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新たな一手 2

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 その言葉にハッとなる男性陣。
 奥方様は苦笑しているが、空きっ腹では攻撃的になってしまいますから、ここは食事を優先すべきですよ。
 それにはサヤも同意なようで、すかさず合いの手を入れてくれた。

「あの、今日はグラタンなので、温かいうちの方が、絶対に美味ですから」
「なに、グラタン⁉︎」

 えぇそうなんです。グラタン、ヴァイデンフェラー殿の大好物と情報を得ておりますのでね。

「これは有難い! あのマカロニとかいうもの、なかなか手間なようで、滅多とありつけぬのだ!」

 そうだろうな。
 あれは捏ねた生地を小さく切って、伸ばしながら鉄の棒に巻きつけていき、棒を引き抜く……という、ひとつずつに、とても手間をかけて作るものだ。
 かなりの量を食す、肉体労働者向けの品ではない。麵麭パンの方が、格段に手間が掛からない。

「我々は、マカロニの長期保存品が作れないかと研究していますので……。
 今回はそれを、セイバーンから持参しました」

 ここで作ったわけではないのだよな。

「何⁉︎」
「まだあまり長期の保存はできませんし……なかなかに調節が難しくて、実用化はされていません」

 なにせ、品質はハインの鼻任せなのだ。
 一応なんとか形になっているし、それを持参し、こうして使っているのだが、やはり中には痛むものもある。
 それはハインが見つけて取り除く。まぁつまり……獣人の、ある程度の鼻がないと、乾燥マカロニは不安で食べられたものじゃないのだよな。
 干し野菜と違い、マカロニの匂いは嗅ぎ取りやすいのだという。ほぼ小麦でできているものだから、雑多な匂いが混ざっていないそうだ。

「是非とも実用化していただきたいものだ!」
「本当に。我々もそれを目指しています。
 乾燥麺が作れたなら、冬の保存食の可能性が増えることになる……。
 とはいえ、干し野菜もあと一歩が定まらない……」
「こうして使われておるのにか?」

 野菜をたっぷりと使った汁物を覗き込み、ヴァイデンフェラー殿。

「毒味必須の料理など、実用化できませんよ」
「それはそうだな」

 貴族は毒味がいるからと、誤魔化しておいた。
 ちらりと俺を見たディート殿は、なんとなく俺の誤魔化しを察しているのだろう。
 まぁ……獣人を当然の戦力として認めているヴァイデンフェラーならばあるいは……と、思わなくもないのだけれど、これは繊細な問題だからな……。
 獣人を人と同等に扱っているという状況を国に報告していないということは、彼らだって……踏み切る機会を得ていないということだ。
 それにヴァイデンフェラーで活躍している獣人は、あくまで人の形を維持している者たち……。ディート殿からも、獣の特徴を有した者はいないと聞いている。
 だから、迂闊なことは、口にできない……。

「取り分けます」

 窯いっぱいの大皿で焼き上げたグラタンを、ハインは端から掬い、器に盛り付ける。
 お好みの分量をどうぞと言うと、ヴァイデンフェラー殿は嬉々として山盛りを要求。負けじとディート殿も盛れるだけ盛ってくれと要求。

「セイバーン殿はそれっぽっちで良いのか?」
「今日プリンを六個平らげたんですよ……流石にお腹が空きません」
「プリンとな。あれも美味だな!」
「食後のお茶菓子ですよ」

 そう言うと、子供のようにはしゃぐ親子……似たもの同士というか……。

 結局そこからは、和気藹々と食事を楽しむこととなった。
 招かれた食事の席で、剣呑な話をするのは無粋だと思われたのかもしれない。
 思惑通り、食べ尽くされた料理に、ハインも満足そう。
 そうして、食後のお茶を楽しむ時間となって……。

「……で。帰らぬのには理由があるのか? それが納得できるならば、しばらくの猶予を考えないでもないが」

 腹が満たされたヴァイデンフェラー様は、少し寛大な心を持てる余裕が出たのか、そう口にした。
 ディート殿も、このままうやむやになるとは、思っていなかったようで……。

「……今は王都を離れたくないのでな。
 陛下の治世は、まだ安定したとは言い難い」
「其方一人で左右されるものでもないと思うがなぁ」

 三桁に及ぶ近衛の中で、平の隊員が一人抜けたからといって、何が変わるというのか……。と、鼻で笑う。
 だがしかし、そこは俺が一言、付け加えておいた。

「ディート殿は、実力者揃いである近衛の中でも、上位五指に名を連ねております」

 そう言うと、ヴァイデンフェラー夫妻はきょとんとしたお顔に。

「こやつは平の近衛隊員ぞ?」
「だって役職断り続けているんですよ」
「俺は後方で指示を飛ばすなど、好かんからな」

 まったくこの人は……。そういうのも全部報告してないんだな……。

 実際、ディート殿は近衛の猛者らと腕を磨き続け、サヤですら、十回に二度か、三度、勝ちが取れるかどうか……という戦歴だ。
 三年前より確実に、実力を伸ばしてきている……と、思う。
 一応、五指に名を連ねるとは言ったものの、俺ではもう、彼の本気を推し量れない……。

