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少し前の話 15

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「熊は、仕留めるとこからを本当は、意識してほしいっス。
 極力気付かれずに近寄って一撃が理想。これが一番美味いんで」

 熊の股から首まで。腹を一気に切り裂きながら、オーキスの講義は始まった。

「一撃……じゃないと駄目なのか?」
「そっスね。味が雲泥の差。達人の仕留めた熊は神の食卓に並べられてもおかしくないくらい美味っス。
 こいつもまぁ……マシでスかね……傷も少ないんで、毛皮の質も悪くないっス」

 首が飛ばされてしまっているのは、シザーが仕留めたからだという……。
 彼は大剣使いだし、腕力もあるからな。
 因みに首は頭蓋の仮面に使うため回収された。

「野の獣ってのは大抵において……暴れると、不味くなるんス」

 血が回るからだとオーキスは言った。血が回るというのがどう言う意味かは分からないが、ふんふんと頷く子供たち。
 何を見て美味いか不味いかを判断しているのだろう? と、不思議に思っていたら「筋膜っス」と、見せてくれた。
 喋りつつも手は滑るように動き、熊の皮は三割がた剥がされていた。

「筋肉を包むこの皮。真っ赤なヤツは暴れてまス。肉も硬くて臭くなるんで、美味くねっス」
「すごーい」
「はじめてきいた……」
「……ていうか、槍とか剣で熊と殺り合うってのがそもそもどうなんスか……マジで命懸けじゃないっスか……」

 肉も不味くなるし狩猟向きじゃないっスとオーキス。

「まぁ短弓だと、目から脳を狙わないと仕留められないんで、なかなか歯が立たねぇんでスけども……」
「…………達人技ってやつだな……」
「でも一番実入りも良くなるんス。毛皮にも傷がつかねぇんで」

 つまりそれができるオーキスは達人です。
 金が入って美味けりゃそれが一番じゃないっスか。とのことだが、それがどれほど難しいことかは理解できるつもりだ……。

「でもこの北ではなぁ……」

 まず弓を打てない。この極寒の地に素手はキツい……。

「一撃なら我慢できなくもないっス……」
「いや、その一撃で仕留める腕があればこそだろそれ……」

 熊はあの巨体で鹿より速いのだ……。でなければ、鹿を狩れない。
 その熊の目を一撃で貫くって相当だぞ? そもそも弓はかなりの時間を修練に必要とする、習得の困難な武器だ。
 けれどオーキスは。

「今ならそんなでもないっスよ……なにせ、犬橇がある」

 と、言った。

「橇?」
「騎狼しての投擲や射的は高難度過ぎるっス。狼は背動きが馬の比じゃなく荒れてるんで……。
 でも橇なら、走者と射手を分けられるっス。それで弩なら、照準を合わせて放つだけ。狼が獲物を追い込んでくれれば、比較的遠方から狙い撃ちできる。目と言わず、頭を打ち抜けばいけるっス。
 弓ほど修練を必要とせず、一撃の威力としてはかなりのものっス」

 それは…………確かに。怪我を負う危険度は格段に下がるだろう。
 とはいえ弩は相当高価……。そもそも破城武器だし……。

「デカすぎるだろ?」
「そこはほら、サヤさんに相談っス!」

 ……なんかむちゃくちゃ声に力が入ってませんか……。

「俺っちの短弓も、サヤさんが改良してくれたんで」

 は?

 そんな話をしてる間に、熊の皮は綺麗に剥ぎ取られていた。
 次に行ったのは、皮に残った肉を極力こそげ取る作業。

「冬場はまだ良いんスけど、まぁ……腐りまスんで」

 そりゃそうだね。
 熊は比較的肉を取りやすいとのこと。

「鹿皮はこの脂の層がほぼ無いっス。なんで皮剥ぎの難度が跳ね上がるっスね」

 当然皮に穴が開けば価値が下がるので、気を付けて行うべし。とのこと。

「熊のこの作業は子供でもできるっス。俺っちが初めにやったのもこれでス」

 ということだったので、興味津々見ていた子供たちとウォルテールも、肉取りに参戦することとなった。

「赤いの全部?」
「極力全部っス。白い部分は残しまス」

 人数がいるので、広げた熊皮を取り囲んでちまちま小刀を振るった。
 これがまぁ……終わらないのだ。丁寧にやっていると言うのもあるが、とにかく面積が広い。成獣一頭となると俺よりもでかいのだから当然だ。
 子供たちは「ベトベトだー」とか「手が冷たい……」とか言いつつも根気よく作業した。どうにも我慢ならなくなれば、焚き火に手をかざして温め、また戻るを繰り返す。
 ひと段落ついたのはゆうに二時間以上経過した後……。
 思いの外、綺麗にできたけれど……小刀は脂でネトネトの状態だ……。

