログアウトを促すマークがちかちかしてる。明日も学校だからってセットしてたタイマーが仕事してるのを確認しながらも、取り敢えず今日中にトレまでは戻りたいなとタイマーを操作した。
「今日はありがとうございました」
「レガロさん、呼んでくれてありがとう」
「どういたしまして。ヴィデロ君が来てくれて、私もホッとしました」
椅子を立つと、ヴィデロさんとイケメン執事さんが親し気に微笑み合っていた。イケメン二人の笑顔、すごく絵になるなぁ。
でも、とふと気になって俺は口を開いた。ほんとは邪魔したくなかったんだけどね。
「『運命』って、ヴィデロさんがもしここに来なかったら、何かあったんですか? 今日、ヴィデロさんはお仕事があったはず」
「そうですね。彼がここに来たので、運命は素晴らしい方向に動いたはずです。もし来なかったら、お二人の未来は分かたれるとだけ」
「素晴らしい方向……?」
「はい。お二人の未来に祝福を」
首を捻りながら店を後にする。
でも、もしヴィデロさんが来てくれなかったら別れてたってこと?
俺は隣に立ったヴィデロさんを見上げた。
別れたくない。でも実際にはヴィデロさんとは会えないわけで。
イケメン執事さんの言葉を反芻すると、なんか段々意味がわからなくなっていく。どこまで行っても、どう頑張っても、未来は分かたれるしかないモノだから。
じわっと湧き上がった寂しさを振り払うように、そっとヴィデロさんの腕をつかんだ。
「どうしたんだ? トレに帰ろう、マック」
「うん」
返事をしたところで、暗がりからクイックホースが出てきた。
隣に、普通の馬さんもいる。けど、並んでると馬の親子拡大版って感じがして、可愛い。
「ヴィデロさん馬に乗ってきたんだ」
「ああ、馬車はもう出ていないし、こっちの方が早いからな。通信魔道具で連絡が来ること自体がすでに大事だったから、詰所の馬を快く貸してもらえたんだ」
「そうだったんだ。可愛いなあ。あ、メイレの実、食べる?」
馬の目っていつみても優しそうだよな。とさっきの寂しさも忘れてインベントリを弄り始めると、ヴィデロさんが苦笑したのが耳に入った。
「さっきレガロさんに言われたばかりだろ。その実は特別な実だって。それなのにそんな簡単にあげていいのか?」
「でも俺、他に何かあげれそうなの持ってないし。調理パンとかは馬さんの身体によくないかもだし」
ずっとトレからここまで走り通しだったなんてさ、絶対お腹減ってるだろうし喉乾いただろうし。
メイレの実を二つ取り出して、クイックホースとヴィデロさんの馬さんの前に差し出すと、馬さんは嬉しそうに食べ始めた。
でもクイックホースは俺の手を鼻でグイッと押して、馬さんの目の前まで持って行く。
この子にあげるの? いい子だな。
手が空いた瞬間、俺は思わずクイックホースの胸を撫でていた。だっていい子だし。
でも、どうやって帰ろう。
クイックホースで帰ると、普通の馬のヴィデロさんを置いてっちゃうんじゃないかな。
何より、俺、クイックホースの背中に自力で乗れない。大問題だ。店に戻ってイケメン執事さんに脚立でも借りようかな。
って思っていたら、ヴィデロさんがクイックホースの鼻を撫でて「俺も乗せてくれないか?」と頼んでいた。
クイックホースはちらりとヴィデロさんを見て、俺を見て、グイッとヴィデロさんの身体を自分の方に寄せた。いいってことか。ほんといい子。
ヴィデロさんは鞍の足を置くところに手を掛けると、とんとんひょいっと背中に乗ってしまった。
す、すごい。ヴィデロさん、かっこいい。好き。
そして、クイックホースの背の上から、俺に向かって手を差し出した。ギリギリ届くくらいのヴィデロさんの手に捕まった瞬間、俺の身体もひょいっと引っ張り上げられ、いつの間にやら鞍の上に。ふあああああ! かっこいい! 好き!