「俺はまだ上を目指せると思っている。それに……ヴァイデンフェラーでは、きっと俺は腐るだろう……。
 罪人とはいえ、逃げ惑う相手を切り捨てるだけになる。しかも、俺一人程度では、手の届く範囲が狭すぎる……」

 淡々と語るディート殿。
 彼がどんなに強くとも、一人で壁にはなれないのだ。
 彼の剣が届く範囲が、彼の守れる範囲。そうである以上、どれだけ強かろうが、たかだか一人の戦力でしかない。
 ヴァイデンフェラー殿が言った、其方一人で左右されるものではない……という言葉は、そっくりそのまま、領地でも同じ。
 だから問題は、そこではない……と、いうことだろう。

「……つまり、ヴァイデンフェラーは、その一人を惜しむほどに、戦力が欲しい状況なのですか?」

 その指摘に反応する親子。ピクリと目元を一瞬……本当に細やかに、引き締めた。
 広の視点でなければどちらかを見落としていたろうけれど、両方が……ね。
 王家の事情を口にできないディート殿は、そう言うしかないのかもしれないな。
 俺にも伏せられているということは、まだ確証が持てることでもないのだろう。
 まぁ……陛下が懐妊の可能性を俺たちに漏らしてしまったのは、想定外の事態に、それ以上の対処ができなかったからだろうから、例外として。
 陛下もおっしゃっていた通り、実際、想像だにしていなかったのだろうし……。

 ハインの機転を褒めるべきかな。このお二人が揃ってくれたからこそ、少しだが、情報を得られた気がする。

「ヴァイデンフェラー殿…………交易路は、順調に伸びておりますよね」
「ん? あぁ、多少の遅れは見られるが、問題なく進んでいると報告を受けておるぞ」
「春に工事が再開されたと思うのですが、仕上がりは何時程になりそうですか?」
「春の会合から帰る頃には、ほぼ完成だろうと聞いているが?」

 ヴァイデンフェラー殿の言葉に、俺も各所から集まってきている、報告書の内容を照らし合わせ、頷く。
 実際、工事の関係で、何かしらの引っ掛かりを覚えたりはしていないのだ。

「それもお伺いしたいと思っていたのです。
 ヴァイデンフェラー殿が夜会に遅れていらっしゃるなど、今までございませんでしたから。
 領内で、何か問題が起こっているのですか?」

 一応疑問形で聞きはしたものの、そうなのだろうという確信を持っていたし、それを誤魔化すつもりもなかった。

「……問題……とまでは、まだいかないのですけれど……何かあってからでは遅いですから、備えておこうとなったのです。
 ですが……あくまでこれは、夫の勘ですの」

 俺の視線を受け、観念したかのようにそう答えをくださったのは、奥方殿。
 誤魔化したところで、俺は何かしら気付くだろうし汲み取られるだろうと、察している様子の呆れ顔。

「勘……ですか」
「本当に、細やかなことなのですわ。
 出入りする罪人の数や、行先、持ち物、また、密輸を行う行商団や、ただの通りすがりの、遍歴職人や流民の話……。
 毎年、何かしらの問題はあるものですし、私どもは例年通りか、やや無頼者ぶらいものが少ないかしらといっただけの印象ですの。
 なのにこの人ったら……流れがどうもおかしいなんて言って……しかもその理由が説明できないんですの」
「し、しょうがなかろう。どうにも、鼻がむず痒いのだ」

 勘が働いている時は鼻が痒いのですわ。と、奥方殿。
 昨日は、それをアギー公爵様に報告していたのだという。
 まぁ、具体的に述べられないし、アギー公爵様も困り顔だったそうなのだが……。

「親父殿の勘は三割外れるからな」
「七割当たれば充分ではないか! それに、何もなければそれで良いのだ!」

 鼻で笑う息子に食ってかかる父。
 だが、俺もヴァイデンフェラー殿の意見に賛成だ。気のせいで済ませていたら、何かあった場合、取り返しがつかない。
 とはいえ戦力か……。うちもだいぶん増えたとはいえ人員不足だし、獣人を置く領地は、おいそれと他領から支援を頼むわけにもいかないよな……。

 こちらでできる援助……まぁ、気休め程度かも、しれないけれど……。

「交易路は、国内全体において、多少の遅れは見られるものの、順調に、建設が続いています。
 その中で、そろそろ提案していこうと思っている案があるのですよね」
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