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新たな挑戦 3

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「……と、いうわけなんだよ。
 だから、炭団たどんというものを冬までに形にできないか、それを模索したいと思っている。
 作り方自体はさほど難しくないそうなんだけど、乾燥に五、六十日掛かる。そこが一番の問題かな。
 なんにしても、まず炭の粉を集める方法を模索しなけりゃならないのと、繋ぎとなる品の確保。それから、炭団を作るための人手確保」

 俺の説明に、皆が真剣な表情で俺を見ていた。

「セイバーンの民ではない。
 アギー領にいる人たちだから、アギーが対処すべき。
 そう思うかもしれない。けれど、彼らは皆、フェルドナレンの民だ。拠点村にいる、流民たちのかつての姿だ。
 どこの者かは関係無く、手段があるならば、動くべきだと、俺は思う」

 約束通り、一時間後に叩き起こされ、皆を集めて報告会となった。
 そこで、オゼロの所持する秘匿権。これの有償開示を確約できたことを告げたら、皆はまず固まった。
 そして次の瞬間大混乱!

「えっ、嘘っ⁉︎ だって今まで全く譲歩の余地もなかった、あの木炭、あの金の卵だろ⁉︎」
「なんなのこの人、ほんとなんなの人誑しすぎじゃないの⁉︎」

 受け止められない情報に溺れかける者たち。

「そのようなことが私の生きているうちに起こるだなんて……」
「??? どういうことですか?」

 呆然としたり、そもそも理解が及んでない者たち。

「これ、そういう話でしたか⁉︎
 協定……オゼロ公爵家と⁉︎」
「えええぇぇぇぇ、ちょっと待ってください⁉︎ え……えええええぇぇぇぇ?」

 想定外に頭がついてこない者たち。

 ごく少人数で王都に出向いて来てて良かったなと思う。
 倍の人数だったら、叫び声とか唸り声とかが、外にまで響いていたかもしれない。

「有難いことに、とても円満に、協力関係を築けた。
 明日、陛下立ち会いのもとで印を交わす。それで正式受理されることとなる。
 とはいえ、まずは検証期間だ。
 オゼロの信頼する領地持ちの中から、木炭製造を担える家を選定し、試運転。
 この有償開示は、オゼロの承認形式とするから、どこの誰でも木炭が作れるということにはならない。
 正式有償開示後も、オゼロに申請し、審査を受け、承認が取れた場合のみの許可となっていくだろう」
「……いや、それでもすげぇよ?」
「オゼロが作り方を他に伝えちまうんだろ? マジでか?」
「なんか聞き間違いとかじゃなくて?」

 信じられない! が、延々と繰り返されるから、暫くは待っていたものの、早々に諦めた。
 計画が進めば理解も及ぶだろう……うん。とにかく、まずは話を進めよう。

「まぁとにかく! 今は、有償開示されるのだということだけ、知っていれば良い。
 問題はその次。
 この有償開示で、暫く性能のあまり奮わない木炭なんかが量産されることになると思う。
 炭焼きの手法を会得するまでは、当然合格に至らない炭。失敗した炭が多く出るだろう。
 そこで我々は、その炭を安価に買い取ろうと思っている。
 それを使って、とあるものを作りたいんだ」

 その言葉に一堂が今度は呆れ顔になった。

「……もう次⁉︎」
「感慨にふける暇も無しですか……」
「え? なんでそんな、当たり前のことみたいに次って言うの? 今凄い瞬間に翻弄されている精神状態でいさせてほしいんだけど?」

 いやまず、聞きなさいってば……。

「時間があまり無いからだよ。
 どれだけ急いだ所で、他領で炭が焼かれるのは今年せいぜい一、二回だろう。
 当然そんなのじゃ、絶対量が足りないし、何より時間がもっと足りないんだ。
 それも買い取るけれど、それ意外にも材料を掻き集めなきゃならない」

 そうして冒頭の話となったわけだ。

「プローホルの下町に配る品ですか……相当数が必要ですよ。なにせ越冬中に使うのでしょう?
 一日ひとつ消費すると考えても、幾つ必要になるやら……」
「数はともかく金額も相当かかるんじゃないの? え、それ無償提供?」

 やっと真剣に聞く気になった皆の反応は、あまり芳しくなかった。
 それはそうだな。他領の、しかも流民に対して施しをする。そのためにどれほどの資金が必要になるか分からないのだ。
 流民でなくとも、冬の生活は皆が大変で、薪や食料の備蓄を切り詰めて使う。他を助けている余力などありはしない。そう思うのが当然だろう。
 けれど……サヤの願いでもあるこれを、俺はなんとか形にしたかった。
 彼女から沢山をもらっている俺たちだから、彼女の数少ない願いくらい、なんとかしてやりたい……。