ヴィデロさんは隣に立った馬さんの手綱を握ると「ここの門に馬を預けていくから」と耳元で囁いた。
ヴィデロさんの声が近い。
身体密着してるから。なんか、それだけですごく。
街中はゆっくりと歩いたクイックホースは、ヴィデロさんがクワットロの門番さんに馬さんを預けて門を抜けた瞬間、徐々にスピードを上げ始めた。
それからは、夜の景色がまるで新幹線に乗ってるみたいに流れていく。
俺一人で乗ってた時より確実に早いスピードに、ヴィデロさんの腕がしっかりと俺の身体を支えてるからだと直感的にわかった。そうだよな。俺一人では不安だよな。スピード出すには。ハハハ……。
でも実際、一人で乗ってる時よりも格段に安定度は増していて。この頼れる安心感。そして力強く俺を支えるこの腕。ちらっと後ろを向くと、その都度微笑んでくれるその顔。好き。
「マック、疲れないか?」
「全然、大丈夫。ヴィデロさんが支えててくれるから、すごく快適」
「そうか。この調子だと、すぐにトレの街に着いちゃうな。夜中の騎乗デート、もっと楽しんでもいいくらいなんだけどな」
「うん」
夜中の騎乗デートってヴィデロさん。
もっと楽しみたいってのは同意するけど。すっかり忘れてたけど、俺、トレの冒険者ギルドにこのクイックホースを届けるクエストの途中だったんだよ。
でも、着くまでは楽しんでもいいかな。なんて思ってたら。
「でも、おれはマックが俺の腕の中にいるってだけで、満足なんだけどな」
と耳元で囁かれて、ついでに耳にチュッとキスされた。ちょ、ヴィデロさん、クイックホースが走ってる背中の上で誘惑しないで!
ぞくぞくしてドキドキしてヤバいから! 俺、お年頃なんだから!
トレの冒険者ギルドに着いて、クイックホースの背中から降りる頃には、俺は満身創痍の状態だった。
だってずっとヴィデロさんが耳元で囁くんだもん。今度はこういう体位もいいなとか。でも顔が見えないのは残念だとか。
俺がワタワタしてたのが楽しかったみたいなんだけど。ぶ、無事着いてよかった。
「ここまで俺を連れてきてくれてありがとな」
クイックホースの鼻を撫でながら、俺はそう言ってクイックホースとお別れした。
ギルド前に着いたクイックホースは、すごく凛としていて、自分の使命を全うしたっていう誇りがにじみ出ていてかっこよかった。
ギルドに入っていってクイックホースを連れてきたことを報告すると、ギルド職員さんが「少々お待ちください」と席を立って奥にある階段を上っていってしまった。
すぐに戻ってきた職員さんの後ろには、クラッシュそっくりの超美人な女の人がいた。
「あなたが、マックね」
「はい。ええと、もしかして、クラッシュのお姉さんですか? あれ、でもクラッシュ一人っ子だったはず」
お母さんが旅に出てる間お父さんと二人でいたとか言ってたような。んん?
と考えてると、横からヴィデロさんがそっと教えてくれた。
「彼女が、ギルドの統括で、クラッシュの母親だ」
「え」
だって。
見た目完璧20代前半だけど。
お、お母さん……?
混乱してる俺があんまりにも可笑しかったのか、目の前の超美人は口を押えて笑い始めた。
「やだお姉さんだなんて。ふふ、なんていい子なの。さすがクラッシュのお友達ね。気に入ったわ、マック」
「あ、りがとうございます……?」
超美人に気に入られてしまった。
でもなんで、ここにギルドの一番偉い人が出てくるんだろう?
