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最後の秋 4
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二千年前滅んだとされる獣人は、けれど今も、生まれてくる。
悪魔の残した呪いにより、人の血の中に種が植え付けられたのだと、教典では語られている。
それが穢れた魂を得て開花し、この世に獣人として産み落とされるのだと……。
無作為に、唐突に生まれてくるが、そこには悪魔の付け入る隙があったのだろうと言われている。
人に言えないような何か。知られたくない何か。清く正しくあれと説く神に、顔を向けられない何か……。
だから獣人を産んでしまった者らは、生まれた子を無かったことにする。生まれてすぐに来世へと旅立つ子など珍しくもない。
幼きうちは、当然のように死んでいく……。その中に、埋めてしまうのだ。そして、硬く口を閉ざす。
そうやって、獣人は世から消されてきた。
獣人は、普通に生活しているならば、関わることもない存在と思われている。
けれど、実際は人の世の中に紛れ、案外多く生活している。
血の濃い、薄いで特徴の出かたにかなりの差があり、薄ければ、自分が獣人であると気付かず一生を終える者もいるという。
だけど俺は思うのだ。
人に言えないことをひとつも抱えず生きている者が、果たして如何程存在するのか……。
過ちを犯すなど、誰にだってあることではないのか。
些細な嘘をついたり、気持ちが弱くなってしまったり、普段は耐えられることに、立ち向かえないなんてことは……。
獣人の種を持つ話は、そんな人の脆い部分に付け込んみ、弄んでいるかのようではないか…………。
◆
「お帰りなさい。畑の様子は如何でしたか?」
アヴァロンのブンカケンに戻ってくると、そんな声に迎えられて慌てた。
「サヤ⁉︎ なんで起きてる!」
「もう熱は下がりまし……」
「駄目! 風邪っていうのは引き始めや治りかけに無理して悪化させるんだよ!」
まだほのかに赤い顔をしたサヤが、マスクをして執務室にいた。
数日前から小さく咳をしていたのだけど、とうとう風邪を引いてしまったようで、昨日から少々額が熱かった。だから業務を休み、部屋でゆっくりしておくようにと伝えたのに!
「部屋に戻る! 俺が良いって言うまで業務禁止!」
「でももう咳も出ませんし……」
「ナジェスタの診察は受けた?」
「…………」
「そこ端折る時点で許可は無理。はい戻る」
「…………じゃあ、ユストさんに……」
「サヤ」
ユストはサヤに直接触れない。
質疑応答だけの診察ならば切り抜けられそうって、分かって言っているだろそれ……。
今父上にかかりきりのナジェスタに、自分が近付くのはまずいって思っているなら、それは治っていないと認めているってことだよ。
「ナジェスタの診察が嫌なら戻る。なんなら担いでいくけど?」
「…………戻ります」
濡れた猫みたいにしゅんと落ち込んだサヤを見ると、酷い言い方をしてしまったかなと、罪悪感がむくむくと膨れ上がってくるけれど……ここは心を鬼にして耐えるべき所だ。
腕組みして怖い顔をした俺を見上げたサヤは、これは粘っても勝てないなと思ったのか、とぼとぼと執務室を後にした。
本当は、部屋まで送っていきたいのだけど……通りかかった女中に、サヤがきちんと寝台に入るまでを見届けるように言いつけて、後を追わせるにとどめる。
マルが不在のまま、麦の新農法取り入れが始まって更に忙しくなったから、今は俺程度でも抜ければ困るだろう。
「書類を片付ける。
報告等がある場合は優先するから、気にせず来てくれたら良い」
「畏まりました」
皆にそう伝えると、では……と、早速クロードがやって来て、まず受けたのは、陛下とシルヴィの謁見について……。
「午前のうちに恙無く終了致しました」
陛下が望んだ、シルヴィとの謁見。本当は俺も立ち会いたかったのだけど、色々忙しくなってそれは叶わなかった。
その代わり、両親であるクロードとセレイアの立ち合いは許されたので、彼も午前はそちらに出席していたのだ。
「そうか。陛下の要件はなんだった?」
「白の病根絶のため、お互いに気付きを話し合いたい……というものでした。
現在、この病に罹患している者は三名のみでありますから、お互い小まめにやり取りして、たまには情報交換できる場を設けるなどしたいと……」
「シルヴィはなんて?」
「未来の子らのためならば、不肖の身ですが微力を尽くしますと……」
「……シルヴィは偉いな……」