「勿論、俺たちだけで全部賄うなんて言わないよ。
 アギー公爵様にも掛け合うつもりだしね。
 冬や春、あそこで起こる大火災は、実際大きな問題だ。木材なんかの高騰はセイバーンでも起こるし……。
 炭団ならば、あの掘立小屋の中で火を起こすよりも安全に、調理ができるし暖を取れる。
 それに、これから流民は、セイバーンにもやって来るようになると思う。
 俺たちが流民の受け入れを始めていることは、もう彼方に伝わっているし、はじめのうちは怪しさから遠巻きにしていた連中も、安全だと理解すれば変わってくる。
 だから決して、他人事ではないんだ」

 どうせ関わることになる。ならば、接点を持つのが早いか遅いか、その差でしかない。

「これから、木炭の生産量は段階を追って増えることになるだろう。
 けれど、国民全てがこの木炭を使用する生活となるほどの量が賄えるかは未知数だ。金額的にはまだまだ高いしな。
 どちらにしても、この炭団のようなものが必要になってくると思う。燃料を効率よく利用する手段の模索は、しておくべきだ。
 俺たちブンカケンは、そういう時代の動きの、先頭に立つべき……だろう?」

 その流れを作るためにブンカケンを作ったんだ。
 皆の生活が豊かになり、奪い合わずともよくなれば、流民や獣人を犠牲にして成り立つ社会構造だって、きっと変えていけるはず。
 そのための研究。そのための知識であるべきだ。

「また、凄いものができるってことだよな……」
「手押し式汲み上げ機も相当だと思ってたのに、今度は炭か。すげぇな……」
「とりあえずは流民に配るけど、要は検証期間ってことだろ? 分量が作れたなら、拠点村でだって使ったら良いわけだしさ」
「あっ、そうだよな!」

 そこで黙って話を聞いていたクロードが、発言を求めた。

「今の段階では報告……なのですね?
 セイバーンに戻り次第、この炭団作りに着手する。その方法を各自で模索しておくようにということなのですね?」
「そうだ」
「我々が木炭を加工して新たな品を作り出す。このことをオゼロは承諾してくださるのでしょうか?」
「製品開発には全面協力。協定でそう定めた。
 大丈夫。オゼロも依頼した品を模索をする中で、大量の規格に達しない品ふりょうざいこを抱えることになるから、それを買い取るという俺たちに、文句は言わないよ。
 それに、炭団作りが成功したら、あちらにもひとつ、炭団とは別の品を開発してもらうつもりでいる。
 それを餌にするから、大丈夫」

 そのために等級分けを提案したのだ。
 炭団に似た別の品。それを貴族の燃料として流通路を作れば、炭団とも住み分けできて、争いになんてならないだろうし。

「まぁ、俺もまだそこまで綿密な計画を立ててはいないんだ。
 なにせオゼロの金の卵だからね。有償開示とはいえ、承諾を得られるかどうか、分からなかったし」

 本当は、サヤが急に差し出してきた知識だったから、予定していなかったということなのだけど……。
 ここの全員にサヤのことを伝えているわけではないから、誤魔化しておく。分かる人は当然察しているだろうし。

「だから一応皆も、そういう流れになるのだと知っておいて欲しい。
 そして、何か良い案を思い付いたら、俺に報告して。
 俺たちは、時代の先頭に立つのだと、そのことを自覚し、誇りを持って仕事をしていがなければならないと、俺は思っている。
 だってブンカケンは、皆が笑って暮らせる品を作り、ひいてはそんな世の中を作るのが、目的なんだ。
 まだまだこんなものじゃないんだよ。もっと沢山、作らなければ」

 その皆とは、セイバーンの民だけじゃない。フェルドナレンの民。異国の民、獣人だってひっくるめての、皆なのだ。

 もっと沢山作る。その言葉に、当初のどこか浮ついた雰囲気は無くなり、皆の表情が引き締まった。
 セイバーンに戻るまでの日数で、何が思い付けるのか……。
 分かっているのだろう。初めての品を形にするだけでも大変なことなのに、時間との勝負になる。
 しかし負けることは、多くの命の終幕に直結してしまう。これは、負けられない戦いなのだ。

 騎士や、料理人、従者、女中、官……。

 本来は、自らの仕事とは関係ないこと。だけど皆、真剣に考えてくれていることが、誇らしい。

「俺の頭だけじゃ、思いつかないことでも、皆で考えれば、良い案が出てくるかもしれないからね。
 頼りにしてるよ」

 そう言い笑うと、仕方ないなぁという顔で、皆も笑ってくれた。
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