困らせたくなくてそう言うと、さらにイケメン執事さんは眉尻を下げた。
「いいえ、これを「はいそうですか」といただいてしまうと、この店を構える者としての矜持が許さないのですよ。ですので、いただきすぎてしまった分は、きっちりとお客様にお返しいたします」
と言われてもなあ。羽根が直ったから、それだけで満足なんだよなあ。
「今日はたぶんお客様の満足されるようなものは置いていないと思いますので、次回ご来店時までに用意しておきますね。お客様の求めるものを」
「あ、はい。じゃあよろしくお願いします」
俺が頭を下げると、イケメン執事さんはようやく困った顔を普通の顔に戻した。
視線の横でログアウトを促すマークがちかちかしてる。明日も学校だからってセットしてたタイマーが仕事してるのを確認しながらも、取り敢えず今日中にトレまでは戻りたいなとタイマーを操作した。
「今日はありがとうございました」
「レガロさん、呼んでくれてありがとう」
「どういたしまして。ヴィデロ君が来てくれて、私もホッとしました」
椅子を立つと、ヴィデロさんとイケメン執事さんが親し気に微笑み合っていた。イケメン二人の笑顔、すごく絵になるなぁ。
でも、とふと気になって俺は口を開いた。ほんとは邪魔したくなかったんだけどね。
「『運命』って、ヴィデロさんがもしここに来なかったら、何かあったんですか? 今日、ヴィデロさんはお仕事があったはず」
「そうですね。彼がここに来たので、運命は素晴らしい方向に動いたはずです。もし来なかったら、お二人の未来は分かたれるとだけ」
「素晴らしい方向……?」
「はい。お二人の未来に祝福を」
首を捻りながら店を後にする。
でも、もしヴィデロさんが来てくれなかったら別れてたってこと?
俺は隣に立ったヴィデロさんを見上げた。
別れたくない。でも実際にはヴィデロさんとは会えないわけで。
イケメン執事さんの言葉を反芻すると、なんか段々意味がわからなくなっていく。どこまで行っても、どう頑張っても、未来は分かたれるしかないモノだから。
じわっと湧き上がった寂しさを振り払うように、そっとヴィデロさんの腕をつかんだ。
「どうしたんだ? トレに帰ろう、マック」
「うん」
返事をしたところで、暗がりからクイックホースが出てきた。
隣に、普通の馬さんもいる。けど、並んでると馬の親子拡大版って感じがして、可愛い。
「ヴィデロさん馬に乗ってきたんだ」
「ああ、馬車はもう出ていないし、こっちの方が早いからな。通信魔道具で連絡が来ること自体がすでに大事だったから、詰所の馬を快く貸してもらえたんだ」
「そうだったんだ。可愛いなあ。あ、メイレの実、食べる?」
馬の目っていつみても優しそうだよな。とさっきの寂しさも忘れてインベントリを弄り始めると、ヴィデロさんが苦笑したのが耳に入った。
「さっきレガロさんに言われたばかりだろ。その実は特別な実だって。それなのにそんな簡単にあげていいのか?」
「でも俺、他に何かあげれそうなの持ってないし。調理パンとかは馬さんの身体によくないかもだし」
ずっとトレからここまで走り通しだったなんてさ、絶対お腹減ってるだろうし喉乾いただろうし。
メイレの実を二つ取り出して、クイックホースとヴィデロさんの馬さんの前に差し出すと、馬さんは嬉しそうに食べ始めた。
でもクイックホースは俺の手を鼻でグイッと押して、馬さんの目の前まで持って行く。
この子にあげるの? いい子だな。
手が空いた瞬間、俺は思わずクイックホースの胸を撫でていた。だっていい子だし。
でも、どうやって帰ろう。
クイックホースで帰ると、普通の馬のヴィデロさんを置いてっちゃうんじゃないかな。
何より、俺、クイックホースの背中に自力で乗れない。大問題だ。店に戻ってイケメン執事さんに脚立でも借りようかな。
って思っていたら、ヴィデロさんがクイックホースの鼻を撫でて「俺も乗せてくれないか?」と頼んでいた。
クイックホースはちらりとヴィデロさんを見て、俺を見て、グイッとヴィデロさんの身体を自分の方に寄せた。いいってことか。ほんといい子。
ヴィデロさんは鞍の足を置くところに手を掛けると、とんとんひょいっと背中に乗ってしまった。
す、すごい。ヴィデロさん、かっこいい。好き。
そして、クイックホースの背の上から、俺に向かって手を差し出した。ギリギリ届くくらいのヴィデロさんの手に捕まった瞬間、俺の身体もひょいっと引っ張り上げられ、いつの間にやら鞍の上に。ふあああああ! かっこいい! 好き!