たったの十歳で国の長と対峙せねばならず、あまつさえ意見を求められるなんて……。生半可な重圧じゃなかったろうに、あの娘は幼いながらも頑張り、それをちゃんとこなしたのだ。
公爵家の者とはいえ、隠されて育ってきたのだから、そういった公の場に立つ経験は、他の者らより少ないだろうにと考えると、頭があがらない……。
「シルヴィは大丈夫だった?」
「陛下から直接お声をいただいたことに、少々興奮しておりましたが、問題無い様子でした。
今日より早速、日々の体調を綴る日誌をつけると張り切っておりますよ」
そう言い微笑むクロードも、肩の荷が降りたといった様子だ。唐突な陛下の要望に、一番ヤキモキしていたのか彼だろうしな。
当たり障りないやり取りにホッとしたといった様子のクロード。
シルヴィにとって負担となることじゃなくて、良かったと考えているのだろう。
今回、シルヴィとの謁見は問題無いものとなったようだけど……。
陛下の思惑は、もう少し奥にあると、俺は考えていた。
あの方は気質的に、たったそれだけのことで動きはしないだろう……。今後もこまめに顔を合わせる算段をしたことといい……少し気になる。
クロードの反応からして、問題は無かったようだけど……後でこちらから、こっそり様子を伺ってみた方が良いかもしれない。
マルがいれば陛下の目的とかを、もう少し推察できたかもしれないな……やっぱり立ち会える日程に調整すべきだったか……。
そんなことを考えながらも、じゃあその日程調整をする余裕があったのかと思考し……止めた。
この溜まった書類を片付けなければ、時間確保も難しいだろう。
やらなければならないことが山積みである状況に溜息も出てこない……。
それもこれもマルの不在が大きく影響しているのだが、ここを嘆く暇があったら手を動かすべきだ。
……マル、無事だよな……?
全く連絡が無いというのは、多分、俺たちとの関わりを神殿側に匂わせないためだろう。
昔、俺と交渉するための情報を得ようとした時もマルは、俺たちが見つけられない場所に姿を眩ませた。
世間との接触を全て絶って、ガリガリに痩せ細って帰ってきたのは十日間近く経ってから。
今回は吠狼も一緒だし、死にそうなほどに痩せ細って帰ってくるなんてことはないと思いたいが……。
…………万が一、十一の月になっても連絡が無かったら……こちらから探すべきかもしれない……。
マルがどこに居るのかの手掛かりすら無いから、現状のままでは見つけられる気がしないけれど、アイル辺りは何かしら知っているはずだから、説得して聞き出すしかない。
だってそれ以上はもう無理だ。越冬に入ってしまえば、下手をしたら命に関わることになる。
いくら狼が雪を苦にしないとしても、それは狼だけの話だ。人や、獣化できない獣人らは凍えるだろうし、なにより食料の問題がある。
アヴァロンまで戻って来れなければ、食料が尽きた時が、命の尽きる時だ。
とはいえ……。
探すための人員確保もまた問題なんだよな……。
埒のあかない思考を切り替え、シルヴィのことを今は考えることにした。
陛下にどんな思惑があったにしろ、シルヴィの対応は十歳という年齢を考えれば、満点以上だろう。
自分の十歳の頃、そんな風に振る舞うことができたろうか? と考え、いやいや、馬鹿みたいなことばっかりやってたし無理だったなと、当時のことを思い出す。
糸を括ったセミを飛ばしたり、夜更かししてまで遊戯にうつつを抜かしたり、水遊びにはしゃぎすぎて大目玉を食らったり……しょうもないことばかりしてた記憶しかない。
けれどそれまでは、そのしょうもないことをしたことすらなかったから……加減も分からず言われるがまま、ギルと二人で悪さばかりに手を出して、そのうちどんどん、その遊びに参加する者たちが増えていき、交流の楽しさを知って…………。
あぁ……あれも多分、俺のためにだったんだろうな……。
何も知らない俺に、色々教えてやろうと、皆が頑張ってくれた……与えてくれた経験だったのだろう。
敢えて馬鹿なことを沢山やらせてくれたのだ。子供らしくする方法を、自分たちも一緒に叱られながら、教えてくれた……。
そう思うと、今のシルヴィのあり方は少し、可哀想な気がした。
しっかりしているというのは、子供らしくできないと同じことだよな……。
前よりは自由になれた。
体調の問題もあるから、思うままにとはいかないけれど……それでもかつてよりは。
けれどもうひとつ……。もう少し、普通を与えてやりたい。バカをやっても良いのだと、教えてやれたらと思った。
「……クロード。これから、アヴァロンに作る学習院の話があるだろう?
