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光の影 6

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 関わり続けようと決めて、だけど今できることは少なくて……。
 マルに言われた通り、とにかく今は、出来ることを精一杯、することにした。
 いつか、機会が巡ってきた時に、ちゃんと、手を指し出せるように。

 アレクセイ殿との接点はある。
 孤児院と、カタリーナたち。
 だから、焦るな。まずは、ちゃんと、一歩ずつ。前に進むしかないんだ……。


 ◆



 翌日、午前中のうちにリヴィ様との商談も無事終わった。
 そうして今、俺たちは、セイバーンに帰還するための、準備を進めている。

「ワドへの手紙、頼んだ」
「うん」
「何も無いに越したことはないが、何かあればワドに言えよ。俺も極力、早めに帰るようにするけど……」
「慌てるなよ。今、女近衛の衣装関係は本店で進めた方が良いって、話し合ったばかりだろ」

 そう言うとギルは、視線を彷徨わせて口籠る。
 なんのかんのでリヴィ様を意識している感じで、俺としてはとても微笑ましい。
 慌ててセイバーンに戻ることはない。折角の機会なのだから、リヴィ様と思う存分触れ合ってほしいものだと思っている。

「をぃ……なんかしょうもねぇこと考えてる顔だぞ……」
「しょうもなくないよ。お仕事大変だなって、思ってただけだ」
「あのなぁ……なんもねぇからな⁉︎」
「余計なこと言っていると墓穴を掘るだけですよ」

 横合いから荷物を持って通ったハインに、しらっとそんな口を挟まれ、ギルがおいコラ待ちやがれ!    と、喧嘩を買いに行き、それを見送っているとルーシーが、アルバートさんの細かい注意事項から耳を防御しつつ戻って来て……。

「もうっ分かってるから、いいってば!」
「きちんと聞きもしないで良いとはなんだ!」
「あらあらぁ、大丈夫よアル。ルーシーはお姉ちゃんになるのだもの。
 そりゃぁ、ひとりで頑張りたい。しっかりしたいって思うものよ。察してあげなさい」

 アリスさんがそんな風にとりなして、無事に兄弟が産まれたら、喜び勇んで帰ってくるわよと笑われるアルバートさん。
 家出で飛び出した娘をまた送り出すのだから、親としては小言の十や二十では足りない心境なのだろう。
 けれど、母親に窘められて、渋々引き下がる。
 まぁつまり、ギルは暫く本店に残るのだが、ルーシーは俺たちと一緒にセイバーンへと向かうのだ。

「アルバートさん。ルーシーは俺が責任を持ってお預かりしますから」
「レイくん……君は優しいから、遠慮してしまうのではと心配になるのだけどね……。
 ルーシーがダメなことをした時は、ちゃんと、怒ってくれて、構わないのだからね⁉︎」
「はい。心得てます」

 まるっきり幼子への対応みたいになってる……。

 顔には出さないように注意しつつ、内心では笑いを堪えるのに必死だった。酷使される腹筋が痛い。

「若様。荷物の積み込みは全て終了致しました」
「ありがとう。女中頭……家族へのお土産はちゃんと買いに行けた?」
「…………そのような心配はご無用ですわ」
「そうだね。でも、忘れている人がいるかもしれないから、一時間後に出発ってことで。各自休憩。みんな身の回りをもう一度確認してって伝えておいて」
「畏まりました」

 帰りは焦らなくて良いから、ゆっくり目に進むつもりだ。本日は昼からの出発だから、どうせ泊まるのは隣街。一時間くらいは余裕がある。
 俺も適当に暇つぶししようと思い、サヤを探した。

「サヤ」
「はい。どうされましたか?」
「出発は一時間後だから、少し付き合ってもらえる?」
「どちらへ?」
「俺の部屋」

 そう。
 今回は離れを丸々借りたから使わなかったのだけど、バート商会には俺の部屋がある。
 流石にもう片付けられ、なくなっているものと思い込んでいたのに、先程アリスさんから、まだちゃんと残してあるから、必要なものがあれば持って帰るようにと言われたのだ。
 とはいえ、もう三年半使ってない部屋だし、特別必要なものは無いと思うのだけど……整理くらいはしておこうかなと。

「ここなんだ」

 久しぶりの部屋は、本棚の場所ひとつ、変わっていなかった……。

 必要最低限の家具。生活感の薄い、与えられたものがそのまま置いてあるだけの部屋。
 色調は柔らかい薄緑に統一されていて、余計なものは一切置かれていない。
 それは、持ってはいけない俺への配慮。
 失くすことを恐れる俺が、怖がらなくて済むよう、気を使ってのこと……。

 三年以上、主人の訪れていなかった部屋なのに、ちゃんと掃除がされていて、いつでも俺が来れるようにと、ずっと、ずっと、整えられていた部屋……。
 執務机の引き出しを開けると、兵棋盤。衣装棚の隅には、木剣。そして寝台の脇にある小机の引き出しには、飾り紐が沢山……。