ヴィデロさんは隣に立った馬さんの手綱を握ると「ここの門に馬を預けていくから」と耳元で囁いた。
ヴィデロさんの声が近い。
身体密着してるから。なんか、それだけですごく。
街中はゆっくりと歩いたクイックホースは、ヴィデロさんがクワットロの門番さんに馬さんを預けて門を抜けた瞬間、徐々にスピードを上げ始めた。
それからは、夜の景色がまるで新幹線に乗ってるみたいに流れていく。
俺一人で乗ってた時より確実に早いスピードに、ヴィデロさんの腕がしっかりと俺の身体を支えてるからだと直感的にわかった。そうだよな。俺一人では不安だよな。スピード出すには。ハハハ……。
でも実際、一人で乗ってる時よりも格段に安定度は増していて。この頼れる安心感。そして力強く俺を支えるこの腕。ちらっと後ろを向くと、その都度微笑んでくれるその顔。好き。
「マック、疲れないか?」
「全然、大丈夫。ヴィデロさんが支えててくれるから、すごく快適」
「そうか。この調子だと、すぐにトレの街に着いちゃうな。夜中の騎乗デート、もっと楽しんでもいいくらいなんだけどな」
「うん」
夜中の騎乗デートってヴィデロさん。
もっと楽しみたいってのは同意するけど。すっかり忘れてたけど、俺、トレの冒険者ギルドにこのクイックホースを届けるクエストの途中だったんだよ。
でも、着くまでは楽しんでもいいかな。なんて思ってたら。
「でも、おれはマックが俺の腕の中にいるってだけで、満足なんだけどな」
と耳元で囁かれて、ついでに耳にチュッとキスされた。ちょ、ヴィデロさん、クイックホースが走ってる背中の上で誘惑しないで!
ぞくぞくしてドキドキしてヤバいから! 俺、お年頃なんだから!
トレの冒険者ギルドに着いて、クイックホースの背中から降りる頃には、俺は満身創痍の状態だった。
だってずっとヴィデロさんが耳元で囁くんだもん。今度はこういう体位もいいなとか。でも顔が見えないのは残念だとか。
俺がワタワタしてたのが楽しかったみたいなんだけど。ぶ、無事着いてよかった。
「ここまで俺を連れてきてくれてありがとな」
クイックホースの鼻を撫でながら、俺はそう言ってクイックホースとお別れした。
ギルド前に着いたクイックホースは、すごく凛としていて、自分の使命を全うしたっていう誇りがにじみ出ていてかっこよかった。
ギルドに入っていってクイックホースを連れてきたことを報告すると、ギルド職員さんが「少々お待ちください」と席を立って奥にある階段を上っていってしまった。
すぐに戻ってきた職員さんの後ろには、クラッシュそっくりの超美人な女の人がいた。
「あなたが、マックね」
「はい。ええと、もしかして、クラッシュのお姉さんですか? あれ、でもクラッシュ一人っ子だったはず」
お母さんが旅に出てる間お父さんと二人でいたとか言ってたような。んん?
と考えてると、横からヴィデロさんがそっと教えてくれた。
「彼女が、ギルドの統括で、クラッシュの母親だ」
「え」
だって。
見た目完璧20代前半だけど。
お、お母さん……?
混乱してる俺があんまりにも可笑しかったのか、目の前の超美人は口を押えて笑い始めた。
「やだお姉さんだなんて。ふふ、なんていい子なの。さすがクラッシュのお友達ね。気に入ったわ、マック」
「あ、りがとうございます……?」
超美人に気に入られてしまった。
でもなんで、ここにギルドの一番偉い人が出てくるんだろう?
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