「熊は脂の層が厚いんで。
 売り物にはこの段階でもできるんスけど……今回は少し脂を貰っときまス」

 そう言ったオーキスは、皮に分厚く張り付いていた脂を短剣で部分的に切り取って、用意していた鍋に放り込んだ。

「酷い手荒れもこれで一発っス」

 冬場の水仕事はかなり厳しい。赤切れだらけになる女性らに分けてあげれば喜ばれるとのこと。

 そして、最後の作業……。

「皮の脂側に、塩を揉み込むっス。皮の重さと同じくらいの量を端まで丹念に広げて擦り込みまス。
 その状態で畳んで木箱にでも放り込めば終了っス」

 俺がオーキスに買い出しを頼んだ品はこれ。塩だ。
 彼は猟師だから、塩を大量に買い込んでも疑われない。越冬中でも家畜の解体は行うし、皮は剥いで残され、また加工されて使われる。
 その作業に駆り出されても、何らおかしくないというわけだ。

 これにて熊の皮剥ぎは完了とのこと。


 ◆


 その夜は熊肉を堪能した。
 俺たちだけで熊を全て食べ切るなんて無理だから、群れに振る舞ったのだ。
 狩猟民らは当然狩った獲物を食すが、良い獲物は交換品にしてしまうため、小さすぎたり、痩せていたり、肉や皮をひどく痛めてしまったりしたものを優先的に食べることになる。
 だから…………。

「おいしーっおにく!」
「こんなにいっぱいあるの初めてー!」

 俺には硬いと感じる肉だったが、獣人らは問題無く食べ、美味だと感じているよう……。
 子供らも喜んでいたが、男たちの食いっぷりは凄まじかった。
 遠慮何く好きなだけ食べて良いという状況がそもそも、なかなか無いという……。

 それだけ彼らの食生活が、貧しいということだ……。

 俺たちに振舞われていた食事は気を遣ってあったのだろう……。それを更にサヤたちが、丁寧に下拵えしてくれていたのだと思う。
 本当……たくさんの人に支えられているのだなと噛み締めた。

 楽しげに声を上げる人々。他の天幕でも同じような状況だろう。それを微笑ましく見ていたら……。

「せっかく得た熊肉一頭分、大盤振る舞いして良かったのか?」

 と、席を移動してきたリアルガーに言われた。

「良いんだ。俺が欲しかったのは熊皮だけだったし。
 それに世話になりっぱなしだったから、礼になったなら良かったよ」

 そう言うと、バンバンと背を叩かれた。
 そしてがっしりと肩に腕を回され…………。

「強い男と気前の良い男はここじゃ好まれる。お前さんはそれを示した」

 は?

「気を付けるんだな。ここの女は積極的だぜぇ」

 …………は?

 意味の分からないことを言われ眉を寄せた俺を、ニヤニヤ笑いつつ見るリアルガー。
 聞こえてしまったらしいサヤも、びっくりしたのか瞳を見開き……俺の方を見ている。

「えっ……ちょっと待って……獣人というのは、主や、許可を得た上位陣しか番を持たない……って話じゃなかったか?」
「あんたも主だろ?」
「…………いやっ、この群れはリアルガーの群れだろ⁉︎」
「この群れは確かに俺が率いているが、俺たちの主は獣人が番を得ることを承認してる。
 何よりあんたは……誰憚ることない立場だろ?」
「は? いや、貴族はもう……」
「それじゃねぇよ……あんた、まだ気付いてねぇのか?」

 言われた言葉の意味が分からない……。
 困惑していると、ワハハと笑ったリアルガーは「まぁ良いけどよ」と、俺の首から腕を外した。

「次の晴れに、毛皮を交換に行くんだろぉ?」
「あ、あぁ。そのつもり……」
「期待してるぜぇ。結果が楽しみだ。
 それで、わざわざ子供らから村の情報の聞き出ししてたのも意味があるのか?」

 そう問われ、居住まいを正す。
 話が真面目なものに切り替わっていたから。

「ある。選ぶ村が肝心なんだよ……。
 きちんとした取引を望める相手かどうかの見定めが必要だ。だから俺が行きたい」

 狩猟民らが獣人であるという事実……。これは、この北の地ではそれなりに知られている可能性がある。
 マルも若くしてそれを知り、別の役人も知っていた……という話を耳にしているからだ。
 だから、下手は打てない。獣人らが新たなことを始めたということが、極力貴族の耳に入らないようにしたい。

「良いぜ。あんたが行きたい村、街へ行けるようにしよう」
「有難う……何から何まで手間を掛ける」
「なぁに。それが俺たちのためにってされてることなら、否やを述べる意味こそ無い。
 まぁ俺としては……あんたがこのままを望まない人で良かったよ……」

 最後の一言も意味が汲み取れず、もうちょっと分かりやすく言ってほしいと思ったのだが……。
 リアルガーはそれ以上を口にはせず、意味深に笑うのみだった。
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