「全部、借りているだけのつもりでいたんだけどな……。やっぱりこうして見ると、愛着がある……」

 持ってはいけない俺だから、全部、借りていた。自分にそう言い聞かせていた。
 だけどここにある全ては、俺のために用意されたものだった。
 この飾り紐なんて……貴族である俺は、どうしたって髪が長く、邪魔になるからって……。下ろしっぱなしでも構わなかったのに、行く先々で、皆が買って来て、お土産だと、渡してくれた……。

「俺は、喜ばないって、分かっていたのに……」

 ありがとうございます。
 ただ、決まり文句のようにそう言うだけで、怖がって、受け取らない……。にこりともしなかったろう俺に、何度も何度も、笑顔で手渡されたお土産。
 引き出しの中がこうしていっぱいになるくらい、何度も、何度も……。

「……これ、持って帰ろうかなぁ……」

 使えるとしたら、来年の今頃までなのだ。
 そうしたら俺は、この長い髪を切ることになるから。

「俺が使わなくなっても、サヤが使ってくれると嬉しいんだけどな。
 男用に買ったものだから、可愛い色や飾りのものは、少ないんだけど……」

 そう言い振り返ると、とんと、胸にサヤが飛び込んできて。俺を抱きしめた。

「……どうした?」
「ううん。レイが……ここでちゃんと愛されとったんやなって、分かって、凄く…………嬉しくなっただけ」

 血の繋がりなんてないのに。
 ただ学舎で、触れ合っただけの俺を、この家族は本当に、大切に、家族の一員のように、接してくれていた。

「うん……こんなにも、大切にして貰ってた……。俺は、ほんと、幸せ者だった。
 ……いや、違うな。ずっと、幸せだったんだな……」

 何も言わず、王都を去っても、こうして大切にしてもらっていたのだ。ずっと。ずっと……。
 また俺が、ここに戻って来る保証なんて、無かったのに……。

「サヤ。……セイバーンに戻ったら、色々が始まるけど……。
 ひとつ、やりたいなって、思い付いたことが、あってさ……」

 腕の中のサヤを抱きしめて、その耳元に囁くようにして告げたのは、ちょっと恥ずかしかったからだ。

「孤児院の子供たち……には…………その……お、親が必要だと、思うんだよ」

 里親を見つけてやれれば良いのだけど、こればかりは巡り合わせもあるだろう。
 だけど、みんながちゃんと、ここが我が家だと、胸を張って言える場所が必要だと思うんだ。
 孤児であることを、引け目に感じてほしくない。不幸だと思ってほしくないんだ。

「孤児院に迎える子供ら全員を、俺たちの子にしないか。
 将来結婚する時も、父親と、母親として、ちゃんと俺たちの名を出せるように……。
 養子に迎えるわけじゃないし……ほんと、気休めみたいなもので、あまり、意味はないし……その……ただの独りよがりかもなって、ちょっと、思うんだけど……。
 親なんていない……って、言わせたくないなって……。皆、ちゃんと神の祝福を得て、生まれてきたんだから。
 孤児院の子らは、皆、セイバーンの子……だからその……サヤの名を……え、えっと……」

 血の繋がりなどなくても、俺は愛を注いでもらった。幸せだって思えるくらい、大切にしてもらったんだ。
 だからそれを、返したい。そんな気持ちだったのだ。
 だけど……。
 婚姻すら、まだ済ませてもいないのに、母親として名を使わせろって………………もしかして、物凄く、失礼なのでは……。

 そのことに今更思い至ってしまった。
 思いついた時はなんかもう、これだーっ!    って、それしかなくて……っ。

「…………私の場合、サヤ・ツルギノ・セイバーン……に、なるんやろか……」

 胸に染み込む吐息の熱と、呟き。

 サヤ・ツルギノ・セイバーン……?

 言葉が突き刺さった。心臓に。

 ブワッと膨れ上がった興奮?    高揚感?    それと一緒に、背筋をゾクゾクとした、何か謂れもない衝撃が、駆け登った。目の前がキラキラしてみえる。
 何故かブルブルと震える手で、サヤの肩を押し退けて、びっくりした様子のサヤの顔を、両手で包み込んだ。

「レイ?……れっ…………⁉︎」

 いや、するだろう⁉︎    口づけ!    しないでいられるわけがないだろう⁉︎
 三年先なのは分かってる。だけど、サヤが、俺の妻になることを、受け入れてくれているんだなって、だから名前を……。ツルギノサヤと、いつも名乗るのに、サヤ・ツルギノに、セイバーンを付けてくれたのだって、そう思ったらもう!

 サヤの腰が砕けるまで口づけしたら、その後で物凄く怒られた……。
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