あそこに、シルヴィもやってはどうだろうかと、思うんだが」
悪魔の残した呪いにより、人の血の中に種が植え付けられたのだと、教典では語られている。
それが穢れた魂を得て開花し、この世に獣人として産み落とされるのだと……。
無作為に、唐突に生まれてくるが、そこには悪魔の付け入る隙があったのだろうと言われている。
人に言えないような何か。知られたくない何か。清く正しくあれと説く神に、顔を向けられない何か……。
だから獣人を産んでしまった者らは、生まれた子を無かったことにする。生まれてすぐに来世へと旅立つ子など珍しくもない。
幼きうちは、当然のように死んでいく……。その中に、埋めてしまうのだ。そして、硬く口を閉ざす。
そうやって、獣人は世から消されてきた。
獣人は、普通に生活しているならば、関わることもない存在と思われている。
けれど、実際は人の世の中に紛れ、案外多く生活している。
血の濃い、薄いで特徴の出かたにかなりの差があり、薄ければ、自分が獣人であると気付かず一生を終える者もいるという。
だけど俺は思うのだ。
人に言えないことをひとつも抱えず生きている者が、果たして如何程存在するのか……。
過ちを犯すなど、誰にだってあることではないのか。
些細な嘘をついたり、気持ちが弱くなってしまったり、普段は耐えられることに、立ち向かえないなんてことは……。
獣人の種を持つ話は、そんな人の脆い部分に付け込んみ、弄んでいるかのようではないか…………。
◆
「お帰りなさい。畑の様子は如何でしたか?」
アヴァロンのブンカケンに戻ってくると、そんな声に迎えられて慌てた。
「サヤ⁉︎ なんで起きてる!」
「もう熱は下がりまし……」
「駄目! 風邪っていうのは引き始めや治りかけに無理して悪化させるんだよ!」
まだほのかに赤い顔をしたサヤが、マスクをして執務室にいた。
数日前から小さく咳をしていたのだけど、とうとう風邪を引いてしまったようで、昨日から少々額が熱かった。だから業務を休み、部屋でゆっくりしておくようにと伝えたのに!
「部屋に戻る! 俺が良いって言うまで業務禁止!」
「でももう咳も出ませんし……」
「ナジェスタの診察は受けた?」
「…………」
「そこ端折る時点で許可は無理。はい戻る」
「…………じゃあ、ユストさんに……」
「サヤ」
ユストはサヤに直接触れない。
質疑応答だけの診察ならば切り抜けられそうって、分かって言っているだろそれ……。
今父上にかかりきりのナジェスタに、自分が近付くのはまずいって思っているなら、それは治っていないと認めているってことだよ。
「ナジェスタの診察が嫌なら戻る。なんなら担いでいくけど?」
「…………戻ります」
濡れた猫みたいにしゅんと落ち込んだサヤを見ると、酷い言い方をしてしまったかなと、罪悪感がむくむくと膨れ上がってくるけれど……ここは心を鬼にして耐えるべき所だ。
腕組みして怖い顔をした俺を見上げたサヤは、これは粘っても勝てないなと思ったのか、とぼとぼと執務室を後にした。
本当は、部屋まで送っていきたいのだけど……通りかかった女中に、サヤがきちんと寝台に入るまでを見届けるように言いつけて、後を追わせるにとどめる。
マルが不在のまま、麦の新農法取り入れが始まって更に忙しくなったから、今は俺程度でも抜ければ困るだろう。
「書類を片付ける。
報告等がある場合は優先するから、気にせず来てくれたら良い」
「畏まりました」
皆にそう伝えると、では……と、早速クロードがやって来て、まず受けたのは、陛下とシルヴィの謁見について……。
「午前のうちに恙無く終了致しました」
陛下が望んだ、シルヴィとの謁見。本当は俺も立ち会いたかったのだけど、色々忙しくなってそれは叶わなかった。
その代わり、両親であるクロードとセレイアの立ち合いは許されたので、彼も午前はそちらに出席していたのだ。
「そうか。陛下の要件はなんだった?」
「白の病根絶のため、お互いに気付きを話し合いたい……というものでした。
現在、この病に罹患している者は三名のみでありますから、お互い小まめにやり取りして、たまには情報交換できる場を設けるなどしたいと……」
「シルヴィはなんて?」
「未来の子らのためならば、不肖の身ですが微力を尽くしますと……」
「……シルヴィは偉いな……」
たったの十歳で国の長と対峙せねばならず、あまつさえ意見を求められるなんて……。生半可な重圧じゃなかったろうに、あの娘は幼いながらも頑張り、それをちゃんとこなしたのだ。
公爵家の者とはいえ、隠されて育ってきたのだから、そういった公の場に立つ経験は、他の者らより少ないだろうにと考えると、頭があがらない……。
「シルヴィは大丈夫だった?」
「陛下から直接お声をいただいたことに、少々興奮しておりましたが、問題無い様子でした。
今日より早速、日々の体調を綴る日誌をつけると張り切っておりますよ」
そう言い微笑むクロードも、肩の荷が降りたといった様子だ。唐突な陛下の要望に、一番ヤキモキしていたのか彼だろうしな。
当たり障りないやり取りにホッとしたといった様子のクロード。
シルヴィにとって負担となることじゃなくて、良かったと考えているのだろう。
今回、シルヴィとの謁見は問題無いものとなったようだけど……。
陛下の思惑は、もう少し奥にあると、俺は考えていた。
あの方は気質的に、たったそれだけのことで動きはしないだろう……。今後もこまめに顔を合わせる算段をしたことといい……少し気になる。
クロードの反応からして、問題は無かったようだけど……後でこちらから、こっそり様子を伺ってみた方が良いかもしれない。
マルがいれば陛下の目的とかを、もう少し推察できたかもしれないな……やっぱり立ち会える日程に調整すべきだったか……。
そんなことを考えながらも、じゃあその日程調整をする余裕があったのかと思考し……止めた。
この溜まった書類を片付けなければ、時間確保も難しいだろう。
やらなければならないことが山積みである状況に溜息も出てこない……。
それもこれもマルの不在が大きく影響しているのだが、ここを嘆く暇があったら手を動かすべきだ。
……マル、無事だよな……?
全く連絡が無いというのは、多分、俺たちとの関わりを神殿側に匂わせないためだろう。
昔、俺と交渉するための情報を得ようとした時もマルは、俺たちが見つけられない場所に姿を眩ませた。
世間との接触を全て絶って、ガリガリに痩せ細って帰ってきたのは十日間近く経ってから。
今回は吠狼も一緒だし、死にそうなほどに痩せ細って帰ってくるなんてことはないと思いたいが……。
…………万が一、十一の月になっても連絡が無かったら……こちらから探すべきかもしれない……。
マルがどこに居るのかの手掛かりすら無いから、現状のままでは見つけられる気がしないけれど、アイル辺りは何かしら知っているはずだから、説得して聞き出すしかない。
だってそれ以上はもう無理だ。越冬に入ってしまえば、下手をしたら命に関わることになる。
いくら狼が雪を苦にしないとしても、それは狼だけの話だ。人や、獣化できない獣人らは凍えるだろうし、なにより食料の問題がある。
アヴァロンまで戻って来れなければ、食料が尽きた時が、命の尽きる時だ。
とはいえ……。
探すための人員確保もまた問題なんだよな……。
埒のあかない思考を切り替え、シルヴィのことを今は考えることにした。
陛下にどんな思惑があったにしろ、シルヴィの対応は十歳という年齢を考えれば、満点以上だろう。
自分の十歳の頃、そんな風に振る舞うことができたろうか? と考え、いやいや、馬鹿みたいなことばっかりやってたし無理だったなと、当時のことを思い出す。
糸を括ったセミを飛ばしたり、夜更かししてまで遊戯にうつつを抜かしたり、水遊びにはしゃぎすぎて大目玉を食らったり……しょうもないことばかりしてた記憶しかない。
けれどそれまでは、そのしょうもないことをしたことすらなかったから……加減も分からず言われるがまま、ギルと二人で悪さばかりに手を出して、そのうちどんどん、その遊びに参加する者たちが増えていき、交流の楽しさを知って…………。
あぁ……あれも多分、俺のためにだったんだろうな……。
何も知らない俺に、色々教えてやろうと、皆が頑張ってくれた……与えてくれた経験だったのだろう。
敢えて馬鹿なことを沢山やらせてくれたのだ。子供らしくする方法を、自分たちも一緒に叱られながら、教えてくれた……。
そう思うと、今のシルヴィのあり方は少し、可哀想な気がした。
しっかりしているというのは、子供らしくできないと同じことだよな……。
前よりは自由になれた。
体調の問題もあるから、思うままにとはいかないけれど……それでもかつてよりは。
けれどもうひとつ……。もう少し、普通を与えてやりたい。バカをやっても良いのだと、教えてやれたらと思った。
「……クロード。これから、アヴァロンに作る学習院の話があるだろう?
あそこに、シルヴィもやってはどうだろうかと、思うんだが」
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